「27歳差はありでしょう」人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
27歳差はありでしょう
元アイドルの29歳の崖っぷちアラサー女子がすんでのところで衣食住をキープできた奇跡的な話。
題名が面白い。
ツンドル。
将棋か?
オジサンに癒されてパニック障害を克服するまでに至るホッコリする話しだった。
精神科医師役に柳ユーレイ。
話の起伏に乏しいので、映画館で観るにはちょっと退屈なので、☆は少なめ。
元乃木坂46の深川麻衣(実年齢32歳)は深夜ドラマで見たことあり。売れない演歌歌手(高橋和也:実年齢54歳)のマネージャー役で二人でボロ旅館を泊まりながら営業の旅を続けるテレビ東京のドラマ「日本ボロ宿紀行」。
オジサンとの相性がいいんだね。
井浦新(実年齢49歳)の役は一軒家に住んでいる離婚歴のある56歳のサラリーマン。軽井沢に別荘も所有している。性格は地味だが、普通にスポーツカー好きだったりする。
俺が女だったら迷わない。
井浦新の芝居と髪型からは寅さんの甥っ子の満男役だった吉岡秀隆(実年齢53歳)に寄せているようなムードがプンプンしていたが、仕事に出かけるところなんかは言葉選びもつねに慎重なナイスミドル。枯れたオジサン役にはちょっと無理があるので、違和感を払拭できず。
いっそのこと、ボロ家に住んでる高橋和也を相手役にして、ドラマのスピンオフにした方が面白かったかも。
友達の女社長役の松浦りょうはバンドウーマンだし、高橋和也のバンド時代の後輩という設定で。松浦りょうはなんかの映画で見た気がするが思い出せない。役者というよりはモデルみたいだが、個性的で台詞も上手い。般若顔。表情に出やすい深川麻衣を般若と言ってからかうセリフがちょっと面白かった。
高校からの親友でアイドル仲間役に柳ゆり菜はなんか鼻につく。彼女はむしろ親友から男を奪略する悪女役が似合うから、そんな役が良かったな。
昔のアイドルがヤバい理由で長期入院するときはだいたい、虫垂炎(盲腸)だったような。