キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのレビュー・感想・評価
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アメリカ先住民でも、こんな種族があったことを知りました。
とにかく、長い。3時間を優に超える。覚悟して観ないと退屈きまわりない映画になりかねません。私みたいに。
監督は、欲に目が眩んだ人間や思慮に乏しい人間の顛末を表出したかったと思いますが、私にはひたすら退屈な作品でした。
アメリカ先住民にも、先祖代々の土地を奪われながら、居留地で石油利権に恵まれた種族がある事を知り、勉強になりました。しかし、資本主義の本家本元アメリカならではの悲劇が彼らに待ち受けていた。人種差別も絡んでいるとは思いますが、酷いもんです。監督本人のカメオ出演がありますので、お楽しみに。
長さは感じない、役者と展開。
3時間を超える作品のため、意気込んで映画館に足を運んだが、体感は2時間半くらいに感じる映画であった。
その理由は役者の演技と、次がどうなっていくのか?という展開のテンポの良さにあると感じた。
そして、美術を含めて全く隙のない作り込まれた当時の世界観により、その世界に引き込まれていった。
人間の怖さを存分に感じられる作品。悪そうなことを一才していないのに悪いやつ。に終始徹する演出はさすがだなと思った。
200分超えを感じない
まさかの200分超え。RRRより長い。けど、「あ、ここで終わりかな?あ、まだ続くんだ…」みたいな気持ちに一切ならなかった。
ものすごいガンアクションとか、カーチェイスとか、スーパーパワーのヒーローとか一切ない。けどあっという間。200分なのに。
あっという間ということは面白かったということなんだけれど、私は未熟者なので何がどうして面白かったのかちょっと今でも分からないです。
【注意】ネタバレ❗️退屈で退屈で退屈で
とても退屈だった
とても長くてとても退屈で先読み出来て最悪❗️
長すぎるよ
何よりインディアンと結婚して殺してをずーっと続けるのかと思ったらほんとにそうだった
最後は刑になるのも予測通りだし
何でこんなに口コミレビューが良いのか全然わからなかった
殺しの依頼もやり方も凄く雑な割にはデニーロの罠にはバッチリハマる偶然さもつまらなくしてた感じ
捕まったデニーロとディカプリオの最後も刑期終えて釈放とか至って普通
良かったのは糖尿病の奥さんが殺されずに晴れて離婚出来て寿命で亡くなった所
余談
似たような映画ではスピルバーグのアミスタッドの方が面白かった
やっぱりスピルバーグは凄いのかな❓
悶々としている
上演時間3時間20分
長尺を感じさせない、感情を映像世界に持っていかれる映画だった。
いったい何に感動したのだろうか。ディカプリオさんもデニーロさんの演技は素晴らしい。
しかし。。。
見終わって1時間くらい経つが未だに悶々としている。
この収拾のつかない感情は、行き場のない虚しさではないだろうか。
剥き出しの欲望、虚栄心、愚かさ、差別、命の軽さ。そういったものが混ざり合った映像記憶がフラッシュバックしている。
エンディングの太鼓が頭から離れない。
満足
事前情報なしにチケットを予約。上映時間を見て少し怯んでしまった事を反省させられるぐらいお勧めの映画。
人って欲にかられると、ここまでするのかって本質を見せられた感。最後に少しは光明も見えたのだが。
確かに上映時間は長いが、それだけ観る甲斐もある一作
本作同様、マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロが組んだ『アイリッシュマン』(2019)も、「ドラマシリーズと思えば短いよね…」と思うほどに単体の映画としては長尺(200分超)だったけど、本作もそれに並ぶ上映時間。スコセッシ作品の集大成的な内容である上、周到な構成と隙のない演出により、「体感上映時間は全然短い!」と絶賛が相次いでいますが、これはあくまでスコセッシ作品を摂取する素地のあるファンだからこそ言えること。やはり多くの観客は上映時間なりの長さを実感すると思います。
しかし冗長か、というと全くその反対で、あまりにも重層的な人物描写、焦点となるアメリカ先住民の連続不審死事件の救いようのなさに、むしろよくこの上映時間で描き切ったな、とスコセッシの手腕に感心させられるほどです。
レオナルド・デュカプリオだからこそ画面映えするが、実際のところただのつまらない使いっ走りでしかないアーネストを主人公に据えるという大胆な構成。最初から最後まで全く彼の言動には同意も共感もできないんだけど、それでもこの上映時間を、しかめっ面だけで保ってしまうデュカプリオは見事です。
スコセッシ監督だけに、ドローン撮影も取り入れた映像美、編集術は際立っていて、本作だけでスコセッシ流映像術が一通り学べてしまえるのでは、と思うほどです。さらにロバート・デ・ニーロの、穏やかだけど唖然とさせられる演技など、本作で挙げるべき点は他にも多々あるものの、そこはあえて劇場で確認して欲しいところ。
スコセッシ作品が嫌いでしょうがない、というのならともかく、「観に行きたいけど、上映時間が…」と躊躇している人には、絶対劇場で観た方がいいよ!と強くお勧めしたい一作です。
紛れもないスコセッシ映画!
人の愚かさをここまで正しく映画に落とし込めるのはスコセッシ監督しかいない!
完全に1920年代の空気に取り込まれ3時間20分にも及ぶ壮大なドラマに圧倒されました。
犯罪の実録集、ノンフィクションをアーネストの視点でここまで脚色したのは素晴らしい。
また、ディカプリオのまさにAmerican idiot な愚か者ぶりも素晴らしい。本当にバカ過ぎてイライラするくらい笑 正直でさえいれば救われたものを、その正直ささえも手放した彼の行く末はお先真っ暗。
さすがのApple Movieといった2億ドルという製作費で(ザ ・クリエイター 創造者は8000万ドル)、1920年代アメリカ オクラホマ州オーセージの舞台の作り込みが半端ない。本当にあの時代のあの街が存在するようにしか見えない。そして「ウルフ・オブ・ウォールストリート」、「アイリッシュマン」に引き続き近年のスコセッシ監督作を支える撮影監督ロドリゴ・プリエト。
本作のカメラワークはとてもスリリングで、アカデミー撮影賞も狙えるかもしれない。
物語の終盤で投入されるジェシー・プレモンスタ、ブレンダン・ブレイザーの存在感もバッチリ。こういった俳優の使い方もとても遊び心があり、80歳になるスコセッシ監督まだまだ若い!ラストのスピーチも映画的なジャンプ!スコセッシ監督本人による話の締めくくりにはビックリしました。
スコセッシのキャリアの集大成的作品
沈黙、アイリッシュマンという本人にとっても念願の大作を撮り終えて、肩の荷が降りた後にスコセッシが何を撮るのかなと思っていたが、キラーズオブザフラワームーンは、まさかのその二作に勝るとも劣らないヘビー級の作品で、作品としての完成度の高さに驚かされた。
スコセッシは「カジノ」ぐらいまでで完成した自分のスタイルを一旦封印して,20年ぐらいかけて自分のスタイルを再構築してきたと思うが、今作はその集大成という気がする。テーマ性においても、暴力と信仰というスコセッシのいつもの二つのテーマが「沈黙」よりも巧みに織り込まれて、更に洗練されているように感じた。
内容的には予想される悲劇がただただジワジワと起こっていく、アメリカの暗部を描いた陰惨な内容であるにも関わらず、ノンフィクション小説を読むかのようにのめり込んで3時間半見てしまう。上手く言語化出来ないが、今作を見ている間、物凄く「映画を見ている」という満足感があった。フィルム時代の大作長編映画を見ている時のような満足感と言ったらいいだろうか。撮影、編集、音楽、衣装、セット、役者陣の演技、全てが高いレベルにあるからこそ、このような風格が生まれているのかもしれない。
リリー・グラッドストーンの静かな悲しみと諦めの混じった演技、ディカプリオの、力ある物に屈して、飲み込まれていってしまう男の演技も素晴らしかったし、かつてのあの「怖いデニーロ」を久しぶりに見れたのもうれしかった。デパルマのアンタッチャブルを思い出させる剃刀シーンや、グッドフェローズと同じように法廷で指を指されてデニーロが睨み返す場面等、ニヤニヤして見てしまった。
その他にも法廷場面の意外な配役に、エピローグのラジオ番組、そしてまさかの本人登場という意外なメタ演出。オーセージ族の宗教観を表す様々な象徴的イメージや音の効果も素晴らしい。ボリューム満点で、いくつものレイヤーがある本作は集大成と言うにふさわしい大作だと思う。
大傑作
スコセッシ監督80歳超えてるんですよね?凄まじい情熱。
3時間30分近くあるのに、情報がぎっちぎちに詰まりまくっている。寝る暇なし、というか編集で寝る暇を作らせないようにしている。またオセージ群の自然描写や民族の習慣を差し込むことで、長時間の観賞に耐えうるように親切に作られているように感じる。
最初の大自然で石油シーンでのもっていきかた、テンポの良い事件の消化、最後のサプライズ、シンプルな音のエンドロール。すべてが完璧すぎる。(唯一裁判シーンだけイマイチだった。でも弁護士で十分おつりがくる)
しかも俳優陣も完璧で、まじで非の打ち所がない。
なんだ、無理やり文句つけるとしたら上映時間が長いことぐらい?
藤井風の「何なんw」が聞きたくなった
モリー役のリリーグラッドストーンが最高に良い、あの人でよかった。この映画をずっと引っ張ってた気がする。アカデミー獲るでしょう!
ディカプリオのアホさ加減もとても良い。先週「ザ・クリエイター」では見事に寝落ちしたのに、これは寝ずにラストまで観れた。
肥溜めへとダイブって感じだった
この映画のライブ感に痺れる!
長尺の3時間半、私は亡霊のように、彼らと共に居た。
病的に倫理観の欠落した人々も、自分の価値観に固執する人々も、私の一部だと感じる。
非道な事実を描いているのに、嫌悪感より、彼らの生と死の、物凄いエネルギーに圧倒された。
血は軽くも薄くもなく、ただただ濃い。
サスペンスといっても大どんでん返しや、伏線張りまくりという訳でもないですが、物語に引き込まれます。
映画の感想とは違いますが
とても贅沢な時間を過ごしたなぁ、と思いました。
長編という事もあって、エンドロールで席を立つ方は多く感じましたが、エンドロールもセンスが光っているので是非最後まで見て欲しいです。
3時間23分
2作連続(ザ・クリエーターと本作)でコケージャンアメリカンがクソみたいに残酷で優位主義者でいかにしてこの世界を思うがままにぶっ壊してきたかっていうのをテーマにした映画見れて世界どうなってるの?って思いましたね(気持ち良い/小気味良い)。
とにかくデカプリオのダメっぷりが最高です。
顔と名前が一致しない(外国の俳優さんの顔が覚えられない)人には訳わかんなくなると思いますが、そこはなんとかおじさんと兄弟だけ覚えてもらって。
ドリンクは持ち込まずレッドブル飲んで頑張りましょう!Good Luck!
IMAXで鑑賞する意味は特になし
スコセッシ監督作はもともと尺長めのものが多いが、前作アイリッシュマンに続いて今作も200分超えの3時間26分! まあ、岩井俊二に3時間使うならこっちだろうということで鑑賞(キリエに失礼)。マフィアだの詐欺師だの平気なツラして世の中に巣食うヤバいやつら(ホメ言葉)をいつものように描いていて、作劇を楽しむスコセッシ作品として長尺を飽きずに観届けられた。
ただ、今作はこれまでの監督作とちょっと異なる印象で、白人に蹂躙されるネイティブアメリカンの悲劇が物語に組み込まれていることにより、面倒見のいいおっさんの皮をかぶったデ・ニーロはじめ、待ってました!な連中が次々登場し悪行を働く一方で、モリーら先住民たちへの哀れみが並立していて、白人どもの非道ぶりを素直に楽しめない感じ。
それは歯並び悪くウケ口気味な顔面演技を続けたディカプーの、殺人まで犯してもモリーには変わらぬ愛を注ぐアーネストというキャラのどっちつかず感にも表れているような気もした。ただのボンクラといえばその通りだけど。
そんなわけで、今作では、FBI捜査官のジェシー・プレモンスが姉さん女房のキルスティン・ダンストの尻に敷かれる姿も勝手に想像しつつ、そっちを応援したくなってしまった。
ちなみに虫の声エンドロールは沈黙サイレンスの焼き直しだろうか。
ダメんずやらせたらレオ様最高ですww
帰省したタイミングで“ん10年ぶりに”両親と映画鑑賞✨✨✨
3時間超えの映画を集中し続けて観ることができるのか些か不安だったけど全く心配無し。終わってみたら『あれ?あっという間だったかも!』と。事件全般の後日談を後世で上演されている舞台という形でコンパクトに紹介してくれた手法にはマジ感謝😂(←)アレがなかったらさらに30分は延びたんぢゃない??)まぁ、あっという間体感だったけど、後から目や頭がズーンと重く感じてはいたけど💦💦💦
表向きは優しく慈悲深いイケおじデニーロを頼って戦争から戻った“調理場の”ヒーローレオ様。
善人の皮を被った狼と男の見栄とエゴを振りかざす典型的なダメんずがオイルマネーを手にしたネイティブアメリカン達を見下し(いや、ダメ男はただの女好きか😅)自分のものにするためなら殺しも『やむなし』といった具合にホント軽〜い感じでどんどんバンバン殺していくお話。
正直なところ、トレイラーで見ていた映像からストーリーは容易に想像でき、その想像の域を脱しなかったため、映画を見終わった後も「良かった〜、けどまぁこんなもんか。」くらいに思っていて、そのまま点数をつけたら恐らく3.6くらいだったかな。
でも鑑賞後にFilmarksの記事でこの映画に関するものを読んで印象が大きく好転💕
かつて実際に起きた事件を元に書かれた小説を原作として描かれたこの映画。元々は原作小説をなぞり、オセージ族の連続殺人事件とその事件解決にD.C.からやってきたFBIのミステリー作品的な脚本で、レオ様はFBIのトム・ホワイト役をオファーされたとか。でも、このストーリーの本質は殺人事件の解決よりもオセージの在り方やダメ男夫妻の愛の物語なんだと訴え、脚本の大幅修正を要求した上に自分がダメんず役を買って出たとのこと。
それを聞いたら映画全体の評価が格段に上がってしまい、気付けば4.4点🍀こーゆー記事を読むことも非常に重要なんだなーと気付かされる良いきっかけになりました😊💜
さすがの二人(Leo&De Niro)
3時間超もしくは3時間前後の映画が多くて慣れてしまったのか、作品そのものが面白かったからだろう、これはそんなに長く感じなかった。
(個人的には、バビロンとかレジェンド&バタフライなどの方が長く感じた)
「キラーズ…」とあるとおり殺人の話で、冒頭からベッドに横たわる人々を見て、これはどう展開するのかと引きこまれた。
そして当時の人種の勢力図がわかり、恐ろしく感じた。
ディカプリオは変わらず上手くハマっていた。流れに抗えないんだけど、妻への愛だけは自分の意思がハッキリしていた。
デ・ニーロは貫禄があり流石。年を取ったがかっこいい。優しいおじさんの笑顔が、裏の顔がわかるにつれ凄みというか存在感を増していたように思う。動じない姿がすごかった。
どうでもよいのだが、映画の中のサロン?ヘアサロンか。床屋とビリヤードが同じ空間にあったが、あの感じがちょっと好き。
あと、他の方も書いてらっしゃるが、パンフ販売がないのが残念!
半端ないオープニングの高揚感とエンディングの余韻。
スコセッシの新作今年一番の期待作。
公開初日に駆けつけたかったけど、上映時間の関係と少しでも大きなスクリーンで観たかったので、一週間経ってしまった。
石油が噴き出してくるオープニングから、ディカプリオ、デニーロの登場、カーレスまで、ワクワクが止まらない。とんでもないものを観ているという高揚感が半端ない。
途中、いつものギャング映画みたいな展開になってきたけど。3時間が全然長く感じなかった。
最後のドラムの響きにのってのダンスの俯瞰から、エンドロールのドラム、雨音、虫の音、コヨーテの鳴き声、いつまでも余韻に浸っていられる。これがまだ3時間続いてもずっと聴いていられる(嘘です)。
アメリカ映画によくある登場人物の後日譚は、よくあるようにナレーションと写真・字幕くらいでよかったかも。ラジオ劇の製作場面風なのは面白かったけど、この作品には合ってないような気がする。スコセッシ監督が自ら最後持ってくくらいだからやりたかったんだろうけども。
それにしてもこの年齢でスコセッシはすごい。
ずっと画面に引き込まれてしまう。
マーベルは映画じゃなくてアトラクションだって批判したのも納得できる。(ジェーン・カンピオンが乗っかってきたのはどうかと思ったけど。)
心の中にいつまでも残る作品でした。
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