「上手く行き過ぎ」ダンサー イン Paris himabu117さんの映画レビュー(感想・評価)
上手く行き過ぎ
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フランスは、自由の国なんて思ってしまうのですが、なんと言ってもフランス革命から始まる自由主義発祥の地とも。でもね、実際には、家柄を重んじるお国、いくらお金持ちでもだめ。そんな中でのバレエのプリマドンナのお話。額面通りには受け取れないのですが。
結構評価高いのですが
ステージで怪我をしたバレエーダンサーのどん底からの復活。
と書くと、涙ぐましい根性物語に思えるのですが。
映画は、いたって夢物語でも見ているかのよう。
主人公は、バレーダンサー。
それもプリマドンナ。
ダンサーの頂点に立つのに。
そこは、激烈な競争があるはずなのに。
そのギスギス感もなく。
確かに、どん底からの復活物語なんですが。
先も読めてしまう退屈感。
フランスでクラッシックバレエのできる人とは
経済的余裕がないとまず無理でしょうね。
日本だってそうですが、お金より家柄を重んじるかの国のこと。
なんかお金持ちのお話に付き合っているようで。
貧乏人の私には、どうでもいいと思えてしまう。
なんて、僻み根性丸出しですが。
だって、バレエがだめでも彼女の生きる道は、無数にあり。
今の御時世、とっても羨ましいですよね。
まあ、フランスで、バレエをできるなんて。
その時点で、恵まれた環境にある人のお話ですから。
多かった女性客
映画の観客は、圧倒的に女性でした。
主人公に、人生の夢を託しているのでしょうか。
でも、映画ですからね。
現実とくれぐれも混同しないように。
なんていうと、夢も希望も無くなってしまうのですが。
まあ、宝塚的夢の世界に浸りたい人には、いいのかな。
人生四半世紀生きてきて、後悔しかないおじさんの愚痴と思って、お許しください。
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