「ボヤ~~とした日本が見え隠れして少々不気味な一日の記録」国葬の日 しのぶさんの映画レビュー(感想・評価)
ボヤ~~とした日本が見え隠れして少々不気味な一日の記録
これまでの大島新監督の作品は、テーマや撮影対象がはっきりしていて出来上がった作品もしっかりとした「色」が有ったと思う。が、今作品は、様々な立ち位置の人たちに均等に同じ質問をしているのだが煮え切らない感が有る。そのボヤ~とした空気感が今の日本の有り様そのものなのかしら?私自身は反自民、国葬反対の思いで居るので同じくらいに強く反対する人たちが多く出てくるのかと少し期待もしたがそうでは無かった。故安倍氏に心酔する若者や全く興味関心の無い若者の映像が私にはショックだった。
もしかして監督は、このモヤっとした得体のしれない感じを映し出すことで現在の日本の危うさを間接的に表現したかったのか?と、こんがらがった思いで観終わった作品でした。
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