劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:のレビュー・感想・評価
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完全初見だけどめっちゃ面白かった!
ぼっちざろっく、名前は聞いたことあるけど、主人公が誰なのかすら知らないレベルで、前知識も完全ゼロな状態でした。 結論、とっても面白かったです!!! キャラクターも魅力的で、みててガンバレ!って思ってしまうような。 演奏シーンはカッコいいの一言! 私のように、名前は聞いたことあるけど見た事無いって方、ぜひおすすめです!! バンドサウンドも劇場だとテンション上がるしぜひ観に行ってください! p.s. タイトルにわざわざ総集編って書いてあるのに総集編やんってレビューで文句してる人は何なんでしょうか笑 ちゃんと読んでます? そういう低評価には惑わされず、初めて見る方はぜひ!
総集編だからと思って舐めてたが、良い意味で期待を裏切ってくれた、最高です!
今回は劇場総集編とのことで、アニメを何周も観た人には目新しさがなくて退屈な時間になるのではないかと最初は心配していたが、実際行ってみたら全く違った。 アニメや原作を何回も読んでいて話の展開が既に頭に入っていた私でも、「あれ?このシーンこんなあったっけ?」「このセリフあったっけ?」となる場面がいくつかあり、TVアニメ版との間違い探しをしながら楽しむこともでき、新たな映画の楽しみ方を知ることもできた。 このアニメ最大の魅力ともいえる楽曲は評判通りかなり良く、挿入歌のタイミングや90分間の構成も完璧で、総集編として上手くまとめられていたと思う。特に新曲が私の心に深く刺さったみたいで、それがとても印象に残ったし、また映画へ行って劇場の音響で音楽を楽しみたいなとも感じた。 総集編なので基本はTVアニメの内容に沿って進行していくが、新規カットや新規ボイスが所々に盛り込まれていて、アニメ視聴済み勢にも飽きさせない工夫はしてあったと思う。 ぼっちざろっくが好きな人にも、まだ知らない人でもお勧めできるような内容かなと私は考えています。少しでも興味がある人は、とりあえず友達を誘って行ってみてはどうでしょうか。 「総集編だから新規のシーンが無くて期待外れ」とのコメントを残して低い評価を付けている、明らかなお門違いをされてる方がいらっしゃるようで残念です。果たして彼は、本当に映画を視聴していたのでしょうか。このような方のレビューは気にしないことを推奨します。
ぼっちの成長!!
・原作、アニメ未鑑賞ですが、良く出来ている感じがします。 ・ぼっちの成長が素晴らしい、見ている方も応援したくなります。 ・キャラがかわいらしいので、見ていて癒されます。 ・後編も楽しみにしています!!
癖になる味わい‼️❓意外と深い‼️❓
時間が出来たので、その時間帯で観た、原作も噂すら知らない。 前半、お金取る映画かなと、思いつつ、いやいや、引き込まれる。 それぞれのキャラが目に焼き付く。 後半、なんだか感動してきた。 ボツチだが、愛されキャラ、求心力が半端ない。 気持ちは大事だな、教えられた。 歌も演奏も素晴らしい。 なんだか得した気分、ありがとうございました😊
初見問題なし!人生において大切なことを学べます!
TVシリーズの総集編ということで、何度か予告編観て興味が湧いたから・・・というズブの初心者の私も肩肘張らずに鑑賞するに至りました。 コミュ障で中学時代はギリ不登校を回避しながら学校では存在感ゼロで過ごし、家では押し入れ?に篭ってひたすらエレキギターの修練に励む主人公のぼっちちゃんこと後藤ひとり。ソロのギターテクにおいてはかなりの達人で匿名でSNSに投稿しては高評価されることで密かに悦にいるという、閉鎖的なんだかワールドワイドなんだかよく分からないスタンスに彼女はおります。 そのぼっちちゃんが、ひょんなこと?から流れに逆らえず、ガールズバンドのギタリストになって、仲間に支えられながら奮闘するストーリーです。 思考回路が全方位に向けて自己防衛に全振りしているぼっちゃんの心象風景がコミカルに映像化していて、コミュ障まではいかなくても陰キャという自覚のある方なら、共感を誘いつつも表現が極端過ぎて笑いを誘うこと請け合い。私は褒められて原型が溶ける部分が壺で、劇場で笑いを必死に堪えてましたよ(笑)。 そのある意味自己中、閉鎖的な思考回路のぼっちちゃんが、バンド仲間、彼女を支えてくれる家族以外と人々との熱い交流、そして試練の中で成長していきます! 何よりバンドプレイ以上に「人間として成長する部分」がとてもドラマティックにそして可愛らしくカッコよく表現出来ておりました。 自己主張はしっかりしながら、他人のこと、そしてチームのことを考えて、自ら前に出るぼっちちゃんの姿を観て、人生において大切なことは何なのか考えるべきですし、そこはこのシリーズや映画から汲み取らなければならない部分かな、と思いました。 失礼な言い方になりますが想定外に良かったので、皆におすすめしたいです!
これは音楽アニメの傑作ではないですか
初めて見ましたが、めちゃくちゃ面白かったです。 ぼっち・虹夏・リョウ・喜多ちゃん、みんな魅力溢れるキャラなのに、それぞれのキャラが生きていて、別々の個性が一つになって強力なパワーになってます。正に結束バンドですね。 極度の人見知りのぼっちちゃんに対して、みんな普通に接して優しいのもなんか嬉しい。 虹夏のお姉ちゃんと、ぼっちちゃんに路上ライブ教えたバンドやってるお姉さん、二人共にかっこよかったな。だけどバンドのお姉さん、お酒の飲み過ぎには気を付けて下さいね。 音楽詳しくないけど、ライブシーンも良かったと思いました。 不穏な空気の中、それを切り裂いたぼっちちゃんのギターの音は爽快でした。ぼっち覚醒の瞬間かな? 真のヒーロー目指してがんばれぼっちちゃん。 後編が楽しみです。 特に期待していた訳じゃなかったけど、これはすごい物見たぞって気分です。 いい映画を見ました
幸せのスパイラル
普段はこういう(こういうてどういう?)アニメは観ないんですが、オペラ座の怪人に続いてULTIRAで上映していたので。 おもしろかった〜。 笑いのツボが合ってたのかな。 ギターをランドセルみたいに背中に真っ直ぐ背負ってるのって、違国日記の女の子がしててかわいいなぁて思ってたけど、あれ普通なんですかね。実生活で見たことない。 観客はおじさんばっかりでした。 (フュリオサULTIRAで上映してよ)
音響の恩恵
ぼざろは見よう見ようと思いながらなかなか見る時間が確保出来ずにいた作品のひとつ。 テレビを観るという習慣がないわたくしにとっては、たとえ無料(または定額見放題)でも30分×12回はなんだか腰が重くて、有料でも映画一本の方がのぞみやすいのです。 そういうわけで、キャラの知識はそれなりにありながらも話はほとんど知らない状態で観たわけですが、全く問題なく楽しめました! キャラクターがみんなとても魅力的だし、コメディのテンポもいいし、楽曲がすごく良い! 終盤のライブシーンや、ぼっちちゃんの魂の叫びなどは(笑)映画館の大音響で聴いてこそかも知れません。 まぁどうしても「あ、ここ尺詰めたな…」みたいな若干不自然なシーンはありますが、うまいこと工夫はしていました。 総じて、ちょっとでも興味ある人ならみんな楽しめるデキだと思います。 前編だけで話がきっちりまとまってるのも好印象ですね!
主人公の動機を問う再構成
映画にしてもオープニングをつけてくれたのがいい。劇場アニメにもオープニングがもっとあっていいと思う。 どんな風に構成をするのかなと興味深く劇場に足を運んだのだけど、シンプルで力強い、最もな構成がなされていて良かった。 冒頭に主人公がバンドをやる理由を尋ねるシーンをもってきたことで、この映画は、この変なピンク色の子がなんでわざわざ苦手な人間関係をこなしてまでバンド活動をやるのか、その理由を知りたくて見続けることになる。主人公が動機を持って能動的に行動してくことで、物語を紡いでいくのは基本的なことではあるんだけど、その動機が見えない作品は見ていてしんどい。この映画はそこをクリアにして、彼女の成長に付き合うことになる。 テレビシリーズの総集編とはいえ、きちんとした意思で構成されているのと、やはり音楽ものなだけあって劇場で鑑賞すると一層映える作品だ。音が感情を語るのが音楽ものなので、音の鳴り方が違えば受け取る感動も変わってくる。映画館で上映する意義のある作品だと思う。
やはり曲がいい
アニメで入って楽曲ファン。遅くなってしまったが、劇場のいい音響で鑑賞できてよかった。STARRYライブまでのライブシーンに加え、新OP/EDと、劇伴としてアルバム曲も挿入されている。新映像は記憶ではOPバックのみか。 TV版を何度も見てストーリーは頭に入っていたが、総集編として整理されると、シンプルかつ王道で、コミカルで軽く見せかけながらエモさを盛り上げるのがうまいなと感じた。(この後フリーレンも手掛ける斎藤圭一郎監督は天才だ) 後編もだがやはり新作が待ち遠しい。 BTR以後のMyGOやGBC(どちらにもハマった)への連なりも想起される。(夏の山田尚子監督「きみの色」もバンドだし)世はまさに大ガールズバンド時代! それはともかく、その中でBTRは、「劇中の結束バンドがプレイした楽曲」として生まれた各曲へのこだわり、真摯さが独特と思う。恒星ライブを劇場公開で見て感動しつつ、ボーカルとMC以外に声優の出番がないことに若干の違和感を覚えたのだが、あらためて原曲に触れると、プロの演奏で劇中ライブが再生産されるからこそ、観客である自分がストーリーの一部になったように感じられるのかもと思った。(MyGOもGBCも、アニメと生バンド同時展開を前提にキャスティングされていることとの対比で) 音のいい映画館で楽しんでほしい。
最高すぎた!!
本当に観て良かったです!総集編の前編というだけあってアニメの8話までの内容を削ったり、少し変化させたりして再構成したような感じでした。初見の方でも全然楽しめる内容だと思うし、アニメを観ていた方も演奏シーンで圧倒されるはずです。 そしてとにかく新曲が良すぎるので、できれば音響の良い映画館で鑑賞することをオススメします。
TV版より1.2倍は面白かった
採点3.9 これは面白い。TVシリーズ総集編なのだがOP・EDとちょこちょこ新規フィルムが差し込まれており、その構成も実にうまいことまとめられていました。 日常パートを削った分流れがバンドの成長物語となっており、特にライブパートはそれがよく出ていました。 音響が素晴らしく、何よりスクリーンが似合う作りなんですよね。 何というかTV版より1.2倍は面白かった、後半も楽しみです。
すっきりスリム化
TV作品は全話視聴済みで劇場版のオリジナル映像を楽しみに初日の夕方会社帰りに視聴。
バンドメンバー4人の絡みをメインにチケットの時以外の家族のシーンやメンバーの家庭訪問の話等々すっかりすりおろしてタイトル回収のシーンまで90分にまとめたホントの総集編。
冒頭はオーディション前の練習後のぼっちちゃんと虹夏ちゃんの自動販売機の前の会話から始まりオープニングから劇場版オリジナル映像(だと思う)で結構その後も新映像を期待したんだけど後は殆どTVと一緒。演奏シーンの追加を期待したけど無かったんで-0.5点かな。
重要なぼっちちゃんが作詞に悩んでリョウに相談するシーンや酒飲みのおねえさんと出会って路上ライブのシーンはちゃんと残してありました。
また、ライブハウスのバイトのシーンや撮影のために下北沢を散策するシーンはセリフ無しの結束バンドのBGMで飛ばすのはウマいと思いました。
何故か知らないけれど、最後のライブハウスの2曲目の演奏では(判ってるんだけど)目に水が溢れてきたんだよね。判ってるんだけどね。
Reの様子だとReReでの演奏シーンの追加も無い様なので観に行くかは検討中。
でも観に行くんだろうなぁ....
これは「結束バンド」としての新調作品
テレビシリーズは視聴済み。何周もしたほど好きな作品。
アルバムも購入済みで、かなり聞いている。
とはいえ、いくら傑作といえど12話のアニメを、サブスク全盛のいつでも観られる時代に劇場版総集編、それも前後編でする必要はどうなのかと疑問に思っていた。
楽曲が熱い作品であることは間違いないのだが、技術面や精神面で未熟な高校生バンドのできあがりというテーマもあるので、あまり上質すぎる音響で「上質」を聞くのも浅い解釈ではないか、解釈違いを起こしそうだなと…
杞憂であった。観てよかった。観るべき作品だ。
この前編で、12話中の8話終わりまでをかっ飛ばす。
夏休みのお家ご招待回などはまるごとカットされているが、
・新OP(新曲)
・ED(新曲)
・全編に渡ってちょくちょく新規追加シーン
が挿入されており、同じシーンでもぼっちちゃんの独白が抜かれていたりなどして、一つの90分でまとまる映像作品として新調されている。
いわゆるきらら作品の「日常系」のパートを削って、コメディ成分をやや減らし、メンバー4人がだんだんと真剣になっていくバンドものとしての軸を強調。
後々思い返せば、劇場総集編の告知画像は4人が横並びであり、キャッチコピーは「私がバンドをやってる理由。」……と、「決してぼっちちゃんが主役とは言っていない」のである。テレビシリーズでは無自覚なロックモンスターであるぼっちちゃん成分偏重、それをリードとする構成だったが、この劇場版は4人がそれぞれに主役(4人で1つの結束バンドが主役)という意図的な再構成・ややパラレルみさえ感じる新調バージョンだ。
例えば、12話構成ではわずかなスパイス&お約束の流れでしかなかったオーディション回が、相対的に長尺の扱いになったことで意味的な厚みを持たされている。
この劇場版の構成とトーンでは、星歌店長の「お前たちがどういうバンドか、わかったから」というのは、それぞれの個性を認めたセリフではないだろう。
ギターが逃げ、その代役として即席で連れてきたギターは完熟マンゴーの段ボールを被って姿を見せず演奏し、皆おしなべて演奏は下手……という12話構成ならアリなコメディタッチの衝撃デビューも、この劇場版では「あんな遊び気分でバンドしているつもりなら、(本人たちのためにもならないから)もう立たせる気はない」という気配が滲む。
あれは恥ずかしいことなんだぞ、お前たちは人からお金をもらってモノを発表するという実は真剣味が必要な場に、許しを請わずに言い訳せずに上がる気はあるか? という星歌の厳しい優しさが伝わる構成となっていたと感じた。この課題は、ぼっちちゃんメインだと「勇気を出して普段通りに演奏できればクリアできる」程度の課題だが、リーダーである虹夏メインで聞けば、バンド活動はお前にとってどの程度のものなのか(他のメンバーの甘えをどう許すつもりなのか?)という精神性を問われている、重たい問いかけになる。劇場版では尺を調整することでそれが達成されているのだ。
テレビシリーズでは「本物ロックモンスターぼっち+本物ではない他3人」という構造(OPでも、1人と3人は一度も同じステージで演奏していない)がぐりぐりと万力のようにねじこまれており「ぼっち・ざ・ろっく」は決して「結束バンドの話」がメインではなかったが、劇場版では調整の結果「ぼっちちゃんの記録」ではなく「ぼっちちゃんを含む結束バンドの記録」として微妙にベクトルをずらした、パラレルなパッケージングになっている。新OPで一瞬だけある、過去にお父さんが押し入れに練習場を作ってくれてるシーンを入れた意味も、「結束バンドはみんなの産物」という意味合いからだろう。
最小限で準最大の効果。すごい。すでにできあがったお惣菜の盛り方を変えるだけで、ここまで風味の違う料理を作れるものか。
初見の人にもそうでない人にも感触はいいだろうし、12話を浴びてさらに解像度を上げたいと思わせる導入にもなっている。つくづく、このシリーズは頭脳部も実行部もチームが強い。
音響面は立川シネマシティの極音上映で聞いたが、ライブハウス感があってよかった。
とはいえ一番満足度が高かったのは、本番ライブ回での各パート噛み合っていない『ギターと孤独と蒼い惑星』の下手バージョン。サントラに未収録なのでこれを良音響で聞けて、音楽音痴な私でも「ああ、各パートが微妙~にずれてて全体的にかなりひどい…」と理解できたのは収穫。前述の「人前で発表する怖さ」が迫ってくる内容で相乗効果を感じた。
そしてテレビシリーズではこのリカバーにぼっちちゃんが独白とともについに両目開眼、猫背のまま虎になるあのシーンが来るのだが、なんとその独白が抜かれている。渋すぎる。劇場版でのライブは「ぼっちちゃんの話ではない」からだ。「結束バンドの話」だから、ぼっちちゃんの個人リカバーが強調されず、4人が積み上げてきたものが発生させる必然としてシーンに組み込まれているのだ。わかる、めっちゃわかるけど、やりたくても、やらしてくれって言っても通るかよ、通すやついるのかよって感じ。制作の視座が高すぎる。ロックすぎる。
ここからやや余談的。
本シリーズはメタ的な視点で見てもロックな精神性の塊である。
露出はない、エロもない、百合やすれ違いもない、狭義の天稟すらもない(ぼっちちゃんは3年間毎日6時間弾いてきた努力の人である。そういう意味で広義の天稟はあるが)、水着回もないダンスシーンもない胸や体重を気にしてる子もない美少女回転寿司もない……お約束のきららジャンプですら「ストーリー中のアー写であるから、OPにも入れといた」と言わんばかりの斜に構えた無骨具合。
あるのは友情と、若き日々の苦しみと喜びだけである。ハーレムでもシ〇バニアファミリーでもなく、1990年代の「仲間」を何よりも欲したヤングアダルトの文脈だ。
芳文社がけいおんや他社ゆるゆりのヒットにより生み出したきららシステム、それに乗ってないヒット作は実は同社ゆるキャン△で達成されている。ゆるキャン△もぼざろも「特定のジャンルが好き、というわけでもない人たちにまでヒットしている」のだ。きららシステムを超えて一般エンタメの文法に乗せても、女子を並べればすれ違いからのお涙絶叫罵り合いにしたがるセンスとは一線を画している。エンタメ界の古豪たちにとって「なんで流行っているのかまったくわからない…(自分たちが信じてきた流行る要素が全くなく、全然ダメと切り捨ててきた地味な要素でしか構成されていない。理解できるのは楽曲がいい、ぐらい)」と、足下をぐらつかせる作品になっていることは間違いない。それでこそロックである。箱から包み紙から皮も中味も骨も栄養成分まで、もう最高に全部がロックで一本の矢印となっている。ロックを題材とした、ロックなアニメだ。ロックミュージックならぬロックアニメ。
総集編後編は4話しかストックがなく、アニメ版を知ってる者からするとAパートで終わる文化祭回が山場になりきらないことはわかりきっている。おいおいどうするんだ、である。
しかしここまでロックなハートに溢れた本シリーズである。
絶対に、何かやってくれるだろう。
現代をして最強の作品であることは何も疑っていない。
その圧倒的な強さで、言い訳や惰性にまみれたすべての古いものや温いものを破壊し尽くし、本物の叫びだけが実現できる超絶の王道エンタメを見せつけてほしい。
総評としては☆4.5だが、ファンマインドとしては当然☆5。
総集編だけどすごく面白い‼︎
アニメは劇場版観る直前に全部観て、めちゃくちゃハマりました‼︎
総集編でしたが、すごく上手くまとめられていて面白かった‼︎
やっぱり終盤のみんなが自信を無くしている中で、ぼっちが演奏をはじめるシーンは感動‼︎
そのシーンを含めて結束バンドの曲を映画館の音響で聞くことができて良かったです‼︎
そして新曲も良かった‼︎アニメ第2期も観てみたいです‼︎
(観にいくのが遅くて入場者特典が貰えなかったのが悔しい…後編は早く行きたい‼︎)
月並みに輝け
TVアニメにハマって、原作もたくさん読んで、番外編やアンソロジーも読んで、ライブにも参戦して、のめり込みまくってるぼざろの劇場総集編。
劇場マナーもED仕様で紹介してくれてフフッてなりました。
どのような形で物語を再構成するのかというところに着目して観ていましたが、これは初見の人には優しい作りで、TVアニメや原作履修済みの人からすると演奏シーンの拡張だったり、視点の増やし方だったり、新規OPだったりと大満足なクオリティに仕上がっていました。
特典は前日譚の書いてあるエピグラフと色紙で、色紙はリョウでした。
前編なので多分あそこまでだろうなというところまでは予想は立てられていましたが、序盤を自販機の前でぼっちちゃんのバンドとしての目標を虹夏ちゃんが聞くシーンから始まるところから、この総集編良いもの始まるぞ〜と昂りました。
日常描写やカオスな場面は総集編ではだいぶ削られていました(まぁ総集編なのでそこは削らないと仕方ない)が、それでも絵本の世界が具現化したような場面や、よっぴさん熱演の金切り声のシーンはそのままだったので、これ劇場の大スクリーンで観れるんだ〜という謎の興奮がそこにありました。
劇中では流れなかった楽曲たち「ひとりぼっち東京」「ひみつ基地」をダイジェストと共に流す演出はとても好みで、見せたいシーンを見せつつ、大切な楽曲もアニメの中に取り込んでくれていて、最短かつ最善の組み立て方でこれまた嬉しかったです。
このダイジェストで気になったシーンがあればぜひアニメシリーズの方を…と勧められるのも良きです。
演奏シーンが追加であったのと、映画館での音響の強化が今作を映画館で観るべきだよなと思ったところです。
3人での結束バンド、オーディション、野外インストライブ、お客さんを前にしたライブハウスでのパフォーマンスと8話分まであるので演奏シーンも盛り盛りですが、どのシーンも音圧だったり細かな技術がレベルアップしていて、自分もベースを弾いてる身なので、手の動きだったり、振動なんかをしっかり体験できましたし、ここでギアが入るぜ!といったところでスタンディングしたくなるくらいにはライブの空間になっていました。
キャラクターもサクッといきつつも、どんなキャラなのかというのが分かりやすく提示されていたなと思いました。
ぼっちちゃんは陰キャ少女、虹夏ちゃんはまとめ役&貴重なツッコミ、リョウは草食べる変人、喜多ちゃんはとっても明るい子と4人にそれぞれ興味を持つシーンがありますし、これまた気になったら原作やアニメシリーズへという誘導もできちゃいます。
きくりさんがなんか酒飲みだけど真っ当な人に描かれていたのは笑いました。もっとヤベェシーンがアニメにはあって、更に混沌としてるのが原作にあって、これぞ幸せスパイラル。
結束バンド久々の新曲の「月並みに輝け」「今、僕、アンダーグラウンドから」の2曲ともブッ刺さりまくりました。
樋口さんと音羽さんのコンビでの「月並みに輝け」のこれまでを辿るような歌詞や音楽、そして出会うまでの4人と現在進行形の4人の対比が描かれた新規映像に速攻で目がやられました。
ゆうほさんが手がけた「今、僕、アンダーグラウンドから」はゆうほさん色全開のアッパーチューンでアガッたテンションを更にエンドロールで上げてくれるものですから情緒が大変でした。
後編も益々楽しみですし、文化祭でのあの演奏が聞けるってだけでもう泣いちゃいそうです。
1年前に聖地巡礼しましたが、またあの光景に会いに行きたいなぁってなりました。
いいねくれー!by承認欲求モンスター
鑑賞日 6/8
鑑賞時間 10:35〜12:20
座席 N-10
ちゃんと映画になってる総集編
TV作品の総集編劇場版は編集の良し悪しがダイレクトに出る そういう意味ではシリーズ前半を一本にまとめたこの作品は 「ちゃんと映画になっている」総集編といえる 一部、TVシリーズではボッチちゃんの心情 台詞で見せていたシーンが 映像で見せる演出に変更されていたのだけど ここは好みがすごく分かれそう とはいえ、見ていて気になったその部分ぐらいで あとはストレートに 人見知りでネクラで商人欲求強めな少女が バンド活動により他者とかかわることで その6年間ために溜め立内包する力を開放する術をつかみかける 青春バンドものとして気持ちよく見終われる作品になっている TV放送当時もまだ中盤なのに「良い最終回だった」と言われちゃうぐらい きれいに終わるエピソードなので(笑) 総集編後編のRereの予告がなかったのは残念 初見の人はここで終わりだと思っちゃうぞ
TV版を観たことなくても、無問題。見事な総集編。 本編開始前のマナ...
TV版を観たことなくても、無問題。見事な総集編。 本編開始前のマナー映像だけが、うん、アレだ。初心者置いてきぼりw ガールズバンドクライ真っ盛りの時期に公開。比較鑑賞もまた楽しい。
全米が泣いた!(予定)
覇権アニメとなった「ぼっち・ざ・ろっく!」の総集編の前編。 テレビ勢からすると細かいエピソードのカットで物足りない気もしたが、楽曲ダイジェストなどで綺麗にまとまっていた。 新曲を用いた新規OPも良かった。喜多バスケを拝む事ができたから。 更に入場特典冊子で"ぼ喜多"を過剰供給してから鑑賞に臨めます。 以下鑑賞ポイント ・プロローグはアニオリ部分の自販機 ・新規OPの前日譚もっと観たい ・ギター公園の家族は去った後 ・いい匂いの虹夏はカット ・ミジンコEDはDistortion♪のまま ・「結束力全然無い!」はカット ・ひとりぼっち東京♪の2話ダイジェスト ・崩壊しないアイデンティティ ・「憂鬱な日々 増えてくトラウマ〜♪」はカット でもギターは聴かれてた ・土下座カットで喜多ちゃんのリョウへの心酔は少し薄まった ・ひみつ基地♪の4話ダイジェスト ・ダム放水はカット ・作画ミスの星歌のチョーカーは修正されてた ・廣井さんは通常通り ・劇場音響でわかる「ギターと孤独と蒼い惑星」のバラつき ・ぼっちちゃんのモノローグや他の台詞無しで始まる「あのバンド」 ・居酒屋打ち上げカットで喜多喜多、マチュピチュ、ペペロプリプリパピプペポは本編で ・タイトル回収からの新曲 お次は後編。EDはアジカンの「Re:Re:」を結束バンドがカバーしたのが流れると予想。
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