サウンド・オブ・フリーダムのレビュー・感想・評価
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イカれた世界ですよ
児童人身売買の闇に切り込む実在する捜査官ティム・バラードの実話を基にした作品。
被害者の数や逮捕できた人数、助けられた子供の数を見るとこれが現実かと思い知らされます。
被害に遭った人達は助かった後も傷を抱えて生きていく試練なわけで、やはり目指すは犯罪撲滅なんですよね。
捜査に携わる人の精神力も限界はとっくに超えているだろうとは思うんですが…
闇犯罪については、丸山ゴンザレスからしか情報を得てこなかったけれど…この映画を通して知ることができて良かったです。
重々しい雰囲気が続くと思いきや、陽気なラテンの音楽もあり、展開もスリリングなので終始没入です。そして最後のメッセージがとても力強い。
観る価値がある作品だと思います。
まずは友人にも本作薦めてみました。
何でもマーケットにするアメリカ
たくさんの人に観てほしい作品
誘拐され奴隷となった子供達を救う捜査官の実話ベース作品、とても重い内容でした
子供が誘拐されるシーンの冒頭から心が苦しく、観ているのが度々しんどくなりました
ジム・カヴィーゼル演じる主人公ティムの辛さがとても伝わってきて、今作でのジム・カヴィーゼルはとっても良かったです
犯罪シーンを見ないといけない捜査官
それで壊れる心
その壊れた心を元に戻すのは犯罪者を逮捕した時
心に深く残りました
ストーリーは映画としてもハラハラドキドキで良作と思いましたが、これは実話ベース
映画としてじゃなく、ティムという人物に感動でしかなかったです
何回も涙ポロポロでした
こういう犯罪が世界中で起きている事実を知る事がそれをなくすための一歩、というエンドロール中のジム・カヴィーゼルからのメッセージ
より多くの人に観てもらえるようにチケットを無償提供してくれている製作会社
本当にたくさんの人に観てもらって知ってもらいたいという本気が伝わります
奴隷が合法だった時よりも、今の方が奴隷となっている人が多い世界という事に衝撃でした
ティムが救ったのは氷山の一角でしょうけど、この作品をきっかけに、子供たちが安心して生活できる世界になるよう少しずつでも変わっていってほしいと思います
怒りと悲しみと
5年に渡るお蔵入りをへて‥
2023年全米映画興行収入トップ10にランクインを果たした小児売買の闇を描いた力作!
映画の日、見たい映画が何本か公開されているが評価が高いのでこれに決める。
製作総指揮にメル・ギブソンも名を連ねている。
主演ジム・カヴィーゼル、監督アレハンドロ・モンテベルデ。
実話をベースにした映画で子供の人身売買を捜査する話なのだが、リアリティがあり緊迫感が漂い、このような悲劇が世界で起きているという事実にショックを受けた。
この映画のおかげで、世界で多くの子供がさらわれ、人身売買を通じて小児性愛者の犠牲になっていることを知ることができた。
国をまたいだ犯罪であり、捜査も一筋縄ではいかず、この映画の主人公ティム捜査官のように仕事を辞する覚悟、命を賭ける覚悟がないと解決できなかっただろう。
この映画はおそらく氷山の一角だと思うが、小児性愛者によって多くの子供たちの未来が奪われている事実をできるだけ多くの人に知ってもらいたいという映画の熱量、そしてエンドクレジットでのジム・カヴィーゼルの熱いメッセージが心に響きました。映画の途中何度か涙しました。
映画の公開にこぎつけるまでにもいろいろ苦労もあったようですが、小児売買の闇を堂々と真正面から描き切った力作に間違いありません。
傷つきながらも希望を捨てなかった幼い姉弟こそが本当のヒーローだというジム・カヴィーゼルの熱弁にも胸熱になりました。
本当に見てよかったです。
おススメです。
鑑賞者からQRコード貰って下さい
キャンペーンとしてではなく、1本の映画として楽しみたい
児童を性的な欲求を処理するための商品として売買することなど、絶対に許されないし、撲滅しなければならない犯罪であるということは確かである。
それは十分に理解できるのだが、それにしても、主人公ののめり込み方は、とても尋常とは思えない。
もちろん、それが、正義のためであることは間違いないし、主人公が、被害者たちと同じ年頃の娘や息子を持つ父親であるということも大きな理由であるに違いない。
その一方で、自国民でもない子供を救出するために単身で外国に乗り込み、職を辞してまで囮捜査を敢行し、挙句の果てに、反政府組織が支配する無法地帯にまで潜入するなど、「行動力がある」というよりも、「常軌を逸している」とさえ思えてしまう。
ここは、主人公自身が言っているように、「壊れた心を治すため」ということが大きいのだろうし、それだけ、被害者たちを救うことができなかったという罪悪感が、これまで鬱積していたということなのだろう。
ただ、かつてキリストを演じたこともあるジム・カヴィーゼルが涙をためて苦悩する場面が何度も映し出されたり、協力者が自殺しようとして神のお告げを聞いたと告白したり、「神の子供」という表現が頻繁に出てきたりするのを見るにつけ、どこか宗教的な雰囲気が感じられることも否めない。
別に、それは悪いことではないのだが、主人公が、時々、「信念の人」というよりも、カルトの「狂信者」のように見えてしまったのは残念だった。
主人公が、1人の少女を救出することに固執する姿にも、「どうしてそこまで?」と思ってしまうし、反政府組織のキャンプには、誘拐されてきたと思われる子供が他にも大勢いたのに、あの子達は助け出さなくて良かったのかということも気になった。
エンドクレジットで映し出されるメッセージにしても、「この映画を、人身売買反対の社会運動の起爆剤にしよう」という呼びかけには賛同できるものの、せっかく良く出来た映画だったのに、スクリーンの外で余計な解説を聞かされているような感じがして、少し複雑な気分になってしまった。
実在する捜査員に拍手と敬意
変態さんには気の毒だが… もうみんな見なきゃ…
光の裏に潜む闇
日本では小規模公開映画だけど、アメリカでは興行収入1位を獲得した話題作ということで鑑賞。どんな話か全く知らなかったが、これはすごかった、、、。軽い気持ちで見ていい映画では無い。とにかく悲惨で、残酷で、同じ人間の所業とは思えない、嘘のような本当の話。エンドロール中には異例とも言える形で、主演を務めたジム・カビーゼル自身がこの作品に掛けた思い、そして苦しむ人々を1人でも多く無くそうと強く呼びかける形でメッセージ動画を掲載していた。
制作から5年の年月を経て、ようやく全米で公開されたという本作。少しでも多くの人に見てもらうため、自分が出来ることはちっぽけではあるが、本レビューにてこの映画の背景を少し解説していきたいと思う。
まず、なぜ公開までにこれほどの年月が経ってしまったのか?その背景にはこんなことが起こっていた。本作が撮影されたのは今から6年前の2018年。そして、公開はその翌年である2019年を予定していた。しかし、配給契約を結んでいた21世紀FOXを、2019年にウォルト・ディズニー・カンパニーが買収。FOXの映画のライセンスをディズニーが取得したことにより、映画制作や公開の有無等の権限は全てディズニーに移行された。そして、なんとこの会社は真っ先に話題作であった本作の公開を見送ったのだ。
主演のジム・カビーゼルがQアノン(アメリカの極右が提唱する陰謀論のことを指す)であると、メディアは放送し、本作に対する注目度はいい意味でも悪い意味でも高かった。しかし、こんな疑問が浮かぶ。なぜ、ディズニーはこの映画の公開を阻止したのか?本作は人身売買された子ども達を救出する話。子ども達を楽しめるための映画やアトラクションを作ってきたはずのディズニーが、どうしてこの映画を葬ったのか?
勘のいい方は気付いただろう。小児愛者による人身売買の撲滅を掲げ、アメリカでそれらの法案を決議させるきっかけを作ったティム・バラード氏の実話をもとに描いた本作。そんな作品をあのディズニーがFOXの買収と同時にこの世から抹消しようとした。つまり、彼らにとってこの映画は、自分たちにとってすごく都合の悪いものだったのだ。ここでは明確な言及は避けるが、これを聞いて疑問を抱いたり、関心を持った人は是非とも調べて頂きたい。
ディズニーの人気は格段に落ちてきている。LGBTを推進した近年の映像作品の制作から不信感を抱く人々が続出し、フロリダのディズニーランドでは動員が減少しているという。子ども達を愛し、守ることがディズニーの役目ではなかったのか?元より、ディズニーはそんな心持ちは無かったのか?この映画が公開されたことは奇跡に近しく、公開の裏にはこのような真実が隠されていた。【引用: 児童人身売買を描いた映画『サウンド・オブ・フリーダム』を、ディズニーが阻止した方法】
先日の東京都知事選のように、日本でもメディアが取り上げる情報に明らかな格差が生じている。テレビや新聞はネットの普及により、かなり厳しい状況にあるのはご存知のことと思うが、そうなればスポンサーになっている企業や政界幹部に媚びるような番組作りしか制作できず、正しい情報はもみ消され、彼らにとって都合のいいことしか報道されない。何も全てが間違っているとは言わないが、情報は自分自身でしっかりと見極めなければならない。光の裏には闇がある。映画とは少し関係のない話になってしまったが、情報リテラシーというのは、今を生きる人々にとって、最も重要な力だと思う。
本作は小児愛者による性加害、人身売買のごく一部の話であり、アメリカを始めとした世界中の国々では今もたくさんの子どもたちが苦しい思いをしている。それは海外のことだろう?日本には関係ないよ。と、思ってはならない。
実際、日本でもジャニーズ事務所の元代表であり絶対的権力者・ジャニー喜多川による性加害が摘発され、事実上の倒産に追い込まれた。しかもそれは、アメリカの放送局・BBCが取り上げたドキュメンタリーによって自体が発覚され、衝撃の真実が顕になった。何も他人事では無い。自分の子どもがそのような事態に陥っても、なんら不思議では無い世の中なのだ。だからこそ、この映画を多くの人に広めて頂きたい。
鑑賞するのに勇気が出ない方のために、一応言っておく。本作はこういったテーマを扱いながら、性加害等の直接的な表現は避けられており、ある程度見やすいように作られている。実話と言いながらも映画であることは忘れず、軽快な音楽をバックに子どもを救う人たちの様子が描かれているため、ちゃんと一映像作品として面白みのあるものに仕上がっている。役者の演技も素晴らしい。子どもたちだって他の映画とは段違いの迫力だ。
長くなったが、いま世界はどう変わっているのか、何を変えなければならないのか、それをすごく感じさせる、ものすごいメッセージをもった作品だった。直視したくないが、これが現実。たまらなく怖かった。鑑賞後、たくさんの文献を漁り、知らなかった真実をたくさん知った。そのうえでもう一度見たい。ドナルド・トランプ元大統領もこの映画の偉業を称えている。ぜひ、機会があれば見てください。あなたの心に必ず、変化が現れるはずだから。
これは本来スコアレス……かな
【スコアレス判定】
世界では巨大かつ急速拡大してるマーケット『誘拐ビジネス』。日本では“誘拐=身代金の要求”のイメージが強過ぎてこの映画を観てもなかなか身近に感じられることはないのかも。でも世界中では(困ったことに)当たり前に起きてること。日本人も知らぬ存ぜぬてはなく知っておくべきこと。
映画は救出のお話でハッピーエンドだけど、実際には悲しいお話もたくさんあるはず。理不尽な誘拐というか人身の強奪…とでも言えばいいのかな。対象となってるのは子どもだけではない。オトナだってあんな目にあったらめちゃ怖いと思うのに、何もわからない子供を、と思うと苦し過ぎてやばい。映画を見ている最中から酸欠による頭痛と、胃の辺りがキリキリ痛んできた。
こんな世の中では怖くて子供を生んでも安心して育てることなんて出来ないよ……
日本では初の試みらしい『ペイ・イット・フォワード』プロモーションを利用して映画自体は“0円ムビチケ”で観賞。
観た人が他にも一人でも多くの人に見てもらうために、あとから寄付するシステム。金銭的な理由で映画が観られない、ということを避けたいと考える制作側の意図。
はい。もちろん観たあとでわたしも微力ながら寄付しました✨
こういった善意の輪がもっともっと広がる世の中になるといいな❤ ❤ ❤
(ただの0円キャンペーンだと勘違いして普段あまり映画館に来ないのであろうマナーになってない方々がシアター内に多く散見されたのが非常に残念…)
道端とかでさらうのかと思ったら、 こんなふうな誘い出し方もあるんで...
道端とかでさらうのかと思ったら、
こんなふうな誘い出し方もあるんですね
送迎する親御さんが気の毒すぎる
思ったより淡々と進んでいった
かつ思ったよりスムーズに流れるんだけど、
静かに怖い
引き離される親子が、監禁される子供が、
昨日よりは今日の方が、今日よりは明日の方が、
たとえひとりずつでも、少なくなっていくことを願う
誰しも子供だったはずなのに……
冒頭部分から衝撃の連続でした。なんというか派手な映像はないのですが心にグサグサと鋭利な刃物が突き立てられるような息苦しさみたいな。
登場する大人全員に子供時代はあった事実は間違いなくて、裕福だったり貧困だったり。或いは平和な国に生れ落ちたか紛争地域で生きてきたか。そんな出自の違いはあっても大半の人は親の愛に包まれながら育ってきただろうに、何故自分が通過してき「子供」に惨いことをするのだろう。
勿論、法の存在が無ければビジネスツールとしては成立する分野ではあるかもしれないけれど、悲しくってしょうがなかったし、作品の舞台となったコロンビア・ホンジュラスなどに限らず子供がターゲットにされていることが恐ろしい。
性的な目的はその中の一握りに過ぎないのかもしれないけれど、子供は自分を満足させるための道具じゃなくって、その子らの成長を目を細めながら一緒に喜ぶ存在だよね。
きょうだいをさらわれた父親の「子供がいないベッドを……」に涙を誘われると共に、どこまでが実話かわからないけれど、他人の子のためにあれほどの行動がとれる捜査官ティムと協力者バンビロに拍手を送りたい。
それほど広告されていないのにほぼ満席に近く、終わりのメッセージのようにこれからも広がりを期待したい作品だった。
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