「初めての芸術系映画?鑑賞体験でした。」オオカミの家 餃子さんの映画レビュー(感想・評価)
初めての芸術系映画?鑑賞体験でした。
クリックして本文を読む
尊敬してる人が、観るって言ってたから、前情報無しで観に行きまして。
「骨」で、ワー!ってショックを受けて、
本編始まって、
うわ凄い。映像系の映画なんだ!
ってなって、
チリの、本当にあったことの抽象映像化作品なのかな???
ってなって、
鑑賞後、実際に存在したコミューンの話を知ってるとより楽しめる、のような情報を目にして、
やっぱりそうなのかぁ。となりました。
ある場所から逃げ出したけど、ある場所で(不適切な環境で)育てられた主人公では、ある場所で育てたような育てかたしか出来ず、生活も立ち行かず、ある場所に戻った。
主人公も、子ブタと同じ存在で、人間じゃなくて動物だった。(と自認した)
って話だったのかな。って思いました。
虐待されて(愛情を感じられない育てられ方で)そだった人が、
愛情のかけ方を知らなくて、
同じように子育てしてしまって、
上手くいかなかった。
って物語と構造は似てるな。って思って悲しくなりました。
最後、主人公が鳥になったところ。
このお話が、主人公から見た世界の印象だとしたら、
「可哀想な子鳥の私」
だし、
自分を人間だって自認できなくて
尊厳を剥ぎ取られて、
動物のように飼い殺し、
だし、
綺麗である程悲しいし苦しい。
もうなんか、堪んない。
悲しいし苦しいし、可哀想で終われるような綺麗な話じゃないよね。
ってなって、頭が痛いです。
人でありたい。って思ったし、
飼い殺しなんてごめんだ。
泥だらけでいいし、幸せじゃなくてもいいから、
自分の力で生きて生きたい。って思いました。
美術に明るくないし、歴史知識の浅い人間なんで、自分のコンプレックスが刺激された分星減らしました。
コメントする