劇場公開日 2024年6月7日

「子どもに向き合うことで、子どもを変えていき、自らも変わっていく、清々しい展開」違国日記 chikuhouさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5子どもに向き合うことで、子どもを変えていき、自らも変わっていく、清々しい展開

2024年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

数年前に「くちびるに歌を」という、新垣さんが離島の産休代替の音楽教員として赴任し、合唱部の顧問として中学生たちに向き合っていく作品があった  必ずしも子どもが好きでない彼女が生徒たちと衝突をしながら、自らも変わっていく話であった  怖く不愛想な彼女の役どころが、本作と重なった  新垣さんはいろいろな役を演じてきて、こういった役も違和感なくみられるのは、とても嬉しい  中学生から高校生になっていく朝さんの心情は、私たちもかつて「通りぬけてきた時代」であるだけに、共感と応援をスクリーンに向かって念じていた  なんと素晴らしい新人と、観る者に希望を持たせる脚本であったことだろう  清々しい希望の持てる展開が心地よかったです  (6月13日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞)

chikuhou