「『カリスマ』より良いかな」国葬の日 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
『カリスマ』より良いかな
クリックして本文を読む
安倍晋三氏の国葬に関する作品は、すでに佐井大紀監督が制作しており、監督が一貫した姿勢でインタビューし、題名の『カリスマ』とは対極的な「エキストラ」に焦点を据えたり、永山則夫氏の行動分析を試みたり、旧統一教会とは実態の異なるイエスの方舟を追跡したりで、ややはぐらかし気味だったのに対して、本作では序盤無音が続きながら、各地に散らばったインタビュアーは、次第にそれぞれの地点で対象者の発言を引き出し、さらには"REVOLUTION+"を制作して意図を語る足立正生監督と意見交換をし、そのなかでも述べられていたように、分断を引き受けるようなまとめ方にはなっていたのであろう。
コメントする