サウンド・オブ・フリーダムのレビュー・感想・評価
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日本ではおよそ考えられない事態を扱う映画。ぜひ。
今年349本目(合計1,441本目/今月(2024年9月度)35本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
日本では、児童誘拐、人身売買といった語は認知語彙としてはあっても、実際に起きるような事件ではまずもってなく、日本から見て隣国である韓国、台湾などでも程度の差はあってもやはり同じです。こうしたことから「これらのことは理論上の問題としてはありえても実際にはないのでは?」という感覚を持つ方も一定数いらっしゃいますが、そうではないことはこの映画の示す通りです。
この映画自体、確かに他の方が書かれているとおり、「ある程度」政治的メッセージがあるのは事実です。ただ、この手の映画を作ろうとするとどうしても趣旨上そうならざるを得ないのでしょう。逆にどちらの立場にも極端に立たずできるだけ平等に描くというようには可能でしょうが、こうした事案が現在進行形で進んでいる諸外国においてそのようなことを言っている余裕はありません。これらのことを考えると、「多少の政治的な思想の入り込み」については仕方がなかったのかな、というところです。
もちろん、この映画をみようとみまいと、日本においては児童誘拐、人身売買などない国であり「そんな国に生まれてきてよかったな」は「一瞬は」感じることはありましょうが、同時に、そういう「自由な国」である日本からどのような援助や解決策が導き出せるか、提案できるかという「次の考え方」に及ばないと、「いわゆる児童誘拐等の実態を映画という形で見て追体験する」だけになってしまいます。ただこの点は意図的に「日本はこうしてください」みたいな部分がほぼほぼなく(まったくないわけではないが、思想の押し付けは映画内ではほぼ見られない)、それは今週、「ベイビーわるきゅーれ3」や「犯罪都市4」など多数の作品群の中から本作品を選んだ方であれば、それが実行可能かどうか等は別として、「こういう考え方もあるかな」というのはぜひ考えていただければ、といったところです。
どうしても行政書士の資格持ちという立場上、人権関係の映画は多く見に行く傾向がありますが、日本ではない他国においても日本国憲法が保障する諸権利は「日本国憲法が通用しない」諸外国においても、憲法が保障する内容や有名な判例他をある程度「主張しうる」ものであり、そうしてみたとき、日本が敗戦後作った今の日本国憲法が「色々な状況に応用してみることができるものと言いうる」点に気づかされる点にも観た感想としては良かったです。
なお、採点において特段気になる点までないのでフルスコアです。
衝撃の事実‼️
少年少女の人身売買が、今の時代で更に先進国代表のアメリカであるとは、、、
あまりにも衝撃な実話に驚いて最後まで夢中で魅入ってしまいました。
反面、不適切かもしれないが一方では凄く面白かったです。。。
子供の拉致、売買なんて、絶対あり得ない。あってはいけない。絶対なくさなきゃ!もっと政治、警察連動で解決して欲しい。もっと社会NEWSに、世界NEWSで周りに意識も。これは多くの方に観て知ってもらいたい映画です。
怖くてとてもじゃないけど、こんな街なら子供1人を歩かせられない。
あと、あの警官は凄いね!彼はヒーローだよ。
命がけだったし、川を超えた先、警官も入れない地域だなんて。。。変なの。
結局は警察部隊は侵入できたけど、もっと早くに行けなかったんだろうか?
早くこの世界から拉致がなくなるよう強く願います。
世界中の皆さんへ
日本でも安心できません
アメリカに住む 女性警察官ユーチューバ^の強い勧めで、観ました。
皆が知っておく冪、とても大切な事なので、「ランボー」のように、アメリカンヒーロー映画になるような内容を、
「アクション映画にはしたくない」という、製作者たちの強い意思が 裏目に出て、起伏の少ない どっちつかずの淡々とした映画に成ってしまっています。
他の子供には、興味なく、会ったこともない ひとりの子供に ‘’のみ‘’ に執着する 動機が弱いのと、主人公の心の葛藤がうまく描かれていないのが、お粗末。
映画の題名となる‘’解放時の 悦びの表現‘’が、 どのパターンでも弱いのが残念。
ひとびと に訴えかける 最大の場面で あって、この映画の存在価値となる冪シーンだから、もっと演出に拘る冪でした。
実社会で、「子供をひとりで、街中で歩かせる」日本の異常さ を不思議がる海外の人が多いが、
現代日本は、海外からの移民や観光客が多くなるのとは、逆に
町会や祭りと言った 地域コミュニティ が劣化していく日本でも
海外と同じように 子供達の安全 を護る事が難しくなりつつあり
もっと真剣に 子供の安全を考えないといけない時代になってきてしまったと思います。
もちろん日本国内の日本人にも、他国と同じように"ヘンタイ"は一定数が存在するので、安心してはいられないが
誘拐を商売とする悪魔を撲滅するには、警察の強い信念と行動力が必要なのと、監視カメラが重要な役割をするのだと思う。
最後の"茶舞台がえし! が残念な作品だが「闇の子供たち(2008年)」は、この映画以上にせったい観るべき映画です。
カビーゼルの目
黒い闇の津波
小児性愛者=ペドファイルを対象とした誘拐組織に攫われた少女を助けるアメリカ国土安全保障省捜査官の話。
ペドファイルに近づき、囮捜査で助けた少年に頼まれてその姉を助ける為にコロンビアに潜入し巻き起こっていくストーリー。
ホンジュラスで攫われた姉弟に始まり、序盤の終わりかけのバーガーショップでもう目頭がアツい…。
いよいよ潜入捜査が始まると、胸クソ悪さを感じつつも、ヒリヒリする様な空気感ではなく少々展開はゆったりだったり呆気なかったり。。
しかしながら終盤急にドンパチではないリアルな緊迫感増し増しで、終わってみればあっという間の131分。
オープニングの監視カメラ映像だったり、劇中やエンドロール前の字幕で示される被害者の数等々、何度となく驚くと共にやり切れない気持ちになった。
ある意味強烈な映画
前から行なわれていたのに光が当てられて来なかった児童人身売買がテーマ
信念
映画の中で描かれていることは本当に恐ろしい現実のごく一部なのであろう。非常に闇が深い。
幸せに暮らしていた家族がある日忽然といなくなる。ニュースやフィクションの世界やと思っていたことが、現実に起きている。オープニングで実際の連れ去り映像が出てくるが、いとも簡単に物のように連れ去ってしまう。連れ去られた子どもたちがその先どうなるのか考えたくもないが、我々大人は現実を知る義務があると思う。どの国でも起きることなんやろうなと。この映画はそんな連れ去り被害にあった子どもを救うために闘う人たちの話。
この映画で救われた子どもたちは本当に一部の人たち。120人という人数は実績としては素晴らしいんやろうけど、トカゲの尻尾きりで人身売買に関与する人たちがいなくならない限り被害者の数は増え続ける。救われた子どもはその後のケアもきちんとしないといけない。救われたその後と、映画の中では描かれていない現実に救えていない子どもたちのことを考えてしまった。
子どもたちの家に帰りたいと泣き叫ぶ姿が頭から離れない。物語は多少脚色している部分もあるんやろうけど、スタッフや出演者たちの現状を変えたいという信念が伝わってきた。
エンドロール中に、QRを読み込んでねというのも斬新。ジムカヴィーゼルがこの映画に対する思いを熱く語っていたが、私も観終わった後にこの映画を多くの人に観てもらうために感想を伝えたいと思った。現代のアンクル・トムの小屋になってほしい。映画を観ることで少しでも貢献できたらいいな。
助けることができるか
この映画の悪者はあからさまなオタクだったり 酔っ払いのおっさんだったり 反政府組織のボスだったりマフィアだったり。
いかにもわかりやすい悪人、そんな感じだけど
実は違うだろ て思う
真実は一見優しそうな、 普通の人間だったり教師だったり弁護士だったり支配者層の政治家だったり、位の高い人間だったり、そういった人間が顧客の場合が多いんじゃないか
それに助け出されたところで親が売り飛ばしてる可能性もある
だから帰るところがなく施設送りでまた同じような表向き慈善事業の団体が仲介して繰り返しになることだって大いにあるはずだ
この映画のように性的搾取だけならまだいい(全く良くはないが)
奴隷にされた挙句殺されて臓器売買をするドナーになることの方がよっぽど恐ろしいと思う まあさすがにそこまでのことを映画でやってたらただのホラーだけどね
数年間上映出来なかったのはよっぽど闇が深いんだなと思う
最近は日本でも昔と違って金持ちだけではなしに貧しい外国人増えてきたし様々な事件も起こるようになってきたので感覚を一つ上の警戒レベルにした方がいい
映画のように数人のイカれた悪人が行ってるわけじゃないんだろうなと思うね
もっと大きい組織
実は犯罪の予防のために子供に見せた方がいいような映画だな。
うまい話と大人には気をつけろと。
85点ぐらい。観て下さい。
児童誘拐、人身売買、性的虐待、などの犠牲となった子供を救おうとする、アメリカの元政府職員ティム・バラードを描いた事実に基づく話。
最初から最後まで緊張感が続き、基本ずっとハラハラできます。
演技も良かったし、音楽も良かったし、面白かった♪
冒頭でテロップが出ますが、エンドロールの間にスペシャルメッセージがあります。
撮影されてから公開するまで様々な理由で5年かかったそうです。
ただの映画鑑賞で終わらしたくない制作陣、その心意気カッコイイ。
ぜひスペシャルメッセージも観て下さい。
調べたら、トランプ大統領が過去に主演のジム・カヴィーゼルやジム・カヴィーゼルが演じたティム・バラード本人と、この映画の上映会を行ったらしい。
そして、残念ながら、バイデン政権に変わってから、この映画で描かれている、児童誘拐、人身売買、性的虐待、が増加しているとの事です。
みんな観て!
映画の話をしよう
アメリカの連邦政府機関で児童を対象にした性犯罪を摘発していた捜査官が、児童誘拐と売買のネットワークの存在を知り子供の救出に乗り出す物語。
良心に従いキャリアと身の安全を捨て規格外の捜査を展開する主人公の奮闘と、いかに深刻な犯罪であっても様々な国を経由するうちに正規の手段では捜査の手が届かなくなってしまう国際犯罪の恐ろしさを描いている。
…のだが、どうも日本公開が決まった時から海外ニュースを扱うサイトでの本作の触れ方に違和感があった。
話題を追っていくと、あちらでは児童買春スキャンダルが政治派閥を攻撃する定番材料の一つになっているらしい。また本作はもともと本国では2019年に公開予定で、2015年から2018年に脚本から撮影まで済んでいたものの映画会社の買収に伴い公開が見送られ、2023年夏に別のスタジオから公開された。そのペンディング期間に主人公のモデルとなった人物の現在の活動や政治的スタンスへの批判があったり、本国でのプロモーションの際に児童の人身売買と都市伝説的な話題が結び付けられたりした結果、映画本編以外へ話題が集まってしまったようだ。
だが本編には都市伝説や政治派閥などの話題は無く、プロットは昔ながらのワンマンアーミー系アクションヒーローのテンプレだ。むしろ「国境と権限の隙間のせいで正攻法が通じない」という逆境の大きさを表現するためにドンパチや荒唐無稽なシチュエーションを採用したようにも見えた。
日本での封切前時点で本作に難を示すコメントの中には、「実話に基づいた…」的な宣伝文句が拡大解釈されていたり、「作り手が信用できないから」というスタンスで語られているものも見受けられる。ペンディング期間中の様々な時事関係を考慮すると、撮影後すぐに公開されていたらここまで盤外の話題に熱が入らなかったのではないだろうか。
対岸を叩く形のプロパガンダやナショナリズム的なニュアンスがあっても映画としての面白さがそれを凌駕し、国境を超えて人口に膾炙する作品がある中、本作のように誤解を含んだ話題が先行して主題を伝える機会を失ってしまう作品があるのは残念だ。
エンドロールで語り手の力を訴えているのだが、語り手が信用されないばかりに作品の本来の主題に目が向けられなくなってしまったのは何とも皮肉である。そもそもいくら語り手の信頼性を否定しようとも、世界で児童の行方不明事件や誘拐が発生し、人身売買や性加害が行われている事実が無くなりはしない。
そういう意味では盤外での取り上げられ方も、本編も、自分の暮らしに警鐘を鳴らしてくれる作品だった。
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