「静かな世界観に没入」違国日記 ゴウさんの映画レビュー(感想・評価)
静かな世界観に没入
原作は未読。
突如事故で両親を失った中学生の女の子朝(あさ)。
小説家で人付き合いが苦手な叔母槙生(まきお)が朝を引き取り二人の不思議な共同生活が始まる。
槙生は、姉である朝の母と昔から折り合いが悪く、姉の事を憎んていた事もあり、朝の事を愛せるか分からないとキッパリ。
朝は朝で、両親が亡くなったにも関わらず、感情がはっきりせず、何を考えているのか分からない子に見えたオープニング。
全く違うタイプの2人であるが、じょじょに何となく気持ちが繋がっていく様子が心地よい。
二人共一癖二癖あるタイプかと思っていたのも束の間、何とも親近感が湧いてくる。
周りを取り巻く人達もいい人ばかりで、安心して観てられました。
また、朝の無邪気さと、さり気ない仕草が何とも愛らしく、頑張れ!って応援したくなる。
オーディションで抜てきされた新人さんらしいけど、今後の活躍が期待ですね!☺
映画としては、終始静かな雰囲気で進行していく感じ。
その感じが心地よいのだが、あまりに同じ調子で進む為、気付いたら、あれ?これでエンディング???って感じでした😅
でも、だからこそなのか、作中で3回あった槙生の「行ってらっしゃい」のセリフの変化とか、さり気ない部分でなんかグッときました✨
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