劇場公開日 2023年10月20日

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「ロバート・デ・ニーロの存在感!」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ノブさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ロバート・デ・ニーロの存在感!

2023年10月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

スコセッシ監督でデ・ニーロとディカプリオでしょ、往年の映画ファンなら見ない手はないと思い鑑賞してきました。
上映時間は長いけど長さをあまり感じさせない興味深い内容でした。いや、興味深いというより怖かったですね。
何よりロバート・デ・ニーロが存在感たっぷりのラスボスを演じてて、まるでマフィアのドンのようです。久々にこういうデ・ニーロが見れてデ・ニーロの健在ぶりが嬉しかったです。ディカプリオもオセージ族のモリーに恋をしながらデ・ニーロ演じる叔父のキングには逆らえないちょっと情けない男アーネストを大熱演でした。
こういったことが過去にあったなんて本当に恐ろしく思いました。特に外面はいいが、裏で恐ろしい企みをして、自分の手は汚さず人を動かし、次々とオセージ族を消していくキングが超怖かった。保安官補というそれなりの地位もあり、いろんな人物とつながってるので本当に厄介な人物です。金のためならここまで残忍になれるんですね人間は。アーネストも薄々気付いてるはずなのにキングに逆らえずモリーにインシュリンという名の毒物を注射し続けるのも怖い。本当FBIが登場するまでどうなるかと思いましたよ、白人の狂気の世界に。モリーが死んでしまわないかハラハラドキドキしました。
最後、劇中劇みたいなオチは賛否両論かと思いますが、重厚な映画にちょっと一息つかせてもらいました。
一見の価値はある映画だと思います。モリー役のリリー・グラッドストーンという女優が良かったです。

ノブ
琥珀糖さんのコメント
2023年12月18日

コメントそしてお褒めの言葉、ありがとうございます。
とても励みになりました。
デニーロの存在が強烈だから、こんな恐ろしい話がひしひしと
身近に感じられたのですね。
人の心を掌握して
〉裏で恐ろしい企みをする人・・・
犯罪の影にデニーロのような人が、よく居ますね。
ノブさんが書かれている、
〉劇中劇は賛否両論あるが、ほっと一息つかせてもらいました・・・
とても同感です。
暗い気持ちで終わらなくて、良かったですね。

琥珀糖
ノブさんのコメント
2023年10月30日

マーティン・スコセッシ監督とロバート・デニーロの黄金コンビに外れなしですね。悪党の叔父と叔父に頭があがらない情けない男をデニーロとディカプリオに演じさせることで、観客は否が応でもオセージ族側に立って映画を見ますもんね。よく練られた映画だと思います。

ノブ
2023年10月30日

クズと悪党をメインキャラで描くって斬新ですよこれ
デニーロがとにかく静かなのに異様な存在感でヤバかったですね
アカデミー助演男優賞ノミネートあるんじゃないかな!
デニーロはケープフィアーとかも悪役良かったしスコセッシ作品はタクシードライバーやらレイジングブルとか一連のギャングモノとか相性良すぎです!

お主ナトゥはご存じか2世