さまよえ記憶

劇場公開日:

さまよえ記憶

解説

NHK連続テレビ小説「エール」の演出なども手がけた映像作家の野口雄大が、実体験をもとに脚本・プロデュースも務めた映画監督デビュー作。人にとって大切なものであり、時に苦しめるものでもある「記憶」との向き合い方を題材に描いた短編作品。

行方不明になった息子の隆を捜し続けている詩織。いなくなってから3回目の隆の誕生日を迎えたとき、「欲しい情報」と「それに見合った価値のある記憶」を交換できる力を持つという「情報質屋」の女性と出会う。一方、詩織の父・英樹は、娘が過去に縛られて生きていることを案じ、今を生きてほしいという思いから彼女を守ろうとしていた。父のその思いを感じながらも、息子に再会したい詩織は、自身の「大切な記憶」を情報質屋に預けてしまうが……。

詩織役を映画「バードソング」やCMなどで活躍する永夏子が演じ、父の英樹役は「キッズ・リターン」はじめ数々の映画やドラマのバイプレイヤーとして知られるモロ師岡が務めた。「カメラを止めるな!」の竹原芳子が情報質屋を演じる。

2023年製作/24分/G/日本
劇場公開日:2023年8月4日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
野口雄大
プロデューサー
落合賢
協力プロデューサー
藤島陽子
アソシエイトプロデューサー
遠藤奈々
制作担当
内藤諭
撮影
谷口和寛
照明
赤塚洋介
録音
小牧将人
ヘアメイク
奈央
スタイリスト
星野和美
グレーディング
堀田弘明
VFX
堀田弘明
編集
堀田弘明
音楽
Gunoterre
助監督
森本浩平
スチール
千倉志野
デザイナー
鈴木文土
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映画レビュー

3.5ペースキープ

2023年8月16日
iPhoneアプリから投稿

本編付属の短編以外で観る作品としては、最も短い劇場映画なんじゃないかなと思います。本当にあっという間でした。 行方不明になった息子を探す手がかりを見つけるために、質屋のお婆さんに大切な記憶を渡す…というあらすじで展開されますが、24分というのもあり、起承転結の展開がとても早いです。 自分にとって大切・忘れてはいけないと言いつつ、それを重荷として背負って生き続けるよりも、その記憶を忘れて、新たな道を進むという提示になっていたなと思いました。ラストシーンはハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、観客に全て委ねるラストになっていました。 正直、サラッとまとめ過ぎている感は否めず、80分くらいの尺でやるであろう作品をギュッと24分に縮めているので物足りなさはとてもありました。短編の評価は難しいところなんですが、満足度が特別高いわけではないので、このくらいの評価に落ち着きました。 どんぐりさんの存在感は本当に素晴らしいです。駄菓子屋のお婆ちゃんなのに、どこかミステリアスな魅力が備わっている。理想的なポジションに収まっていました。 映画館で観るならばやはり60分は欲しい…と思わされた作品でした。この作品が長編になっていたらどうなっていたんだろうというのもあります。 鑑賞日 8/14 鑑賞時間 9:50〜10:20 座席 C-5

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ブレミン

4.0「24分好き」

2023年8月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

今年133本目。 2019年7月に「Walking Meat」と言う20分のアニメ映画を見てそれ以来の24分の長さの映画。この長さ非常に好き。ふらっと夕方6:25に行って帰りに中華料理屋さんで冷やし中華をTake Out、このスタイル好み。「カメラを止めるな」の竹原芳子さんは上手い。

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ヨッシー

5.024分間に凝縮されたストーリー

2023年8月6日
スマートフォンから投稿

泣ける

知的

幸せ

半分くらい見た時に24分で収まるのかと思ったが見事にストーリーが完結してる。 といっても最後は解釈を残したパッピーエンド(それ自体も解釈によります)、観た後に、あれそういうこと?と楽しめました。 さすがヒットドラマに絡んだ監督の作品だなと感じました

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mtakeuchi