「すごい話だな」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン hyvaayota26さんの映画レビュー(感想・評価)
すごい話だな
アメリカの原罪みたいな話よくやり切ったな。しかも3時間26分!!興行収入も良いらしい。映画館の真ん中の方は空いていた。私も念のためやや出やすい席に。ドラマのビンジウォッチだと思えば長すぎるということもないかも。
時代はタルサ虐殺のころだから100年前。そんなに昔でもない。福田村事件と同じころ。
モーリー役のリリーグラッドストーンが気高く美しい。賢そうなのになんでチンピラ白人なんか好きになったんだ。美しく自由な姉妹たち。ハンサムでそこまで賢くないところがかわいく思えたのかな。
自然と共に生きたオーセージ族が少しずつ自然や先祖との調和を失っていくのが悲しかった。お葬式の変化とか。パンケーキやトーストなど、白人の食べ物はモンゴロイドには合わない。
ディカプリオはこの役には少し歳をとりすぎているようにも思う。30代くらい?童顔なのでそこまで違和感はない。人を呼べるからいいのかな。
さすがに後半は周りの観客も集中力切れてきてて落ち着かなかった。
フーヴァーってあのフーヴァーなのか。ほんと、そんなに昔の話でもないんだなあ。
ヘイルとアーネストがあからさまに謀議するのではなく、それとなくお互いの真意を読み、探りながら自分たちの利益に向け殺人までしていくのが怖かった。これを直接的なセリフではなく、演出で表現するのはすごい。
結論としてはだれも信用するな、特に夫は他人だってことかな!
これはモリーの悲しみの物語。
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