「王の導きは"現実"に存在したのかもしれない」ロスト・キング 500年越しの運命　主人公のこと我が子と思ってる人さんの映画レビュー（感想・評価）

遺骨を発掘できた奇跡的な現実と、
個人より組織が手柄を独占する報われない現実が、
ない交ぜになっていてモヤモヤする進行だった。
でもノンフィクションだから仕方ないという諦めと同時に、つまり遺骨を発見した現実も真実なんだという納得感が良かったです。

現実のフィリッパさんは幻想を見たり話したりしていないでしょうが、それでも何かしらリチャード三世の導きを得て発掘に至ったんだろうなあとしみじみ感じました。
現代まで執念を残した王様が平凡な主婦と特別な繋がりを得て自分発見の手助けをしろと命じる…。なんかイマドキの転生物語みたいですね。

周囲から熱い協力を得てチームワークで…！みたいなノリはないのですが(ほんとリアル)、家族との温かな繋がりがほっこりして泣けました。
お母さん愛されているね…
おばちゃんも嬉しいよ…
わし他人だけど…