劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全656件中、161~180件目を表示

4.5エマのとりこ

2024年2月17日
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過去作『籠子の中の乙女』と、『女王陛下のお気に入り』
はどちらもセリフのやりとりがとても印象的で好きでした

今作は特に印象的なセリフはなかったものの
中世ヨーロッパのファッションにミニスカートを加えた独特のファッションや美術的な世界観とエマ(ベラ)のピュアさと聡明さを合わせた魅力にに惹きつけられぱなしでした

赤ん坊の脳みそを移植されて徐々に成長するまでの数年間が
食欲から性欲、知識欲と変化していく過程も
動物的な言動から冒険心、恐ろしく真っ直ぐな感性が
生まれる姿もエマの凛々しい眉毛や黒々とした長い髪が
彼女の内面を表していたように思う

彼女を鑑賞するだけでも価値がある作品

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猫柴

0.5時間と金を無駄にした

2024年2月17日
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鑑賞方法:映画館

何の感動も笑いも無い、ダラダラのエログロ。cg以外の美術は良かったが、内容は何も無い。 いつ面白くなるのか、最後まで見たが、途中で帰ればよかった。観客が無言で顔を伏せて帰って行くのが印象的でした。ダメだ。

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羽生

4.0エマ・ストーンの体当たり演技も、魚眼レンズ他クセ強めの映像も、不協和音だらけの音響も良かったけど、、、

2024年2月17日
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鑑賞方法:映画館

私は彼女の中から発せられた言葉に感銘を受けた。成長するということは、最初に刷り込まれた大人の言うことを丸呑みせず、疑問を呈して行動を変え、自ら宣言していくと言うことなのだ。
いやまあそれにしても、なかなかにユニークなプロットで、総合芸術映画の真骨頂を見せてもらいました。

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Kumiko21

3.5エログロと芸術。 2時間21分あってやや食傷気味だけど、見たほうが...

2024年2月17日
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鑑賞方法:映画館

エログロと芸術。
2時間21分あってやや食傷気味だけど、見たほうがいいと言えば見た方がいいかなと。

現代なのか、中世なのか、はたまた未来なのか。
絶妙にミックスされた衣装、色彩、アイテムで構築された世界観は非常に素晴らしい。
また、その世界観に負けないエマストーンの存在感は必見。
まるで美術館を回っているかのような2時間でした。

エログロは賛否あるんでしょうが、
人間は獣っていう言葉通り、生死の本質を生々しく描画するとああいう表現に行き着くのかなとも思えました。
思うままに生きるベラやゴッドウィンと、金や立場に執着する人達の対比がよく描かれていたと思います。

ただ、そこまで揺さぶられなかったなーと思うのは、どこか火の鳥やブラックジャックで見たなぁって思ってしまったからかも。

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ぬきだるま

4.0世界を知れば、世界を手にできる

2024年2月17日
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まず、想像したよりグロかった。そしてエロい。それなのになぜか清々しい。それは、この映画が人間賛歌を謳っているからなのだろう。人間の愛欲を皮肉たっぷりに描く、成長物語、冒険物語だからだろう。人造人間と言えば、フランケンシュタインかキャシャーンかって思い浮かぶけど、このベラの陽気さはチャーミングだったし、知能、感情、性欲、理性がぐんぐんと発達していく様は見事だった。エマ・ストーンの演技の賜物だった。邪悪なものを憎み、哀れなるものを慈しみ、未知の世界に貪欲に、閉じこもることを好まず、果てしなく広がる世界へと恐れずに足を踏み出していくベラの魅力。美しく、新鮮で、不穏で、奇妙。性的な興奮でさえ背徳的なものと思っていない。そんな純粋なる人造人間を前にして、むしろ生身の人間の浅ましさが浮き彫りになるのが滑稽とも思えた。
そして最後、ベラの聡明なる笑顔を見た時、「ベラに幸あれ」とエールを送りたい気分で満たされた。

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栗太郎

4.5カオスからコスモス?へ

2024年2月17日
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怖い

知的

難しい

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え

2.0この世界観に入り込めるかどうかによって評価が別れると思う‥ 私は入...

2024年2月16日
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この世界観に入り込めるかどうかによって評価が別れると思う‥
私は入り込むことが出来ず、どのキャラクターにも魅力を感じなくて
何だか、この映画自体、苦手と感じました。

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ベイベ

3.5エマ・ストーンの覚悟

2024年2月15日
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何を見せられたのか、とても強烈な作品でした。
奇跡的に蘇った女性の、旅を通して色々なことを
経験して成長して、知性も高めていくストーリーだけど
R18なのが納得。
でもそこまでR18ということを意識しなくてもいい感じだけど。
エマ・ストーンの演技力が突き抜けていて、それこそあらゆる事柄を
解放した先の演技だったように思います。
それにウィレム・デフォーも素晴らしく、これ以上のキャスティングは
考えられないくらいです。

エンディングのエマ・ストーン演じるベラの表情が最高でした。

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マイタケ

5.0世界をもっと知りたい。良識なんてクソくらえって感じ

2024年2月15日
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鑑賞方法:映画館

で自分が知らないこと、興味あることに全力で突き進んでいくベラの生き様がとっても羨ましく、いつしか忘れてしまった大事な何かを思い出させてくれるような作品でした。脇を固める、ベラを父親のように見守るゴッド、ベラに振り回されながらも離れられないダンカン、純粋なマックスなどなど、心理描写、キャスティングともとても良かったです。

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Giovanni

5.0人造人間ベラのヨーロッパSEX漫遊記

2024年2月15日
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結論から先に言うと凄まじい傑作、封切り間近だからと去年の東京国際映画祭でスルーしたことを激しく後悔しました。まあこんなほぼ直訳の邦題はオシャレではあるんですが映画の内容自体は判らないので私ならこう名付けます。

“人造人間ベラのヨーロッパSEX漫遊記”

直接説明はないですが舞台は19世紀のヨーロッパ・・・ですが世界史の教科書で見覚えのあるそれかと思いきやヨルゴス・ランティモスが描いてみせるのは『ブレードランナー』みたいなスチームパンクなマシンが日常に溶け込んでいる全然デタラメで美しい世界。この辺りは18世紀を舞台にしながら風景にもサントラにも違和感が滲んでいた『女王陛下のお気に入り』からさらにシュールさに磨きがかかった感じ。お話を書くと野暮にも程があるので似たような作品で喩えると、序盤は『フランケンシュタイン』、中盤は『エマニエル夫人』、終盤は『ファントム・スレッド』もしくは『バービー』という感じ。とにかく執拗に繰り返される性描写が赤裸々にも程があってしかも無修正、まさかエマ・ストーンがシルビア・クリステルを軽々と超えてくるとは誰も期待していなかったことでしょう。というかこれがそのままスクリーンで上映出来るならモザイクとかボカシとかもう要らんってことですよ。そこだけ切り取っても画期的。ホンマ『ブギーナイツ』とか『ぼくのエリ』とかも無修正でスクリーン上映して欲しいです。

『女王陛下の〜』は登場人物の誰にも感情移入出来ない物語で魑魅魍魎達の七転八倒を半笑いで眺めるようなトラジコメディとなっていましたが、こちらは奔放極まりないベラの快進撃がとにかく痛快で最初から最後まで楽しくてしょうがないです。ほとんど全てのカットが斬新かつ美しいですが、特に印象的だったのがベラが訪れたリスボンの街角で弾き語りで歌われるファドに心を奪われるシーン。Carminhoが歌う“O Quarto”(部屋)という曲ですがその歌詞がベラの境遇と共振する様が物語のフックとなっています。

美しくも無知なベラを誘惑したはずが壮絶な速さで世界を理解していくベラに翻弄されて身を持ち崩していく胡散臭い弁護士ダンカンを演じるマーク・ラファロが開陳するヘタレぶりも見事ですが、やはりベラの創造主たるゴッドことゴドウィン・バクスター博士を演じるウィレム・デフォーの存在感が圧巻。自らも父によって人体実験の限りを尽くされたボロボロの肉体を引きずりながらベラに惜しみなく愛を注ぐマッドサイエンティストという常軌を逸したキャラクターを演じられるのは確かにこの人しかいないでしょう。

予告を見た瞬間にこりゃ『フランケンシュタイン』オマージュだなと思ったのでちょうど再上映中のヴィクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』を先に観ておいたのですがこれは大正解。村にやってきた映画『フランケンシュタイン』を観て怪物に魅せられた少女アナが無邪気な遊びを繰り返した末に自分を閉じ込めている見えない壁にぶつかり父と対峙する物語が見事にシンクロしていました。

色々楽しい作品ですがR18+なのでどエゲツナイものがバンバン映り込んでいますし、ベースにあるのが痛烈な社会風刺ですのでそんなワサビが苦手な人は近づかない方がいいかとは思います。

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よね

3.0天才の目を通してみた世界の鮮やかさと残酷さ。

2024年2月15日
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楽しい

興奮

前情報無しで鑑賞。天才の目を通してみた世界がこんなふうなのだと感心しました。
最前半の黒澤「赤ひげ」を思わせるモノクロから一転して、ロンドン、リスボン、アレクサンドリア、パリ、青い海の圧倒的な色彩が印象的でした。
ウィレム・デフォーの抑えながらも狂った演技は彼の華やかな芸歴の中でもピカ一(前情報無しだったのでアカデミー賞当確かと思っていたら候補にもなってませんでした笑)。エマ・ストーンの演技はうますぎて鼻につく。好き嫌いが分かれる感想です。
2時間超で長いですが、退屈なく観ることができました。様々な男たちのセックスプレイシーンも新鮮で、様子がよく分かり良かったです。
ラストのラストシーンは蛇足。ちなみに、特殊な環境から医者を目指す女性としてシーボルトの娘楠本いねさんを思い出しました。原作者は彼女知ってるのかなあ?シーボルトは若い頃やんちゃで、顔面が傷だらけだったというのは余分な知識ですね。
良い映画でした。
(一回運営様にレビューが消されて2回目のレビューです)

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濁河さかな

3.5鑑賞動機:ランティモス8割、あらすじ2割

2024年2月15日
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「まーた、変な映画撮って」と書いてみたものの、原作あるし、脚本はまかせてるから、隅々までランティモス印というわけではないのだろうけど。
動物が最初に出てくるところで、危うく自然すぎてスルーしそうになった。馬車かと思ったら…
私が知っている過去とは微妙に違う世界だと思うのだけれど、ベラという異分子に接した周囲が変わったり変わらなかったり、あるいはベラ自身の変化が見どころなのかな、と。最初は無知/無垢故にだけど最後は…みたいな対比もあるのかな、とかね。パリのパートは、最近観た『ラ・メゾン』と捉え方の違いを考えるのもした。

本を海に放り込むのに、次々代わりを出してくるとこ好き。逆にラストはあまり好きじゃない。ランティモスは一筋縄にはいかない。

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なお

2.5とても退屈なキノピオ

2024年2月15日
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悲しい

単純

寝られる

理由は後々わかりナルホドとなるが
主人公はとても直感的に物事に流され
興味本位に行動し、とても楽観的だ
良いことなのか悪いことなのかわからないが
わからないから身を持って知るという行動がキノピオを見ているようで滑稽でなんの魅力も感じなかった。
グラフィック的な良さはあるもののとても退屈な映画だった
これならばキノピオのほうが面白いので
なぜ作ったかわからない

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sasaki

5.0意見をはっきり言える女性かっこいい。 それで人を傷つけることがあっ...

2024年2月14日
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意見をはっきり言える女性かっこいい。
それで人を傷つけることがあっても、自分に正直に生きているのはかっこ良いと思う。
世の中の違和感気気がつける、純粋さまっすぐさ強さ。
利用しようとするゲスな考えは誰しも知らず知らずに生まれてしまうものだから。
自分が思うように生きるのが1番だと思う。

これを描いた監督もきっとずっとこんな自由を忘れないでいるんだろう
私もそうありたい。
そして、誰にとっても家族は、偉大だ。

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13.

4.5あまり多くを語ってしまうのももったいないのでとりあえず一言 一切の...

2024年2月14日
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泣ける

知的

あまり多くを語ってしまうのももったいないのでとりあえず一言

一切の予備知識無しで観に行って後悔しない作品です。
SEED、鬼滅、ゴールデンカムイ、といった強力な同時期上映作に劣らぬ名作ですので是非時間があればこちらも。

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もちすけ

4.0楽に観られメッセージも伝わってくる

2024年2月14日
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楽しい

怖い

ファンタジー物はあまり好みではないけれど、これは素敵な映画だと思った。

メッセージは伝わってくる。
曖昧にせず、勇気を持ってありのままの現実をしっかり見よう。そして、心の広さ、強さを持とう、と。

あまりキレイとは言えない性描写は、現実を見ようという立場においては、欠くことができない。このような赤裸々な描写をしてくれていることを有り難くも思う。
セックスは、良かれ悪かれ人間の大きな現実的要素の一つ。真剣に生きるのなら大きなテーマなのだから。

様々な苦労を経たベラは、清々しく美しく、自信に満ちてカッコいい。同じ女として惹かれる。最後は気持ち良く終わり、元気がもらえる。

部屋や街などの背景も可愛く、冒険ゲームのようなノリも楽しい。癒やし要素があり、台詞もわかりやすい。重くなりがちな内容だけれど、楽に観られる魅力があった。

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あま・おと

4.0魅力的なエマ・ストーン

2024年2月14日
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最高だった!!
いろんな経験をしてどんどん変化していくベラがとっても魅力的。
エマ・ストーンは素晴らしい俳優だなと改めて思った。
衣装が全部かわいくて、ベラにピッタリ!
スーパーロングヘアーが映えていた。

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komako02

5.0エグい

2024年2月14日
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女の子とエマストーン主演だからってみに行ったら、彼女3回トイレに行きました

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tetla

5.0ベラ・バクスターの知(痴)的な大冒険

2024年2月13日
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興奮

知的

難しい

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しゅうへい

3.5まさかのR指定

2024年2月13日
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笑える

知的

予備知識無しで日経の夕刊で評価されてたので見に行きました。最初にR指定でびっくり‼︎どういう映画?と思いながら見ましたが、確かにエログロ。だけど嫌な感じは無かったし性的な興奮もない。そういうテーマを使って問いかける映画でした。そういうのが嫌いな人も居るのは確か。私は美しい映画だと感じたし、エロは男の滑稽さの象徴で面白く感じ、エマ・ストーンの演技表情は完璧で、完全にやられた👍

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Zakky