「さとくんは今の日本社会の「象徴」」月 アルトさんの映画レビュー(感想・評価)
さとくんは今の日本社会の「象徴」
さとくんの思想の一脈をなす=生産性のないものを排除する=
それは正当とされえます。
「あらゆることにムダを省く」
これも正当とされえます。
「すべてのものにムダはない」
この矛盾しかねない観念を抱く私は、さとくんの前では無力です。
「人員削減」「賃金カット」、、
「エコ」「節約」「再利用」、、
ムダなものを排除の対象とする。
ムダなものを再生の対象とする。
この二律背反の中で、私は彷徨います。
だから、さとくんはこの社会の「象徴」ではないでしょうか。さとくんには迷いがなくなるからです。いや、ないからです。
私はさとくんを認められません。
それだけは念を押して述べ置きたいです。
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