ふたりのマエストロのレビュー・感想・評価
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オチはバレバレなポスター
フランスらしい淡々とした会話劇が続き
激しい睡魔との闘いを繰り広げながらの鑑賞となりました💦
誰しもが聞いたことのあるクラシック名曲を
大音量で聴くことのできる贅沢さを
もっと味わいたかったのと
父と息子の確執的なものがあまり描かれていないので
(寝てたか?w)
感情移入が出来ないのと、パパの懐の狭さに共感できない。
ただ、父への尊敬や憧れから来る対抗心
息子の繁栄とは裏腹に凋落しつつある自身の
不甲斐なさからの嫉妬心
その辺、少ない表現の中からでも見て取れました。
本作は、イスラエル映画 #フットノート のリメイク版
あちらは「宗教学」がテーマになっているようですが
「ふたりのマエストロ」が想定していたよりも…だったので
気になる方は鑑賞してみて感想聞かせてください←
どっちでもよかったマエストロ
高級アパルトマンでの優雅な生活。クラシックの名曲が作品の一部として溶け込んでいる。さすがマエストロが主役の映画だ。目と耳の保養にはなる。役者もそれぞれ魅力的だった。
しかしこの作品、主役をマエストロに設定したがゆえに三流映画になってしまったようだ。2人の指揮者が同じ舞台で同時にタクトを振るという結末はありえないにもほどがある。現実にそういうことがあるとかないとかいう問題ではなく、トップ芸術家父子の葛藤の解決として、あれはないだろう。もっともあの2人が芸術家としてどう違うのか納得のいく描写がないので、そもそもスカラ座の音楽監督は間違えたままお父さんの方でもよかったのではないか。
安易な予定調和に落胆しきり。いっそ同じ配役で街角のパン屋でリメイクしたらもう少し共感できる話になったと思う。
観たい度○鑑賞後の満足度○ ミラノスカラ座を家族団欒の場にしてしまった大胆不敵な映画。
①名前間違いという凡ミス(ファーストネームは確認しないの?特に父親も其なりの有名人なのだから、知らない分けないだろうし。よっぽど仕事が出来ないか秘書かと思ったら最後まで解雇されていなかったし、こういう場合“間違いでした”と秘書かその上司から詫びを入れるのが筋では?そこで少々萎えた。)でミラノスカラ座の音楽監督に採用された父親の誤解をとこうと腐心する息子の姿を面白おかしく描写しつつ最後に二人で指揮するというアッというクライマックスになるような巧妙な筋立ての喜劇かと(勝手に思っていたら)わりとシリアスなドラマだったのに驚いた。
伏線が全くなく、クライマックスシーンでお父つぁんが突然現れるシーンでは舞台袖で誰も止めなかったのか、という不自然さも感じたし。
②若い頃はムチャする娘役が多かったミュウミュウが落ち着いたお祖母さん役をやっていることに感慨無量。日本では原田美枝子や風吹ジュンといったところかな。
行間を勝手に埋めて…
いやー、だいたいスカラ座側がちゃんと過ちを訂正して父マエストロに謝罪し改めて息子マエストロに音楽監督を委嘱すべきよね。
それを、「大丈夫!息子の名誉は父の喜びなんだからアンタからパパに訂正入れといて。
もしそれが出来ないなら、この地位を狙ってる指揮者は世界にごまんといるんだからさ、頼んだよ!」
って…。結局、母が夫である父マエストロに言わなきゃなんなくてさ!しかも、50年も事実婚でようやくプロポーズされた直後ってどうなの??
フランス映画って多くを語らないというか、勝手に後はこちらで考えていいのかな、何て思いましたね。
なので私はストーリーの隙間を考えてみた。
息子マエストロはこの事実を手紙で伝えようと寝ずに便箋裏表にびっしりと言葉を尽くして書きしたためていましたが、結局は渡せなかった。
コソッと読んでしまった孫はそれをじいちゃんに渡した。それでマエストロ親子はちゃんと和解し、パパにもスカラ座の指揮を振らせて上げたい、ということでラストのような演出をした。
どうでしょうか。
コメント求
アイディアは面白いし、
登場人物の心情や距離感も面白いし、
演技も上手いし、
曲もいいんだけど
「意表をつく」「衝撃の」「感動の」「圧巻の」とか言われてるラストシーン
説明不足というか、無理やりというか、本当にそれでいいのか、、?と感じた。
ポスターと予告がネタバレとか
撮影スカラ座じゃないとか
秘書が悪いとか
野暮な事は言わない。
けど突拍子のないラストだけが納得できない。
何か大切なシーンを見落としてるのか、私の理解力がないのか、元々そういうもんなのか
普段ここで評価しないけどモヤモヤしすぎて投稿しました。
皆さんの考えをコメントして欲しいです。
才能ある親子
だけに、最後の二人での指揮が成立したのでしょうね。今回の出来事はある意味、大変な出来事で、「自分達で何とかしろや。」と言う出来事でしたが、この親子が垣根を壊す良いキッカケになりましたね。
主役はもちろん、俳優陣が演技派ばかり、感涙しました。
まず、土曜日の午後一の映画館、満員に近い程、席は埋まってました。物語は、お父さんがマエストロで、息子さんもマエストロのクラッシック一家のお話です。お父さんはもちろん素晴らしいマエストロですが、息子さんが、その上を行く、さらに素晴らしいマエストロなのです。
賞の主催者側の秘書が、受賞の伝達を間違える。。。本当は息子さんが賞を獲ってるのに、お父様が獲りましたって、連絡をしちゃうなんて。。。ビックリ!!!です。。。息子さんは、厳格なお父様だから、その事を打ち明けられません。。それがとうとう、わかってしまい、お父様と息子さんの刺しのシーンに緊迫感が走ります。
二人の俳優さんの心の描写のシーンが素晴らしく、繊細に演じてます。最後のシーンの、世界最高峰での舞台で、まさか、あんなふうな展開になるなんて。。。ビックリしたけど、もう。。。感涙しました。お父さんと息子さんがわかりあえるシーンなんて涙ポロポロです。
追伸。。。息子さんは、ご自身の息子さんにも優しく、お父さんにも優しく、決して世界最高峰の舞台のマエストロになったのに偉ぶらない!性格です。そういう所も素敵です。この映画、是非観て欲しいです。感動しました。
ダメなまちがい電話。
「あの電話は間違い電話」とオヤジへ言えない息子の話。
指揮者として活動、活躍する親子、父フランソワと息子のドニ、父フランソワの誕生日の日に1本の電話が...40年夢見てきたスカラ座の音楽監督への就任依頼...その依頼は父にでわなく息子のドニへの依頼だった、その1本の間違い電話から始まる親子のストーリー。
作品観た率直な感想は「あの電話は間違いだった」と言えない息子のドニ、そんなに最初から終盤まで引っ張る!?(笑)
って思いながら観てました。
その言えないのにはドニのオヤジを思う優しさがあったからだと思うけど。
ラストのラストでサプライズ、タイトルがオチかい!って感じだったけど「ふたりのマエストロ」には少し感動した。
個人的にはヴィルジニがお気に入り!
あんな美女でなかなかのドSっぷり、序盤のあの熱烈なアレは良かった(笑)
(オンライン試写会はすべてネタバレ扱い)「観る」映画よりも「聴く」映画。ストーリーもしっかりしていておすすめ。
今年269本目(合計919本目/今月(2023年8月度)8本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
fanvoiceさまのご厚意で2週間早く見ることができました。
タイトル通り音楽を扱った映画で、それ自体は一定の割合ありますが、この映画は特に音楽がきれいで、映画館の作品でありながら、「聴く」映画というタイプになりそうです。そのため、正規の公開日にはどうなるかわかりませんが、IMAXよりも、ドルビーシネマ(ほか、「音」にこだわりがあるタイプの施設のもの)等がおすすめです。
ほぼほぼ音楽映画に分類されますが、音楽(楽器・楽譜ほか)に関する知識はあれば有利ですが、なくても95%は問題ないだろうというところです。
もちろんそういった事情もあるので、ストーリーはちょっと「一般の映画」と比べると展開が薄目かな…というところはありますが、ラストは「ある程度」予想はしていたとはいえ、ちょっと涙が…。
上述通り、オンライン試写会ではあまり音声をあげてみることができず(近所迷惑になる)、趣旨的に正規の公開日にもう一度見に行って良いなというタイプの代表例です。
採点対象に関しては特に気になる点はありません。
しいてあげれば、ここの紹介や公式サイト等にある、一部の音楽ワードについて調べておくだけでも理解はだいぶ違います。
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