劇場公開日 2024年6月7日

「「海街diary」のような、女性達の日常の紡ぎを描く秀作です」違国日記 くりくりぼーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「海街diary」のような、女性達の日常の紡ぎを描く秀作です

2024年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作は未読

平坦で平凡で起伏の少ない物語りではあるが映画としてシッカリしていて見てよかった。特に俳優の細やかな表情というか目を上手く捉えていたと思う。その目の表情により役の細やかな心境の変化が伝わってくる。言葉と言葉の会話劇ではなく、言葉と表情の会話劇というシーンが印象的だったかもしれない。
映画としてシッカリしていたと感じるのは監督、俳優、編集、脚本など映画としての方向性がキレイに揃ったからなのでしょう。そういう意味では俳優陣を含む製作チームにより丁寧に作られた映画だと思う。

映像 ★★★★  (古めかしさもあり好き嫌いはありそうかな)
音  ★★★
物語 ★★★★  (好き)
役者 ★★★★  (主演2人も良いが脇役の同級生を含め皆良い)
編集 ★★★★  (緩やか系の邦画にしては長尺だが飽きさせないよう上手く紡いでいる)
粗さ ★★★   (悪い点はあまりない)

総合 4.5

映画全体としては、4姉妹を描いた2015年の「海街diary」のような空気感かもしれない。あの映画も平坦で平凡で起伏の少ないのですが私は何だか好きなんです。TV放送があるとついつい最後まで見てしまう。俳優の演技が凄過ぎるとか、物語が素晴らし過ぎるとかではなく、映画として全体の枠組みがシッカリしているからののでしょう。
そういえば夏帆は「海街diary」にも出ていたか。

「海街diary」が好きなら、きっと本作も好きになるのではなかろうか。
ということで本作、私は好きです。TVで流れたらついつい何度も見てしまうでしょう。

くりくりぼー
くりくりぼーさんのコメント
2024年6月8日

トミーさん
コメントありがとうございます。
朝の役は、海街の「広瀬すず」と重なるところありますよね。

くりくりぼー
トミーさんのコメント
2024年6月8日

転がり込んで来た朝ちゃんが、微妙な異物感で良かったですね、「海街ダイアリー」の広瀬すずの如く。

トミー