「やや難はあるものの今週では対抗以上。」ザ・クリエイター 創造者 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
やや難はあるものの今週では対抗以上。
今年360本目(合計1,010本目/今月(2023年10月度)25本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
…ということで、「おまえの罪を自白しろ」で無茶苦茶な展開でうんざりで1.5時差で移動してみたのがこちらです。
まず、AIに関する知識が「ある程度」求められますが、それは日本でいうとアレクサがどうだのといったレベルで、学部レベルの学術ワードはほとんど出てきません。また、この映画、ジャンル分類がわりと謎で(SFもの?AIもの?アクションもの?)、また、映画、あるいは映画館としての注意喚起はありませんが、やや「光の点滅」を気にされる方は後ろの席を選択するなど注意したほうが良いかなといったところです(いわゆるレーザーの撃ち合いのところで目がちかちかする)。
個人的には「行き過ぎたAIは近未来でどのような状態をもたらすか」という論点でみました。映画の述べる展開はやや突飛な部分もありますが、全くないわけでもなく、AIに関することはそれこそ誰も予想がつかなかったことが今実現しているリアル現状もあり(実際、20年くらい前までは、将棋のプログラムではプロには絶対に勝てないだろうと言われていたものが、ご存じの通り今はまるで違うなど)、やや流動的な部分もあります。もっとも映画で述べるような「極端すぎる」未来はやってこないとは思いますが、何が起きるかわからず、「AIの頼りすぎ、AIと人間の共存の在り方」といった観点で見に行った場合、それにSFチックな展開やアクション展開等もあり良かったかな、といったところです。
なお上述した通り、いくつかの見方があり、どの展開でも構わないと思います(近未来もの、という見方も可能)。この点は特にみかたを制限するものでなく「いろいろな取り方、みかたができる」という点も踏まえてフルスコアにしています(やや字幕が丁寧でない部分もあります(英検2級くらいあれば聞き取れる範囲のものが字幕がなかったりするシーンが数か所だけですがあります))。