劇場公開日 2023年10月20日 PROMOTION

ザ・クリエイター 創造者 : 特集

2023年10月10日更新

【映画.com編集長が大注目の“今”絶対に見るべき映画】
「AI映画の新たなトレンド! 新機軸の設定に唸った」
「ローグ・ワン」監督×「TENET」主演×渡辺謙──
《AIは敵か?味方か?》本作が“その答え”を提示する

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時を重ねるごとに、その存在感を増し続けている人工知能(AI)。映画の世界でも数多くのAIが描かれてきたが、そこに新たな“観点”が加わることになった。

それが「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のギャレス・エドワーズが監督・脚本を手がけた「ザ・クリエイター 創造者」(10月20日公開)だ。

人類とAIの関係について示される“新たな道”、革新的な映像表現、震えるほどエモーショナルなドラマ……海外のファースト・リアクションでは「絶対に大スクリーンで観るべき」「視覚的に素晴らしいだけでなく、ストーリーも本当に感動的」「ここ数年で最高のオリジナルSF」「間違いなく今年最高のサプライズのひとつ」と絶賛の嵐だ。

しかも、いち早く本作を観た映画.com編集長も「今後のAI映画に“影響を与える”」とレコメンドしているほど。本特集では見どころとともに、編集長の“熱狂レビュー”をお届けしよう!


【予告編】AIが、愛や憎しみを知る日は近いかもしれない。

【全人類直面の大問題×映画ファン必見の布陣】
他に類を見ないほどの──《今見る価値がある作品》

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“AI映画”といえば「A.I.」「マトリックス」「ターミネーター」「ブレードランナー 2049」等々、映画史に燦然と輝く作品も生まれているが、本作はさらに“一味違う”。このパートでは、映画.comが“今見る価値がある”と強く感じた理由を紹介する。

[今見る価値がある①:タイムリーな設定]AIは敵か、味方か…舞台は近未来 現在の人類とAIの“その先を警告する物語”を創出
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本作の舞台は、今から約50年後。間近に迫った未来を表現している……いわば“予言の映画”だ。

近年「人類とAIの関係」は、映画の題材にとって身近なものになった。本作がさらに独創的なのは、ロサンゼルスでの核爆発という惨事を起こしたAIの処遇を巡り、人類の間でも“争い”が起こっているという背景。AI根絶をはかるUS政府。AIとの共生を目指すニューアジア。「分断・差別」といった“現在と地続きの問題”を描出し、「AIの進化」による“希望”や“不安”も浮き彫りにしていく。

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しかも登場するAIは、最新の知見や技術動向を取り入れたもの。つまり、“今”目の当たりにしているAIの延長線上にある存在だ。人間そっくりの外見や感情、さらに悼む気持ちも……。となると、人間とAIの“違い”とは何なのか。そんな疑問が生じてくるはずだ。

これらの要素をリンクさせて導く“答え”は、これまでの「映画」では観たことがなかった……。自身が生きている世界のことを見つめ直し、誰もが“未来への糸口”をつかむきっかけを得られる作品となっている。

[今見る価値がある②:意外な展開]主人公の行動が心をつかむ 抹殺対象であるはずの“人類の脅威”を、男は“護る”ことになる…
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“起こり得る未来”の表現によって知的好奇心をくすぐるだけでなく、本作はドラマの質も抜群に高い。脳だけでなく、心も存分に満たしてくれる作品なのだ。

元特殊部隊員のジョシュアの任務は、人類を脅かす兵器を生む創造者(=クリエイター)の暗殺。ミッションを進めるなかで出会うのが、“人類の脅威”となり得る超進化型AIの少女アルフィーだ。軍の命令は“抹殺”。ところが、ジョシュアは“ある理由”からアルフィーとの逃避行を選択する。

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なぜ、そこまでして“護る”のか……。ここに隠された“理由”が、至上の感動へと達するポイント。

本来は抹殺するべき対象を危険を顧みずに護り抜くという展開に胸が躍る。その“真相”に鳥肌が立ち、クライマックスの“決断”で感動はピークに! この流れ、ほぼ確実に“涙腺崩壊”するはず……。

[今見る価値がある③:度肝を抜かれる映像美]注目監督が“日本愛”爆発で手腕発揮! 「AKIRA」など名作の要素も入った驚がくビジュアル
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「GODZILLA ゴジラ」で注目を集めたエドワーズ監督は、大の親日家。物語の中心となるニューアジアに、多数の“日本的要素”を取り入れている。

渋谷や新宿を想起させる都市、異質な日本語表記、「AKIRA」「攻殻機動隊」といった日本発のコンテンツを連想させる描写などなど……これでもかと“日本愛”を爆発させている。つまり、日本の観客ならではの“発見”も楽しめるのだ。

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それだけではなく「スター・ウォーズ」「アバター」「ブレードランナー」「地獄の黙示録」といった歴史的作品を感じさせる部分も(試写参加者の間では、あらゆる名作のタイトルが続々とあがるほど!)。

しかも、それらの要素が渾然一体となって“まとめ上げられている”から凄すぎる――このスタイリッシュかつ独自性に満ちた映像は、IMAXなどの大スクリーンで鑑賞するのが“大正解”だ。

[今見る価値がある④:クオリティを保証するキャスト陣] 「TENET」主演の“外さない”男×日本の至宝×天才子役に要注目!

エドワーズ監督にとっては、出世作「モンスターズ 地球外生命体」以来のオリジナル作品。この肝いりの企画を最高の形で表現すべく、世界中から豪華キャストが集結。映画.comは、本作の質を格段にアップさせた3人の俳優に注目した。

●“外さない男” ジョン・デビッド・ワシントン(ジョシュア役)

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デンゼル・ワシントンの息子として有名だが、キャリアを振り返ってみると良質な作品ばかりに出演しているという特徴がある。「TENET テネット」「ブラック・クランズマン」「アムステルダム」――選んだ作品に“外れナシ”。本作は、そんな彼が主演最新作として選んだもの。つまり、クオリティは既に保証済!

●“日本の至宝”渡辺謙(ハルン役)

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“日本が誇る国際派俳優”が、「GODZILLA ゴジラ」に続き、エドワーズ監督と再タッグを組んでいるというのも見どころ。演じるのは、謎の模造人間・ハルン。日本語と英語を巧みに操る役どころだが、エドワーズ監督によれば“ケン・ワタナベ”の凄みとは「言葉に頼ることなく演じられる」という点。言葉を発さずとも、内なる思いを伝えることができる――国際的に活躍し続けている所以が、劇中でも示されている。

●アカデミー賞も狙える“天才子役”マデリン・ユナ・ボイルズ(アルフィー役)

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“俳優デビュー作”にして、デビッド・ワシントンや渡辺謙と張り合うほどの稀有な存在感が信じられない……。

とあるシーンでは、あまりにも素晴らしい演技を披露したため、その場にいた全員が驚愕し、目に涙をためていたという驚きのエピソードも。本作の核となる「人間とAIの絆」は、彼女がいなければ完璧な形で表現できなかったはず。「アカデミー賞ノミネート、狙えるのでは……?」と思ってしまうほどの名演である。


【日本で公開決定時、SNSで「絶対に観る」人が続出】
映画ファンは何を期待する? 熱狂の声を見てみよう!

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日本公開決定時、SNSでは作品に対する“期待値の高さ”が見受けられた。その一部をピックアップしておこう。第1報解禁時には、特報映像も公開されていたため、こんな感想が確認できた。

・「(特報映像について)めちゃくちゃ面白そう。何回か観たけど良い……」

・「(近未来の兵器・戦闘機の描写について)これ、絶対好きなやつ。ロボオタの血が騒ぐな」

さらに“泣けるスター・ウォーズ”と評判になった「ローグ・ワン」のエドワーズ監督の名前を見つけた人の意見や“日本の要素”に着目する人々も。

・「『ローグ・ワン』監督の新作! 好きな監督なので、これは見逃せない」

・「劇中に日本語表記……これも気になるな」

・「これ、ギャレスの新作なの!? 見たい!」

・「渡辺謙が出てるのもアツい!」

その後も情報解禁を重ねるなかで、着実に注目を集めていった本作。「AIの脅威」「AIvs人類」という側面だけではなく「意識を持ったAIと人間の違いとは?」「人類とAIは手を取り合えるのか?」といった壮大なテーマも話題を集めていた。


【編集長の“本気”レビュー】稀有な映画体験に驚嘆
「夢中になった!“2023年のAI案件”における重要作」

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上記の反応を受けて、筆者が「SNSで大注目のAI映画を是非観てほしい!」と猛プッシュしたのが、映画.com編集長の駒井尚文。実は、駒井編集長、AIなどのテック系の話題に強い関心アリ。そこで本作を鑑賞してもらったところ……“絶対に今観るべき”というリアクションが! そこまで“推す”理由とは……?


●2023年は「AI映画」にとっての重要なターニングポイントである
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今年(2023年)はAIを描いた映画にとっての、重大なターニングポイントになっています。それはやはり、昨年11月にChatGPTが登場し、世界に大きなインパクトをもたらしたこと。つまり、人々にとって「AIが身近な存在となったこと」が非常に大きいからです。

映画やドラマの世界でも、AIの描き方はこれからどんどん変化していくでしょう。

「2001年宇宙の旅」や「ターミネーター」「マトリックス」などなど、これまで「未来のテクノロジー」として描かれてきたAIは、「今そこにあって、誰もが使える機能」となってしまいました。

「AIには何ができて、何ができないのか」「今後AIはどこまで進化するのか」……これからは、AIを描く映画においてプロデューサーや脚本家は、ここら辺の判断を誤ると、とんでもない失敗作を世に出してしまう可能性があるのです。


●AI映画の新しいトレンド チャレンジしたポイントに着目
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今年の公開作品を見わたしてみると、AI案件では次の3本が非常に特徴的です。「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」、「M3GAN ミーガン」、そして今回の「ザ・クリエイター」です。

まずは「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」。こちらはAIと人類との「敵対」がテーマです。イーサン・ハントと彼のチームは、AIのコアを探し出そうと各地を奔走しますが、AIはニセの情報を流したり、チームの仲間の声を偽装したりと、目的を遂行させないための妨害工作を巧みに行います。その実体は謎に包まれたまま、PART TWOへと続くことに。

「M3GAN ミーガン」ではAIの「暴走」が描かれています。ミーガンというのは人形で、ボディを伴ったAI、すなわちAIロボ。この映画が恐ろしいのは「チャイルドプレイ」などのアナログな人形ホラーと違って、本当に起こりうるAIホラーであるという点です。現在、イーロン・マスクがテスラで開発しているオプティマスという人型ロボットがありますが、あれの完成バージョンに「持ち主を守れ。それ以外の人間は殺せ」というコマンドをインストールしたら、理論的にはミーガンが成立するというお話なのです。

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そしてこの「ザ・クリエイター」。本作は先の2作に加えて、AIと人類の「共存」という一歩踏み込んだテーマに果敢にチャレンジしています。

この映画の主人公のミッションは、米軍の命を受けて、「ニューアジア」という国家に潜入し、AIと連携しているアジア人の神(ザ・クリエイター)を抹殺すること。しかし、主人公はやがてミッションとは相反する行動に身を捧げていきます。

AIと敵対する米軍。一方、AIと共存するアジア。ここに、AI映画の新しいトレンドを見ることができます。もはやAIをコントロールできなくなっている人類が、AIとどんな関係値になっているのか。

これが、映画の設定のひとつとして大変重要になっていることが分かります。


●AIは人類に隷属しているのか、敵対しているのか――新しくひねりの効いた設定に唸る
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この「設定」のポイントは3点。その映画で描かれる世界は「シンギュラリティ(AIが人間の知能を超える技術的特異点)に到達したか否か」……これは、上記3本すべて「YES」ですね。次に「AIはフィジカルなボディを持っているか」……これは「ミッション:インポッシブル」が「NO」、「ミーガン」が「YES」、「ザ・クリエイター」も「YES」です。そして3つめが「AIは人類に隷属しているのか敵対しているのか」……これについては映画ごとに違います。そしてここが一番のポイントで、今後さまざまなバリエーションが現出するのではないかと想像できます。

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「ザ・クリエイター」はこの3つめのポイントで、新しい、そしてひねりの効いた設定を見せています。「なるほど。そういう作戦もあるのか」と唸りました。今後のAI映画のいくつかが、本作を参考にした設定を用意してくる可能性が非常に高いと思います。

最後になりましたが、私がこの映画に夢中になったのは、AIの部分だけではありません。実はこの映画は「ブレードランナー2075」とでも言うべき、驚きの付加価値を備えた代物だったのです。

 そこに気づいた時にはちょっと興奮しました。

その件については、編集長コラムで詳しく説明しているので、是非ご一読ください。

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