劇場公開日 2023年9月29日

「配役、演出、演技指導 どれをとっても微妙 失敗作だと思う」BAD LANDS バッド・ランズ nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0配役、演出、演技指導 どれをとっても微妙 失敗作だと思う

2023年10月21日
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監督は主人公をドストエフスキーの”虐げられた人々”のネリーのような女性でやりたかったとか
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ドフトエフスキーの作品は知らないけれど、エンディングのフランスっぽい音楽とラストシーンから、フランスでよくあるタフな女性が悪に立ち向かうような作品にしたかったように見えました
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今作は完全に失敗作ですね
配役、演出、演技指導
どれをとっても微妙です
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前半が退屈
”まんぷく”で関西弁に慣れてるはずの安藤サクラですが、ガラの悪い大阪弁は合わないのか、違和感がありストーリーに入り込めなかった
なんか、薄っぺらいんだよな
その上、役柄からいって色気の欠片もないのが、フランス風のヒロインとしてはアウトです
東京の悪魔が彼女に固執する理由も分かりにくい
後釜の女性を見れば好みのタイプがかけ離れているしね
色気は演出でなんとでもなると思うんだけど、あえて主人公を女性にした意味が無い
はっきりいって方向性が間違っている
メイクも色気のないオバハンみたいで変
お母さんの安藤和みたいに見える時もあった

まあ、良かったのは宇崎竜童くらい
なんであんな死にかけのジジイ役で出すんだろうと思ったけれど最後はキッチリ締めてくれた

突然現れたサプライズ出演のゲスト
ああ、監督は”燃えよ剣”作った人だったね

山田涼介は相変わらず美形
なのにあの色気を生かしけれていない
あれなら彼でなくてもいいでしょう
あんなにビビり人間キャラの演出をしておきながら、最後、簡単に命を捨てるのも変
エンドクレジットで藤島ジュリー景子の名前を見つけて、ちょっと気分がゾワゾワした
これからは、東山紀之の名前がでるんだろうか

痛快でも爽快でもなく見ていて楽しくなかった
最後なんて、してやったりと気分よく終わる所のはずなのに・・・
”燃えよ剣”の時も思ったけど、上手い監督とは言えない

nakaji
ほったんさんのコメント
2023年10月22日

JSバッハをフランスてwww

ほったん