劇場公開日 2023年10月20日

「ルックはハードSF 中身はファンタジー」ザ・クリエイター 創造者 bionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ルックはハードSF 中身はファンタジー

2023年10月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 空中要塞ノマドの造形やノマドから地上に向けて放射されるレーザー探査線のリアルさに期待が膨らむ。ところが、物語が進んでいくにつれ、ハードSFのルックとは裏腹にファンタジーの色が濃くなっていく。

 アルフィーの能力は、あきらかに科学の力ではなく、能力者のそれ。他にもSF的でないことがちらほら。
 秘密基地の警備は、人間じゃなくて集中力が途切れないAIがやればいいし、未来なのに敵を監視カメラで見てるってどうなの? それこそAIの自動認識の出番ですよ。
 AIロボットであるシュミラントを外部から簡単に停止できるって、口がアングリ。そんな弱点があったら、アメリカ軍にイチコロにやられてしまう。

 アメリカの強大な力の危うさと、AIとの共存する未来を寓話として描きたかったのだろうけど、ファンタジーに寄りすぎです。
 それでもメカのルックや東南アジアの雄大な自然の中でシュミラントと人間が共存している風景は、IMAXで鑑賞する価値はある。いろいろと残念だけど。

bion
bionさんのコメント
2024年1月7日

iwaozさんへ
コメントありがとうございます。
ルックが完璧なのに、監督の思想性が出すぎてしまった。
もっとSFマインドで撮って欲しかったです。

bion
iwaozさんのコメント
2024年1月7日

ほんま久々のハードSFかと思って観に行ってしまったので、
いろいろと残念!というのに納得!
役者陣や美術は良かったのにね、、
レビューに同感です!

iwaoz
seiyoさんのコメント
2023年10月21日

共感コメントありがとうございます。
映像は素晴らしかったですね。

seiyo
seiyoさんのコメント
2023年10月21日

こんにちは~。
ちょっと色々残念でした。

seiyo
Mさんのコメント
2023年10月21日

映像だけでも見る価値のある作品だと思いました。

M