野球どアホウ未亡人のレビュー・感想・評価
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ボールは打つが、仇は討たねぇ‼️
草野球に熱中していた夫の賢一が亡くなり、賢一の残した借金返済のため、賢一が師事していた監督の重野の指導のもと、草野球の投手を務めることになった夏子。重野とともに特訓を重ねるうちに、野球の快楽に目覚める夏子。しかし賢一の死が重野との練習中の故意によるものだと知った時、夏子は重野と生死を賭けた "ホームラン対決" に挑む・・・‼️私はこの作品が大好きである‼️ホントにキャラクター、セリフ、シーンなど、そのすべてがドツボ‼️昭和のスポ根野球漫画、ポルノ映画のエッセンスを詰め込んだとの事ですが、ストーリーだけ読むとバカバカしい60分のキワモノ映画のように感じられますが、あらゆるジャンル映画への映画愛に満ちた作品です‼️まずキャラクター‼️野球愛が過ぎてサイコパスのような狂人になってしまう熱血漢・重野‼️はじめは嫌ってたのにDNAに刻まれた野球道が覚醒する夏子‼️姉のことが心配な柔道部員の義妹・春代‼️そんな魅力的なキャラたちが繰り広げる至福の一時間‼️以降、この作品のポイントを箇条書きで‼️
⚾️全体を三部に分けた構成‼️「第一部・愛憎篇」「第二部・復讐篇」「第三部・天使篇」‼️
⚾️思わず読みたくなる重野の著書「野球狂人万事快調」「野球狂人神出鬼没」‼️
⚾️まるで巨人の星のような "シゲノギブス"‼️
⚾️男の急所を狙う夏子の必殺「玉砕カミソリボール」‼️
⚾️赤い傘をさして夏子が歌うミュージカルシーン‼️
⚾️春代が柔道着で夏子の練習相手をするシーン‼️
⚾️「重野敗れたり!!」まるで宮本武蔵VS佐々木小次郎の巌流島の決闘‼️
⚾️凄まじく曲がる重野の必殺「パイリーグボール一号」‼️
⚾️打つと見せかけて、バットを重野の股間に命中させる「夏子スペシャル 稲妻睾丸破り」‼️
⚾️夏子の打球が火の玉ボールとなり、重野を粉砕する「少林サッカー」のようなシーン‼️
⚾️「姉さんはホームランボールになったと!!姉さーん!!」まるで「シェーン」ですね‼️
⚾️夏子がメジャーリーグでスターとなり、「ミス・ベースボール」と呼ばれる、まるで大谷翔平のようなラストの展開‼️
以上、思いつくままに書いてみました‼️この作品はひょっとしたら史上最高の野球映画の一本かもしれない‼️それぐらい様々な魅力が濃縮された奇跡の一時間‼️
おこったら負け
ハ·ハ·ハ
あんまり笑えなかったけど、
シゲノ役の藤田さんが、入場プレゼント配布と逆出待ちパフォーマンスで大いに笑わせてくれて、ほっこり家路につくことができました😄
「あっ、パワハラ上司だ❗」って声かける粋なお客さんもいてとても笑えました。
ヒューマントラストシネマ渋谷の受付の綺麗なオネイサンに【野球どアホウ未亡人1枚】って言うのが恥ずかしくって、「20:10からのえーっ、なんでしたっけ?」ってと、とぼけて買いました。さすがに、オネイサンも心得ているとみえ、「野球ですね」としかおっしゃりませんでした。ざんね~ん。フルで題名確認してもらいたかった😎
上映時間は60分で第一部から第四部に寅さんみたいに◯◯篇と分かれております。第三部が超短くて笑えます。
男どアホウ甲子園のファンは見ないほうがいいです······巨人の星のファンの方は大リーグ養成ギブスと消える魔球を打つ時のオズマの打法再現シーンを確かめにぜひご来場下さい。また、柔道一直線の高松英郎ファンの方もぜひご覧下さい。
松浦アヤ似の柔道女子がみられますが、ピアノを足で弾くコンドーさんはみられません。
草野球と言っても、試合のシーンは皆無ですし、ほぼコーチと一対一ですので、奇抜さは柔道一直線です。
生活感のないアパートの曇りガラスの仕切り戸の陰で「奥さんが欲しい」と言ってのしかかるシゲノコーチのセリフ以外にはアダルトVの要素は皆無ですので、お気を付けてご鑑賞願います。
ちなみに入場者プレゼントのハガキサイズの渋谷版ポスターは女優さんとシゲノコーチの2種類がランダムに配られるみたいですが、鑑賞前に封筒を開けたらシゲノコーチでガッカリしましたが、見終わったら、シゲノコーチでよかったなぁ〜って思いましたw
興行的には60分作品ですし、均一800円にして、コアなリピーターを優遇されるのが最終的には得策ではないかとテアトル東京様には謹んで進言申し上げます。
お金は驚くほどかかっていません。汚い硬式球はいつの間にか軟球に変わり、プロ野球スカウトオジサンのミットはキャッチーミットではありませんし、ほぼ審判の格好です。
久しぶりに幸福の黄色いハンカチの健さが鉄矢に言うセリフを思い出しましたよ。
「お前みたいのを草野球のキャッチャーって言うんじゃ。わかるか?
ミットもないっちゅこったい」
祝IN渋谷(念のためネタバレにしておきます)
昨年大晦日に初鑑賞で衝撃を受けて以来6回ほど
あまりのインパクトでレビューを忘れていたので本日12月6日からの渋谷での上映前に
「おバカ映画」として評判ですが、「どアホウクルー(狂う)」と呼ばれる熱狂的な追っかけの方々は多分そうは思っていないのでは?
変な作品?に夢中になり照れてるだけかと
あとポルノ映画ではないので遠慮なく(笑)
主要登場人物5人を超簡単に紹介しておきます
(夏子&春代さん)
歌って踊るヒロインと義理の妹
「どアホウクルー」のアイドル
かなり控えめにみても才色兼備の女優2人が訳の分からない素晴らしい演技(本当です!)
売り出し方を間違えているかも?ですがもはや手遅れです(笑)
春代さんの柔道着とメガネは似合っていたけど
(重野&吉田さん)
まさに野球狂人(映画狂人ではない)の本作のもう1人の主役と旧友
雰囲気とは全く違う素晴らしい美声の2人
その声で訳の分からない会話をするギャップがたまりません
(賢一さん)
夏子さんの夫
本作の最大の被害者であるにもかかわらず、何故か妻に捨てられる?健気な夫?
【超絶チン品映画愛溢れる映画!。”今作は「男どアホウ甲子園」「巨人の星」もビックリの、脳内爆笑の展開且つエロティックな変態性溢れる女性野球投手ど根性養成物語である。】
ー 資料によると、今作は昭和のスポ根野球漫画と、ポルノ映画のエッセンスを掛け合わせて描いた野球映画だそうである。(何だ、そりゃ!)-
■60分の尺なのに、3部構成である。
<Caution!内容に触れています。>
◇第一部:愛憎編
・野球好きの夫ケンちゃんが野球の練習中に、重野監督の打球を右目に当てられ、アッサリ昇天。
それは、ケンちゃんの妻、水原夏子(森山みつき)の野球の才能に気付いた重野監督の仕掛けた罠だった。
- というか、そんなに近くで野球ボールを打ったら危ないって・・。それにしても漂うエロス感と、バルタン星人みたいな重野監督の台詞が面白過ぎる。-
◇第二部:復讐編
・何だかんだ言って、夫を亡くしながら野球にのめり込んでいく水原夏子。”大リーグボール養成ギブス”みたいな、”重野ギブス”を身に付け編み出したのが、男の股間を直撃する玉砕カミソリボールである。ここで名言が飛び出すのである。
【男の玉は金の玉。女の玉は肝っ玉。】
脳内、再び大爆笑である。
因みに、平成、令和生まれの方の中には”巨人の星”のメインテーマ”思い込んだら・・。”を”重いコンダラ”と思っている方が多いらしい。(NOBU調べ。)
多分、星一徹に扱かれる飛雄馬の姿が影響していると思う・・。
◇第三部:天使編
・重野と袂を分けた水原夏子はイキナリキッツイ関西弁になり、亡くなった夫の幽霊を罵倒しつつ、重野の打球を右目に受けてしまい眼帯を嵌める。
そして、何でか知らないが九州からやって来た柔道ガールの亡き夫の妹のハルの応援を受けながら重野からの果たし状を受け取る。
そこに書いてあったのは、”どちらかがホームランを打ったら、負けた側は野球の出来ない身体になる。”と言う言葉。
そして、迎えた決戦の日。
投手、重野が投げた”パイリーグボール”(クスクス・・。)が水原の胸を直撃する。だが、重野の高校野球時代の同級生でプロ野球スカウトマンのグリフィス吉田が下した判定は”ボール”。
しかい、夏子はバットを重野の股間に当て、重野悶絶。(クスクス・・。)
そして、ラスト、夏子のバットは重野が投げた”パイリーグボール”を大根切り打法により、重野のマタマタ右目に直撃させた後、打球は遠くに飛んでいく。
ー そして、テロップで、夏子が大リーガーになったとか、イロイロと流れるのである。-
<いやあ、今作、面白かったなあ。
因みに劇場で貰ったハガキには、
”観ること すなわち どアホウさ”とあり、よろこびの映画”野球どアホウ未亡人”刈谷日劇、永久不滅。と記載されている。
そして、そのハガキには、水原夏子が振袖姿でバットを振っている写真が載っているのである。
映画も、ここまで振り切ったおバカ映画だと、とんでもなくインパクト大だなあ、と思った作品でもある。
<2024年1月28日 刈谷日劇にて鑑賞>
たかが草野球、されど草野球
60分ではあるがスポ根ものとロマンポルノをリスペクトして融合したストーリーだが牽き込まれてしまった。
たかが草野球、されど草野球を表現しています。
急死した夫の借金の返済の為、未亡人となった妻が嫌々始めた野球に没頭し亡き夫と同じ道に行くが、よくよく考えてみれば草野球の監督個人の性癖に付き合わされた未亡人が亡くした夫のリベンジを果たしたって意味なのだろうか。
ど根性野球ものの作品と未亡人というロマンポルノ感を見事に融合された、画期的でくだらない愛すべき映画でした。
金の玉 肝っ玉
東京での公開で何やら話題になっていたので、無事に地方上陸後に速攻で観に行きました。舞台挨拶付きです。
もうとにかく狂った世界でくだらなさ全開です。
野球を題材にしながらメインの登場人物は5人。野球をするのは3人。
しかも1vs1というワンマン形式、試合と言いながら基本的にはデッドボールあり、金の玉狙い撃ちとかいう男は股がヒュンってなってしまうシーン多め、最終的には大爆発とかいうとんでも展開で60分駆け抜けた異常な作品だったと思います。
「絞殺魔」を基に差し込まれた不思議なカット割りも、現代の編集技術が進化したからこそ入れれたという政策の裏側もサラッと聞けて良かったです。今作の良いところの一つに「絞殺魔」を観たくなったというのもあります笑
舞台挨拶では監督が「くだらないだけの物を作りたい」とおっしゃっており、本当その通りでくだらなくて超面白いという監督の目論見通り、誰もが見てキャッキャウフフになる楽しい作品でした。突き進むように作られた今作をこの目に焼き付けれて本当良かったです。
バカでくだらなくて、それでいて超絶本気な「野球どアホウ未亡人」間違いなく今年を代表する1本でした。拍手喝采で監督の次回作を待ち侘びます。
鑑賞日 9/30
鑑賞時間 18:00〜19:05
座席 B-1
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