「良心よ死ぬな」月 タケミさんの映画レビュー(感想・評価)
良心よ死ぬな
事前情報ゼロで見ましたが、
十分すぎるほど伝わってくる内容でした。
社会にも、施設にも、人にも、全てのものに二面性があって、影と日向は常に葛藤している、、、
振り返ってみると、全ての登場人物にも少なからず裏表があって、自分の暗部にきっちり訣別して良心が解き放たれる者、葛藤し続ける者、呑み込まれる者、、それぞれの心の中が痛いほどに描かれていました。
本作は背景設定を語らずに情景や演技だけでそれを伝える力があり、効果音や音楽、デパルマ風演出など随所で作り込みの良さが感じられました。
主演の宮沢さんは、ぶっちぎり圧巻の貫禄で素晴らしかったです!
オダギリさんも最初はホワッとしながらも終盤はジーンとさせる流石の演技でした。
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