「ドラえもん関係ない」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラえもん関係ない
主人公が音楽の練習をしているところに来訪者が現れ、来訪者のホームに招かれ、そこで問題を解決しながら大トラブルに対処するという、ドラえもんが主役でなくても成り立つお話。昨今の映画ドラえもんは、単体でも映画成り立つような未来的な舞台を用意するからドラえもんが必要ない。
また、冒険にも出かけない。今回も、巻き込まれ、招待され、舞台を用意されたらようやく主体的に動くという感じ。その主体性も用意された舞台という鳥かごの中でしか発揮されないので、私の心は躍らなかった。子供たちには魅力的な舞台なのかもしれないが…。
また、去年は「僕らの友情が世界を救う」をキャッチコピーにして、くどいながらもその通りであったのだが、本作の「響きあう!ぼくらの音の大冒険」には賛同しかねる。招かれたお屋敷でわいわいするのを冒険とは言わないので。
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