「呪いじゃあ〜」名探偵ポアロ ベネチアの亡霊 ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)
呪いじゃあ〜
原作はハロウィン・パーティを元に改変したものらしいですが、いずれにしろ知らないので楽しめました。
しかしクリスティーと言うより横溝正史といった感じですね。
何というか舞台はベネチアで中身は八つ墓村と犬神家の一族を足して二で割って館物にしたような感じですかね。
ポアロが金田一耕助の様に見えた。
降霊術だの悪霊だのちょっとポアロらしく無い感じに思え、演出的にも不気味さを強調する様に夜中の降霊術やその後嵐で館に閉じ込められたり幽霊が出てきたり。ちょっとおどろおどろらしさを出したいのか暗い演出やドアや窓がバタンと閉まる音などちょっと過剰かも。
犯人は見ていれば分かります。
あと最後のオチが秀逸ですね。その辺りもなんとなく金田一っぽい感じで被害者や容疑者達を最後に爽やかに新たな旅に送り出す。全てを分かった上で。
個人的にこの映画を見た1番の目的はベネチアでの思い出を懐かしむ事にもありました。
所々見覚えのある場所がありポアロが歩いている。聖地巡礼するまでも無く既に見た風景。
また行きたいものだ。
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