「古典から前衛へ」ダンサー イン Paris nanaさんの映画レビュー(感想・評価)
古典から前衛へ
ダンスシーンがとてもかっこいい。
古典的なバレエのシーンも
前衛的なコンテンポラリーのシーンも
どちらも素人目にみてもかっこよく
ダンスや表現者へのリスペクトを感じる。
将来有望なバレエダンサーが
バレエにおいては初めての挫折を味わい
セカンドキャリアを模索する話だが
けして古典的なバレエを否定することなく
新たなコンテンポラリーダンスと出会うことで
より世界が広がるというところを、
自然に描いているところが良い。
また、ダンスだけの話にとどまらず
ジェンダーの古典的な価値観にも一刀を投じているように感じた。
ところどころ、クスッと笑えるようなシーンも散りばめられていて総じておもしろい作品。
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