「【"怪物の木こりは沢山”友達”を作りました・・。"今作品は、哀しきサイコパス二人が、狂った夫婦の愚かしき行為により変えられた運命と、必死に自ら運命を変える姿を描いた、恐ろしくも切ない作品である。】」怪物の木こり NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"怪物の木こりは沢山”友達”を作りました・・。"今作品は、哀しきサイコパス二人が、狂った夫婦の愚かしき行為により変えられた運命と、必死に自ら運命を変える姿を描いた、恐ろしくも切ない作品である。】
◼️恐ろしくも、哀しき物語である。30年前に誘拐され、狂気の東間夫婦に脳チップを入れられた子供達は、児童養護施設の前に捨てられた。後に、サイコパスになる事を狂気の夫婦に願われつつ・・。
◆感想
・序盤は二宮彰(亀梨和也)が、怪物の木こりの面を被った男に襲われながら、彼自身もサイコパスである事が描かれる。
- フィアンセの映美(吉岡里帆)の父で、自らが所属する蓮見法律事務所のトップをビルから突き落としたり、相棒である杉谷(染谷将太)と殺人をする。尚、杉谷は真なるサイコパスである。-
・だが、頭を斧で割られ、脳を取られる殺人事件が連続して起こり、警察が動き出す。
- 被害者には、皆が児童養護施設出身で問題行動を起こしていた共通点がある事が分かる。-
・疑われた剣持武士(中村獅童)。だが、プロファイラーの戸城(菜々緒)は、密かに二宮彰にも目を付け、違法捜査で、二宮が"怪物の木こり"に襲われ、頭部を負傷した時のレントゲン写真を手に入れるのである。
- そこに写っていた脳内チップ。-
◼️剣持も二宮も、狂気の東間夫婦の実験により、幼き時に誘拐されて、脳内チップを入れられていたのである。
だが、剣持は刑事(渋川清彦)に殴られた際に、脳内チップが壊れ、人間性を取り戻しつつあったのである。
そして、自分と同じサイコパスになっていた"友達"を、斧で殺していた剣持。(理由は、これ以上、サイコパスを増やさない為である。)
忌まわしき狂気の東間夫婦の且つての実験場で二宮と対峙する剣持を演じた中村獅童さんの演技と言葉は哀しくも沁みた。
<サイコパスに、無理矢理させられた二宮と剣持が幼き時に誘拐された時に出会っていた事が分かるシーンも沁みた。
"タケシちゃん!アキラちゃん!"
そして、二宮は生きる選択をし、剣持は死を選択する。
だが、二宮は父を殺された事を知ったフィアンセ映美に腹部を刺されつつ、彼女の首を絞めるが、途中で止め"これで、正当防衛だ。"と言って彼女を逃がし、息絶えるのである。(彼が善性を取り戻していた事が分かる・・。)
今作品は、身勝手な狂った夫婦により、運命を狂わされた二宮と剣持の不条理な運命が、恐ろしくも哀しく思えてしまった作品なのである。>
こんばんは。
NOBUさんのレビューがあれば、パンフ要らないですね。
ラストは既視感があり、あれ?なんの話で観たかな?と思いました。
余計な話ですが、後はエクソシストですね。