劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全649件中、641~649件目を表示

5.0凄まじい世界観

2024年1月19日
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鑑賞方法:映画館

奇妙でインモラルで淫乱な作品─、知的で面白くて感動的な映画ではありましたが、大前提を念頭に観賞した方が賢明だと思います。確かに啓発的な要素は強いとは思いますが、あくまで楽しむための娯楽として作られていると感じるわけで、だからこそのあの知的感にはただただ脱帽。多くの人に見てほしいと思う反面、単に一風かわった娯楽作品とみてほしくないと思ったり・・・、けど思いっきり楽しんでほしいとも思うわけで…、なのでしっかり集中して見れば相当深みがあっておもろい映画だと思います。
完璧に一つの世界観を構築しきっていて、ビジュアルだけでも楽しいのですが、あらゆる方面の作品を想起してしまうところもあり正直凄さはあってもオリジナリティは少しだけ欠けているのかなとも感じなくもないのですが、そんな些末な思いつきなど吹っ飛ぶぐらいの映像世界でした。
音楽とか音響の遊びも非常に面白かったし、最高の映画体験でした。

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SH

5.0惹き込まれっぱなし

2024年1月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

イオンの先行上映で見てきました!

エマ・ストーンの怪演がすごすぎて冒頭からラストまで惹き込まれっぱなしの2時間強。連ドラで10時間分の作品で見たいレベルのストーリー設定。ファンタジーやけどリアリズムの塊のような映画。

アカデミーどーかなー。R18やからなー。
性描写もハード目でアカデミー賞となるとなかなか難易度あるんかしら。
とにもかくにも必見。
超オススメ。
R18の名作になることでしょう。
いや。ええもんみました。

最後の将軍の件は賛否分かれるかもね。

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tsigaa

2.5哀れなるものたち 中々強い世界観。ヨルゴス・ランティモス監督らしい...

2024年1月19日
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鑑賞方法:映画館

哀れなるものたち

中々強い世界観。ヨルゴス・ランティモス監督らしい作品といえば作品だが、その中でも話の軸の女性が強く生きていく成長ストーリーというのは過去の監督作に比べると分かりやすく観客が各々色んな捉え方で楽しめるだろう作品に思う。
だいぶ癖の強い表現、コメディシーンなどは多いがその辺りもエマストーンの快演っぷりは前評判通り良くて魅力的だった。
ただ当然の事だが好み不好みは強く分かれる作品ではある。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
3 アクアマン/失われた王国 4.5
4 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
5 異人たち 3.7
6 ミツバチと私 3.6
7 僕らの世界が交わるまで3.0
8 弟は僕のヒーロー 2.8
9 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
10 哀れなるものたち 2.3
11 葬送のカーネーション 2.2
12 VESPER/ヴェスパー 1.5

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ego

4.0言葉にするのが難しいけれど、感じたのは愛

2024年1月19日
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鑑賞方法:映画館

全然理解できてないと思います。的外れで勘違いな感想かもしれません。私は愛の物語であり、ラストは幸せと希望を感じました。

見た目は美しい大人の女性ですが、新生児の目線で世界を見つめ、成長していくベラ。ベラは欲望そのままに動き、思ったことをそのまま話す。彼女から見る世界は、美しく広く興味深いことがたくさんあると同時に、理不尽で救難く、絶望にも溢れている。
言葉にするのがとても難しいけれど、ベラの放つ言葉や感情が、真っ直ぐ胸に響きました。なんでだろう。共感できるけれど、できないこと・やらないことばかりだからかな。この狂った世界を美しく思えるのは、どうしてなのでしょう。。

監督の作家性が炸裂し、俳優陣の魂がぶつかりあい、映像・音楽・音など細部まで思いを乗せた物凄い作品。もっとちゃんと本作の真意を、監督の意図を汲み取れると、また違った感情になると思います。
それがまた楽しみです。

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まだまだぼのぼの

0.5いやいや…醜悪な駄作と評価すべきやん。

2024年1月19日
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鑑賞方法:映画館

驚いたね どこを褒めてるんだろ?
観るべき演出もテーマもなく無駄に裸にされた俳優陣こそ哀れだよ。
テンポも悪く辟易。

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すったもんだだよ

5.0素晴らしい映画

2024年1月18日
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鑑賞方法:試写会

今年度の最高傑作

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MAMA

4.0一日経ってまた観たくなった

2024年1月18日
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鑑賞方法:試写会

試写会にて鑑賞。
一言でいえば、「すごいものを観た!」ということだろうか。
観ている間はスクリーンに目は釘付け、口はあんぐりといった状態で、
観終わってからはしばらく席を立つことができないほどの衝撃作でした。
エマ・ストーンの体当たり演技は絶賛です。
観た直後には、この映画は一度観たらもういいかな、と思ってましたが、
一日経ったらもう一度観たくなりました。

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シネマスキー

5.0大人になる前に観るべき映画なのにR18 。

2023年11月28日
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今年のベネチア映画祭で最高賞である金獅子賞を受賞したという超話題作だが、思いっ切りR18。しかし映画史に残るR18なのかもしれない。このあたりの論考では「ラストタンゴ・イン・パリ」(ベルナルド・ベルトリッチ監督 1972年)や、存在価値は違うが「エマニエル夫人」(ジュスト・ジャカン監督 1974年)を交えて語られるだろうが、それは専門家に任せておこう。
スコットランドの小説家アラスター・グレイの原作だという。映画を信じるなら官能幻想ロードムービー小説なのだろう。ウィレム・デフォーは、これまた北欧の狂才ラース・トン・フォリアーの諸作、特に「アンチクライスト」(2009年)などで竿を振るっていた。しかし本作では狂気の天才外科医。醜いブラック・ジャック役だ。なにより、製作にも加わって力瘤の入っているエマ・ストーンが演じる主人公ベラが凄い。しかしこの凄さはレビューでは語らない方が良いだろう。まず、絶対観ろ。
倫理を超越した科学的医学的実験で生まれた「無垢(イノセンス)」な女性の自分探しのロードムービー。そうとう身体を張った、彼女の自己(自我)が覚醒していく過程を、観客は爆笑しながら眺めることになる。その純粋無垢に、喪失しきった倫理の奇妙さに。スクリーンのこちら側の「全うな道徳を幻想している観客」とは別の世界であるという、歪んだ風景のなかで、観る者に正気を確かめさせるヨルゴス・ランティモス監督の挑発に、僕らは打ちのめされる。
そして、このうえなく、純粋な「愛」についての物語であることに、溜息が出る。

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t2law

4.5いろいろ強烈

2023年10月30日
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鑑賞方法:試写会

東京映画祭にて鑑賞。ファンタジーの世界のシュールなコメディなんだけど、強烈な印象。
アカデミー賞主演女優賞受賞のエマ・ストーンの演技に圧倒される。本人はプロディーサーとしても参加しているようだけど、良くぞやったな、この仕事という感想。もう女優として新境地、今までの俳優キャリアを「なし」にして、歴史に名を遺す演技で女優魂を見た。どんな映画にも似ていない。エマ・ストーン2.0だ。
ストーリーはシュールなファンタジーワールドで笑える点もあるけど、強烈な世界観に圧倒され、性描写を含めグロい画もあるから18禁はやむなし。ただ主題はそこではなく、女性の苦悩と解放がキチンと描かれている。

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Citroeno