言えない秘密のレビュー・感想・評価
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私的感じた、この映画を優れた作品にしている点とは
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
この作品は、ピアノの海外留学から日本の音楽大学に編入した主人公・樋口湊人(京本大我さん)と、大学内で内藤雪乃(古川琴音さん)とが出会う作品です。
私的に優れていると思ったのは、前半の主人公・樋口湊人と内藤雪乃の、それぞれの裏側背景を知らないままでも、2人のシンクロした部分が、ピアノの連弾演奏などと共にきらめいていた所だと思われました。
ともすれば気恥ずかしくなりかねない2人のシンクロした時間は、京本大我さん古川琴音さん2人の清麗でリズミカルに共鳴した演技によって、リアリティ説得力ある場面として表現されていたと思われます。
これだけで優れた作品になっていると思われたのですが、後半でこの作品の「秘密」つまり内藤雪乃の背景が明らかになっても、作品の根幹は保たれていた所に素晴らしさがあると思われました。
このような後半で真相が明らかになる作品の多くは、前後の整合性が取れていなかったり、どちらかに重きを置いてしまって前後のどちらかで良さが失われてしまいがちだと思われます。
しかしこの映画『言えない秘密』は、前半後半で、シンクロのきらめき、その説得力納得感ある背景構造、それぞれの良さが際立つ秀作になっていたと思われます。
私的に振り返っても、前半に違和感を感じないまま観れた上で、後半の説明でも前半の世界が整合したまま後半の深い感情を表現している作品だったと思われています。
惜しむらくは、設定が(作品の良し悪しは別に)やや既視感があるのと、海外の優れた作品のリメイクであるのと、ラストが少しだけ余韻が長いかなと思われ、個人的には今回の点数となりました。
しかし、そんな意地悪な見方をしなければ、十分、素晴らしい作品として他の人達の高い評価も納得の出来だったと思われます。
主人公の父親役の尾美としのりさんの演技も含めて、どこか大林宣彦 監督の初期の作品を思わせる素敵な作品で、個人的にも僭越ながら面白く観ました。
なぜそんな哀しい設定にする必要が?
リメイク元の作品は観ていません
古川琴音さんと横田真悠さん見たさに
作品としては満足していますし
この作品のターゲット層の方の高評価も分かります
(超簡潔あらすじ)⇦事実誤認ご容赦を
・2023年を生きる湊人はピアノ留学で傷つき帰国し音大に復学
・ひかりは湊人が好き
・2002年を生きる同じ音大生雪乃は喘息で入院し退院するが将来に不安
・2002年古い校舎で秘密のピアノの楽譜を見つけた雪乃はその曲を弾いて2023年に「時間旅行」(楽曲は原田真二じゃないけど🙇♂️)
・雪乃は最初に目が合った人(ほぼ毎回湊人1回だけひかり)にしか見えない
・雪乃は2023年の自宅を訪ねて自分が2003年3月9日に死んだことを知る
・2人は仲良くなるが哀しい恋、そのことを湊人は知らない
・雪乃は自分が死ぬ日に湊人のピアノ演奏が聴きたくて最後の時間旅行、雪乃が帰ったあとに雪乃の母と話をして真相を知る
・雪乃の母も湊人と話をして21年前の雪乃の話(手帳には時間旅行が記載)が真実だと知る
・雪乃は最後の時間旅行から帰った2003年の校舎のピアノの側で亡くなった
・湊人は雪乃を追いかけて時間旅行、倒れた雪乃に会うが、気がつけば2024年の校舎に戻っていた
(個人的な疑問というか不満🙇♂️)⇦ご容赦を
・時間旅行の目的が分からないというか彼女がなぜ選ばれた?のか?
・結果的に未来に彼氏(愛する人)を見つけたけど、自分が死ぬことを死ぬ日を含めて知る
・時間旅行で体が衰弱したこともあきらか
・最後の日だから会いに行ったのか、会いに行ったから死んでしまったのか
以上の設定を冷静に考えてみると、これは何とかならなかったのかと思わずにはいられないのです
まあ深く考えずに楽しめばいいのです🙇♂️
懐かしいテイスト
「抒情的で泣ける」「大我くんが切なくて泣いた」んじゃなくて、おじさんは「テイストが懐かしすぎて泣けた」でした。
すごく昭和ジュブナイル・アイドル映画の香りがして、原田知世の『時をかける少女』を思い出していました。
そこに私が苦手とする、平成中期以降流行の「死ぬ直前まで元気に恋をする不治の病」テイストをふりかけて出来上がり、って感じなので、これが鼻について面白いとは思えなくなってしまった。
主演の2人が悪くなかったし、元の台湾映画の素材がよかっただけに、監督脚本演出が邦画定番の手法に落とし込んだのが陳腐に感じてしまいました。
原案・リメイク元の台湾版が、自分には面白かったため、比較しちゃったのもマイナスに働いたのかも。
私にこれだけ拒否反応出るってことは、『あの花が咲く丘〜』同様に若者受けしてヒットする可能性は高く、自分のようなおっさんはターゲットユーザーじゃないんだな、としみじみしました。
ピアノの調べと物語がジャストフィット
2007年に台湾で制作された「不能説的・秘密(邦題は「言えない秘密」)をリメイクした作品でしたが、古川琴音の良さが全面的に出ていて満足しました。
音大に通う湊人(京本大我)は、ピアノの留学先で挫折して予定より早く帰国。そんな傷心の湊人は、古川琴音演ずる雪乃に出会う。そして互いに惹かれ合う2人。何処か”秘密”めいたところがある雪乃の魅力に、ピアノを諦めかけた湊人の心も持ち直して行く流れが、観ている方にも染み渡って来て、私も雪乃の魅力にどんどん魅了されて行きました。でもどこか謎めいた彼女の”秘密”は、彼女が引いていたピアノ曲”秘密”にあったという展開もグッド👍
最終的にはその”秘密”がタイムリープだったことが分かり、下手をするとお話全体が台無しになりかねない荒業というか禁じ手と言えなくもない展開になる訳ですが、全く色褪せることなく美しいエンディングを迎えられたのは、話の筋立てがとてもしっかりしていたこと、そして主演のお二人が非常に良い演技をされていたことなんだろうと感じたところでした。
また、”Secret"という題名のオリジナルのピアノ曲をはじめ、劇中で使われたピアノ曲の柔らかい調べがとても心に染みました。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
2度目も感動!
1度目は映画館の音量があまりにも大きくて、ドアの開け閉めや階段を上る足音やダンスのシーンの音は耳を塞いでしまいましたが、とにかく音楽が素晴らしくて!ピアノの音が素晴らしくて!SixTONESさんの曲が素晴らしくて!もう一度観たいと思い、映画館を変えて新宿ピカデリーに行きました!ここでも又、音楽がとても素晴らしくて!ピアノが本当に素晴らしくて!京本大我君の吐息もグッときました!喫茶店でのラテン調の曲も心地良くて、もし「カフェ・ポロネーズ」があったら絶対に行きたい〰と思いました!喫茶店での二人の連弾も可愛いいし美しいし見ていて楽しくなっちゃいました!海でアイス食べてる姿も可愛いくて!2度目はパンフレットを読んでから観ましたが、最初から最後まで癒やされて、ピアノの音と音楽にうっとりしました。2回観ても感動しました!
ノスタルジックな映像
若い世代向けかなと思いましたが、ノスタルジックな映像、主人公の二人も自然で爽やかで大人世代でも抵抗なく見られました。
途中から予想外の展開で二人の気持ちを思うと切なくて涙が止まらなくなりました!
ピアノが二人を繋いでいる。
エンディングの曲も主人公の心情を歌っていてさらに涙が…
とってもいい映画でした!
今日で終わってしまうのがとても残念です。
パンフレットを購入したのでゆっくり目を通して振り返りたいです。
「不適切」なピアノだとは
阿部サダヲも河合優実も出てきません🤣
クドカン絡みで言えば、皆川猿時が居ます。
クドカンは絡んでないです。
先生役は、皆川氏より松尾スズキの方が適役かと・・・
いやそもそもコメディでもない❗️
でも「不適切」なピアノでした😜
古川琴音ってちょっと古臭い顔だから選ばれたのかな❓と、後から思うと合点がいく所は多々ある。
ただ、伏線回収シーンが長過ぎる。
同じシーンが流れる訳だから、役者が楽してる様にさえ思える。観てる方は損した気にもなる。
それと、その過去シーンに入る時、古川の表情も相まってホラーになるのかと思った😱
あとは、現代にしてはプラトニック過ぎるかな😳
モジモジし過ぎ。
題材としては粗いが、演者は良かった。
横田真悠は頑張ったね👍
西田尚美は偏屈し過ぎ。
誰かがピアノを弾いているのを見て聞いて初めて泣いた 音楽で心が動い...
誰かがピアノを弾いているのを見て聞いて初めて泣いた
音楽で心が動いた
こういう映画を見ると明るい未来を期待してしまうから
劇場を出た後いつもの道が映画のワンシーンに感じるところが映画の好きなところ
こんなに泣いたの久しぶり
言えない秘密
ピアノの練習、大変だったって言ってたけど全部弾いてるの??
だとしたら凄すぎる!
琴音ちゃんも、きょもも凄い良かった!
ホロ泣きで終われるかと思ったけどSixTONESの主題歌で号泣した。
見てない人絶対見たほうがいい!!
久々に邦画で、めちゃ良い作品でした!!
もっと広まっていい作品
個人的な感想はもっと広まってもいい作品だと感じた。
二人の繊細な演技に私は惹かれたし音楽に一生懸命になってサボり方もわからない二人が青春していく姿がすごく微笑ましかった。
映画の中でも確かに涙腺弱まる瞬間はあった。それでも泣かなかった。
それはファンタジー要素も含まれていたし結末はもしかしたらファンタジーな奇跡が起こるのか?というソワソワ気持ちもあったから。
だけど最後エンドロールで主題歌が流れたときに、
いい意味でここで終わってしまうのか、どうにもならない現実なのかと思ったことと歌のフレーズが「ここに帰ってきて」と何度も繰り返されることで私自身もヒロインのことを願ってしまい、涙が溢れていました。
2週目に見たのにあまりにも早い上映規模の減り方をしていたので、
もっと広まっていい作品なのにな、私はとても好きだなと思ったのが感想です。
京本さんは音楽番組でサングラスかけてる美形の人というイメージでしたが、
とても好青年な姿と横顔が吸い込まれそうなくらい印象的でしたし
古川さんはどの瞬間を切り取っても脳裏に残るような、この人ともっと一緒にいたいと思わせるよう素敵な女性を演じきっていたと思います。
ある音大の旧い校舎を舞台に、音楽室で出会ってしまった二人の男女が恋に落ちるお話です。落ちた先に迎える結末が、美しく切ないです。
予告編を観て ” ミステリーっぽい " 作品のように思えて鑑賞の
予定をしていなかったのですが、久しぶりの古川琴音さんを目
当てに鑑賞してきました。(2年前に観た「今夜、世界からこの
恋が消えても」での演技は圧倒的でした ・_・)
で。
予告編の内容が、本編の内容を正しく伝えていない気がします。
” ある日突然、彼女が居なくなった ”
このコピーでミステリー要素があるのか とミスリードされたの
ですが、ミステリーと言うよりもファンタジックな雰囲気の漂う
男女二人の純愛作品 と言えるかなと思いました。
お話の内容は、言えないのでヒミツです。∠☆
うーん。 レビューが終わってしまう …
ので、当たり障りの無い所だけご紹介。 ・_・
・樋口湊人(京本大我)。音大生。イギリス留学から帰国。
・内藤雪乃(古川琴音)。音大の庭や教室で時折見かける。
・浅野ひかり(横田真悠)。湊人の幼なじみで、好意アリ。
・樋口透(尾美としのり)。湊人の父。珈琲店を経営。
他にも、湊人とひかりの幼なじみ(兼にぎやかし担当)とか
登場しますが、ストーリー上の重要性は低め。・_・;; カモ
年季の入った校舎の中から、聞こえてくるピアノの音。
留学が上手く行かずに傷心の帰国。
気持ちの整理がなかなかつかずにいる湊人が校舎の下を通ると
気になるピアノ曲の演奏が始まった。
思わず校舎へと入り、演奏しているであろう階・教室を探す。
と、音楽室に一人の女性。彼女も音大生のようだ。
誰だろう。
次の授業。教室に入ってくる彼女の姿を見かけた。
授業が終わり、すぐにその女性を追いかける。
女性の方も、湊人を意識しているかのようだ。
ある日、古い校舎の庭先にある椅子に座っている湊人。
そこに校舎の中から彼女が現れた。
話をする中で、彼女から名前を訊かれる。(★)
” 湊人 ” そう応える。
湊人が彼女の名前を訊いた。が、教えてくれない。
連絡先を知りたい湊人がスマホを取り出す。だが
” そういうの 持ってなくて ”
そんな嘘をついてでも教えたくないのか… と唇をかむ湊人
そうではない と哀しい顔で応える雪乃。(★)
何かかくしごとがありそう と薄々は感じながらも
湊人が雪乃と共に過ごす時間は増えていく。
海に行ったり、自転車の二人乗りで街を走ったり。
ある時、湊人の生まれ育った家(親が喫茶店を経営)に
やってきた二人。
店のピアノで二人で連弾を演奏する場面。楽しそうな雪乃の
表情がとても良いです。
また、湊人の子供の写真を見つけて微笑む姿も。(★)
と、まあ逢瀬を繰り返す二人なのですが。
ある日を境に、雪乃が古い校舎に現れなくなります。
何も知らずに焦燥する湊人…。 T_T
実は雪乃にはある秘密があったからなのですが
いったいその理由とは何か。は、言えないのでヒミツです。∠☆
この後どうなっていくのか。も、言えないのでヒミツです。∠☆
気になる方は、劇場でご確認ください。∠☆
私は満足しました。・_・☆
※とは言うものの、1回最後まで鑑賞しただけでは「?」な
箇所が多かった気がします。鑑賞後帰宅し、頭の中を整理
しながら振り返り、初めて納得がいった所もありました。
(★) を付けた箇所について
この辺りの会話や行動は、後の展開に大きな意味を持つの
ですがさり気なく散りばめられていて、後になって” ああ ”
と気付くことが多かった気がします。 ・_・ヨ
◇あれこれ(言えない秘密といえば…)
■王様の耳はロバの耳
誰かに言いたくて言いたくて。(気持ちは分かります)
ついには穴を掘ってその中に王様の秘密を吐き出す男。
有名な話かと思うのですが、穴の中にヒミツを吐き出した
事がバレた結果、この男は一体どうなったものやら…。
…。 死刑? きゃー
■デビルマン
主題歌(エンディング)の中で
” 誰も知らない 知られちゃいけない ” と
歌われているので、知ってしまっても知らんぷりしましょう。
正体が知られてしまうとどうなるのかというと
敵からは命を狙われ、人間からは恐怖の目で見られ…
うーん。嫌と言えば嫌ですが…。
あ、何よりも美樹に知られたくないか。
■パーマン(藤子F不二雄)
マスクを被ると力が6600倍に。
マントを羽織ると時速91㎞で飛べます。(数字細かい…・_・;)
マスクとマントを身につける以外、ほぼ普段着の格好なので、
一発で正体がバレそうなものなのですが、バレません。
けれど、正体が周りにバレた時のペナルティが…。
「頭をパーにされてしまう」という。 …@_@;
今思えば、少年マンガにしてはえげつない設定かも。
◇余談(素朴な疑問) ※秘密の内容に触れてます
未来の自分の家を訪ねた雪乃。
そこで母との遭遇は無かったのでしょうか。
最初に目を合わせた人以外に自分の姿は見えなくとも、
ドアは開ける事は出来るということか?
その際、雪乃が明けたドアは見えない人にとっては
「勝手にドアが開いた」
ということになるのだろうか。
…実際に目の前で起きたら怪談レベルの話かも ですね。
◇最後に
亡くなって21年後の雪乃の家での母親との会話や、日記を渡される
エピソードは最近観た「青春18-」と重なりました。
どちらの作品においても切ない場面ですが、この作品では直接手渡し
される訳ではなく、あっさりした印象です。
娘の口から聞かされていた「彼」の存在を、母親がどこまで信じて
いたのか。その違いなのかもしれませんね。
それはそうと…
「言える秘密」ってあるのか?…と突っ込みたくなるタイトルです。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
こんなに面白いとは思わなかった
恋愛映画なんぞ一度も観たことがなく宇宙人やらスーパーヒーローやらがドンパチする作品しか興味がない人間ですが、主演俳優のボーイズグループのファンなので初週盛り上げるためにチャレンジしました。
期待していなかったというよりは本当に恋愛描写がこそばゆくなってしまうので、自分に合わなかったら感想を呟くのはやめようと思っていましたが、とても面白かったです。
たしかに照れくさい青春シーンは沢山あるけれど、何よりも仕掛けが面白い!予告で「本当はあの場にいない人なんだろうな」ぐらいは皆様予測がつくと思いますが、そこじゃないところが面白い。
もう頭から一度観たくなりました。恋愛映画なのに。
伏線がしっかり張ってあって、丁寧に回収するストーリーが好きな映画ファンは「乙女向け映画だな」とか思わず是非観てほしい。
予告、もう少し面白そうに作れないものなんですかね…難しいですね。
一番驚いたのはピアノシーン
音は吹き替えだろうけど、演奏シーンは本人がやっていてびっくり
ピアノ独学であんなに指が動くもの??3ヶ月先生についただけで??
ピアノずっとやってきた人にしか見えなかったし、弾くのが辛い時、楽しい時、悲しい時の表現まで素晴らしく、ストーリー以外にも楽しめる要素が沢山ある映画でした。
2人のデートシーンは本当に自然体でほっこりしていて見てるだけで癒やされたぁ♪それ以外はネタバレになってしまうのでヒ・ミ・ツ
個人的には幼なじみの子がいい子で好き
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