「原作のファンとして見て、原作を思い出しながらだったから色んなシーン...」違国日記 Yamashitaさんの映画レビュー(感想・評価)
原作のファンとして見て、原作を思い出しながらだったから色んなシーン...
原作のファンとして見て、原作を思い出しながらだったから色んなシーンで泣いてた。
映画、どこまでやるんだろうとは思ってたけど、やってほしかったところが結構あってよかった。
えみりの初登場シーンでは、あれ、えみりなんか地味だな、ま〜実写ってこんなもんか、と思ったけど高校に入って垢抜けた彼女を見てとても納得した。
彼女は高校に入ってからいわゆるカースト上位のグループと仲良くなるわけで中学の時は普通なんだな。
えみりと朝の同性愛当事者が身近にいるかもしれないことを認識させる会話、ここが映画で見れたのがよかったな。
あとクラスメイトの優秀な子、漫画では医大志望で男女格差が発覚したのが問題になってたけど映画では留学に変わってた。部活決めのシーンでうまく留学を入れ込んでてここはうまいな〜と思った。
漫画をあえて読み返さずに映画を見たんだけど、おばあちゃんは朝を引き取らなかったくせになんなんだ?と思ってしまった。漫画ではどうだったか…
あとは笠町くん、瀬戸くんは爽やかすぎるだろうと思ってたけどうまくハマってたと思う。
でも笠町くんの掘り下げがほぼなかったから映画だけ見たら笠町くんのことが全然わからないな、と思った。
あと漫画だと性行為の影を感じたことないと思ってたけど映画だと匂わせてきてたかな?と思う。それ、必要かなあ、違国日記には要らなくない?と思った。
あと弁護士の方、染谷さんはイメージ違い過ぎて笑った。映画だとパソコンは返品しなかったのかな。
全体を通して、早瀬憩さん演じる朝がとってもよかった!本当に原作のイメージ通りの朝って感じ。
高校生たちがみんな素敵だったな。
原作が好きだから、やっぱり映画だと時間が足りなすぎるな〜、でも空気感とかはとっても良い感じ。
映画を見て、良いなと思ったら原作も是非読んでほしい。
笠町くんや弁護士さん、いろいろ今回スポットの当たらなかったキャラクターにも人生があるのが伝わって欲しい!
おばあちゃん、一応「身体がよくない」的なことは言ってましたが、そんな様子なかったですね…
槙生が実家に行ったとき、「今日は調子がいい」とでも言わせればよかったのに。