「三池監督とタランチーノは大の苦手。吉岡里帆さんが出てるから鑑賞。」怪物の木こり マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
三池監督とタランチーノは大の苦手。吉岡里帆さんが出てるから鑑賞。
「吉岡里帆様に殺されるなら本望です」、とか映画の本筋とはあまり(まったく?)関係ない感想からのレビューで後が続かなくなった。最初レビュータイトルにしたけどネタバレになると思ったので本文の冒頭に持ってきたけど続かなくて行き詰まる。
どうしよう?
吉岡里帆が人殺しちゃうんだと思って今回1番驚いた。正当防衛工作も「なるほどなあ」と感心した。
聡い人や、ミステリー好きは吉岡里帆が亀梨クンを刺しても想定内で、正当防衛も含めて「ヤッパシな」と思って驚かなかったかもしれない。だけど僕は「何てこったい、吉岡里帆、亀梨クン刺しちゃうんだ」と思って呆気にとられた。正当防衛も、あっ、そうくるのかと感心することしきりだ。
まあ亀梨和也はイケメンなので殺しても罪にはならないから、吉岡里帆様は気にしなくて全然OKだ。たしか日本の法律ではそうなってるハズだと思う。誰か早くトドメをささんかい。
昔ジャン・ギャバンがアラン・ドロンとの共演のオファーで、「あいつのドテッ腹に銃弾ぶちこむ役なら出てやってもいいゼ」とか言ったとか言わなかったとかいう話を思い出した。大昔だから2人を知る者は今では誰もいない。
亀梨クンが刺されず、あのまま何も無かったかのような顔して生き続けるのもちょっと不気味でいいと思った。一応はイイ人になっちゃったから怖さは半減だけど。
染谷ッチが野放しなのは困ったことだのう。相棒がサイコパスやめっちゃって残念がってたのが笑えた。染谷は天然だから一生サイコパス。エンドロールで中野信子センセがサイコパス監修とか出てた。
血がドバドバ出て脳ミソや内臓がグシャグシャする映画は苦手なので、予告編を最初見たときは見ないことを即決定した。当然三池監督の他作品も基本的にパスだ。だけど予告の最後のほうで吉岡里帆が出てるのが分かったので見ることにした。仕方ないから予告編も本編もドバッとかグシャっていく場面は直前に目をつむってしのぐ。
タランチーノ見ないと映画通にはなれない決まりだから、通目指して最近は見るようにしてるけど、ドバとかグシャは目を背けてるのでタランチーノを見たことにはなってない。タランチーノ作品からドバとグシャを取ったら、それはもはやタランチーノじゃないだろう。最近タランチーノの第1作目の再上映の予告編をやってるがドバドバしてるので目を背けてる。見に行くけど。
プロファイリングの人が菜々緒さんだとエンドロールで知る。僕はメイクや髪型が変わると、よく知ってる役者でもすぐ分からなくなる。伊達メガネもしてたし全然分からなかった。今思い出すと確かに菜々緒さんだったような気もする。
「菜々緒様に殺されても本望です」。ああもう2人で俺を刺してくれ。