劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全657件中、581~600件目を表示

3.0「経験」よりも「教育」が大切だと考える自分は、社会的な常識や既成概念に囚われているのだろうか?

2024年1月27日
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tomato

5.0これぞ映画!

2024年1月27日
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鑑賞方法:映画館

「女王陛下のお気に入り」で大手配給によるメジャー入りを果たしたギリシャのヨルゴス・ランティモス監督が、今回はサーチライトピクチャーズ配給によってインディ系映画にカムバック!そしてゴリゴリの作家性を出してきました。

やはりこの監督はやばい!笑

フランケンシュタイン、メトロポリスはとても分かりやすいオマージュですが、原作のゴシックホラー調の世界観がヨルゴス・ランティモス監督によってファンタジーなんだけど色使いや衣装がエッヂが効いたデザインになっていてモダンでかっこよかった。

相変わらずの魚眼レンズで普通の画がひとつもない。
巨大なセットといい映画作りをものすごく楽しんでいる感じが伝わってきて、観ているこちらも楽しくなります。

エマ・ストーンはやる子だというのは「女王陛下のお気に入り」時点でわかっていたのだが、マーク・ラファロ演じるダンカンのクズっぷりにやられました。完全にハマり役。
やはりクズキャラが魅力的な映画はいいですね。
パリで浮浪者になってロンドンまでしつこく追いかけて来る執念には参りました。最後ダンカンがどうなったのかとても気になるのだが映画では描かれなかった。

ただし、本作の日本配給は相当頑張っており、これだけエッヂの効いたアート作品(男性器もボカシなし!)を大手のシネコンで観れる日が来るとは思っていなかった。

私が観た109シネマズのほぼ満席の劇場ではエンドロール(これもかなり凝っていた)中も誰も席を立たたなかった。私のように圧倒されていたのか、ララランドのエマ・ストーンを期待して来てとんでもないものを観せられ呆然としていたのかはわかりません笑

性への目覚め、知の目覚め、そして自己解放という精神の大きな旅路をまさに船旅という画で分かる冒険劇に落とし込み、その冒険を渾身の舞台セットと衣装と音楽でデザインし尽くしている。これぞ映画。

ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を獲得したランティモス監督の最高傑作!今年ベスト確定!

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ヘルスポーン

4.0なかなかの衝撃作。エマ・ストーンの熱演に拍手!!

2024年1月27日
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妊娠中に自殺した女性。たまたまその新鮮な遺体を手に入れた天才外科医によって蘇らせられる。どこの誰だか分からぬまま彼女は実験体として生きていく。
不自然な動きにおぼつかないしゃべり。
脳に障害を持ってしまったが故かと思いきや、蘇生のためにお腹の胎児の脳を移植していたという衝撃的な設定。

その為か知能の発達は早く、少しずつ言葉も覚えていく。
体は大人であるが、知能が伴っていない為何をしてかすか分からない怖さ。
閉じ込めておきたいが徐々に芽生えていく好奇心。
やがて彼女は旅立っていく。
人間も動物。本能のままに生きるとこうなっていくのかといった感想。

倫理的に容認できない内容も多々あり、決して気持ちのいい作品ではない。
しかし、映画でしか表現できない世界であり、だからこそ映画は面白い!
久しぶりに観るような重厚な作品でした。
あの難しい役柄を見事に演じきったエマ・ストーンには脱帽です。

それにしても、グウェンにグリーンゴブリン、ハルク。
主要人物が揃ってマーベル出演者だった事にビックリでした☺

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ゴウ

3.5不協和音の不思議な世界

2024年1月27日
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不協和音とモノクロの映像で、不穏な世界を予想させるオープニングだった。キテレツなストーリーで、理解しようと字幕を懸命に見過ぎてしまった。主人公の野生児からの変化が面白いし、裸体やSEXシーン多数あったが、理論的な解釈が入っていやらしく感じなかった。
見終わった後考えると、なんだかな〜とモヤモヤする。結局、身を売るしか術はないのか、単純過ぎやしないか。

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Olivia

4.5知る喜びと愛する歓び

2024年1月27日
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つとみ

5.0確かに10年に一度の傑作かも知れない?

2024年1月27日
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興奮

知的

世界最高峰の才能を集めて構築されたのは、
眩いほどの色彩を散りばめた壮麗かつ緻密な美術、
ユーモラスでありながら荘厳で情感あふれる音楽、
華麗かつ大胆さを極めた衣装、
度肝を抜くカメラワークを駆使した撮影。

さらに、
奇想天外でありながら映画史に残るカタルシスに満ちたエンディングへと導く脚本に支えられた。

そう、確かに10年に一度の傑作かも知れない!?
そんな素晴らしい作品だった。
本当に久し振りに良い映画だった。

でも、残念ながらラストはやり過ぎの気がする。
超えてはいけない科学と人間倫理の領域にこうして踏み外すのだという暗喩として見れなくはないが、
ヤギ将軍の姿は、
ちゃぶ台返しを観たような興醒めをしてしまった。

それはゴッドが亡くなってからの和やかな庭先のひとコマに過ぎないことのだろうか?

( ̄▽ ̄)

哀れなるものたち

「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再びタッグを組み、
スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を映画化。

2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞し、
第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚色賞ほか計11部門にノミネートされた。

不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、
風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、
奇跡的に蘇生する。

「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、
放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。

大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見から解放され、
平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく。

プロデューサーも務めるストーンが純粋無垢で自由奔放な主人公ベラを熱演し、
天才外科医ゴッドウィンをウィレム・デフォー、
弁護士ダンカンをマーク・ラファロが演じる。
「女王陛下のお気に入り」「クルエラ」のトニー・マクナマラが脚本を担当。

哀れなるものたち
劇場公開日:2024年1月26日 142分

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カール@山口三

4.5奇妙で悪趣味(誉め言葉)なコメディ

2024年1月26日
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笑える

知的

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nakadakan

4.0ここから出たい!

2024年1月26日
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薄っぺらい男に力を誇示したがる男…世の中のクソ男たちに支配されずに、自らの自由意思で選び取ること。差別、貧困、環境問題 etc...内側が異型の男たちが回す世界の"普通"常識など疑い・抗い・ブチ壊して選手交代!! クソ男は用済みです。止めようのない自我に目覚め、止められても踊るところがよかった。
唯一無二ヨルゴス・ランティモス✕エマ・ストーンによる悪魔的なファンタジー(セックス)コメディ。端的に言えば不思議で奇妙"変"ヘンテコだけど、最後まで面白く見ていられる。エマ・ストーンがキャリア最高峰オスカー級に素晴らしいけど、助演のウィレム・デフォー&マーク・ラファロもニクい。外の世界を知りたい、自らの目や耳で冒険したいという、とめどなく溢れ出す自由への渇望がフュリアス・ジャンピング!演技も撮影も音楽もどこを切り取っても贅沢。
想像力かきたて広がる世界で問いかけ突きつけてくるクソみたいな世界のリアルと人間の凶暴さ。魚眼レンズに極端なパンなど分かりやすくカメラという存在を意識させる作りに、そしてモノクロとカラーを使い分け、彩りは極端なほどビビッドにカラフルで虚構性を強調する。それらはまるで本作が"物語"であることを伝えながら、同時にその奇妙さから世界の真実を炙り出しているようだった。今までにも増して観客を選びかねない作品だけど、それもまたこの監督らしいと言えば"らしい"作家性。

P.S. そこまでしなくちゃいけなかったのか?…という点はあって、作品の内容含めてまだまだ消化しきれていない。

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とぽとぽ

4.0凄いものみた……!!

2024年1月26日
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JYARI

4.5鑑賞後の満足感が半端ない

2024年1月26日
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人によっては低評価かも知れません。
序盤は今年初のやっちまった系かなと思わせながら、それでもダレること無くストーリーは進んでいきます。
そうすると中盤からグイグイ引き込まれ、終わってみればスゴイもの観させてもらったと大満足でした。
で、何がそんなに良かったかなんて私の拙い文章で表現できるはずもなく、そんなんでレビューなんか書くなよって話ですが、鑑賞後にしみじみR18+を観られる年齢で良かったと感じた映画でした。
ちなみに私は芸術性が高いとされる映画や作家性の強い映画(本作の監督が本作でオマージュしてると言ってるティム・バートン監督作品など)は苦手で、序盤はまさにそんな感じ満載でこりゃ失敗したと思ったんですが、映画の世界観とか出来事は観ているだけで全てわかり易く理解できるように作られており、エログロの表現が受け入れられないとかなければ、オトナにオススメのブッ飛びオモシロ映画だと思います。

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Ashura5

5.0良かった。

2024年1月26日
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ストーリーがとても良かった。
画も凄く良かった。
エマ・ストーンの演技が素晴らしかった。

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tatsu tatsu

4.0異訳:フランケンシュタインの娘の成長物語。

2024年1月26日
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怖い

単純

興奮

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おひさまマジック

3.5禁断の果実

2024年1月26日
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寓話色の強い話で、クセの強いカメラワーク、色彩、映像、衣装含めて見事な世界観を表現。アダムとイブが如き果実の使い方って、おいおい、下の口にもってってどうするねん。そして目醒めるって破壊的に過ぎる。性に肯定的で罪悪感も羞恥も捨てて、生を知る旅に出る。自分のルーツを眺め思いふけるシーンがいい。
こっちは頭の整理がつかないが、やりきった潔さだけは間違いない。

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Kj

4.0Girls Just Want To Have Fun

2024年1月26日
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「哀れなるものたち」ダークなストーリーを予想していたんだけど、女性版フランケンシュタインの形を取りながら、女性の人生を勝手な物差しで限定しようとする男たちを主人公が翻弄し打ちのめしていく様をゴシックでもないサイケでもない、今まで観たことのない映像で描いたぶっ飛んだコメディでした。うん、痛快。ただ、売春宿での描写をどう捉えるかで、評価や好き嫌いは別れるんだろうな。

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ピンボール

5.0息をのむほど美しいR18+

2024年1月26日
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もう雲の造形と配色だけでご飯3杯いける。
2時間半画面に釘付け。美しすぎる映像。ただ美しいんじゃなくてアートとして至高。R18だけど美術系志望の高校生に見てほしい。十代でこうした作品に触れてほしい。私が十代でタルコフスキーに触れて人生変わったみたいに、ヨルゴス・ランティモスにもそんなパワーがある。

性をダイレクトに描いているところに説得力を感じる。ここらへんはこれまで社会的に隠されてきた題材だけど、重要なテーマ。
その人が性的に魅力的かってことは重要だよね。
性的に満足できるか、深い親密さを共有できるかってことも。

エロくて猟奇的な演出や画面の配色、衣装のデザイン。とても刺激的。
けっこうヤバい脚本。ギリアウトなプロットだと思う。
そして圧倒的な存在感のエマ・ストーン。

この作品に出会えて良かった。

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CR7

4.5【”解放。”哀れなるもの:女性の自立を認めずに自身の籠の中に閉じ込める者。今作は蘇った女性が様々な土地を旅する中、経験を積み再び赤子から大人に成長する過程を、壮麗な美術を背景に描き出した作品である。】

2024年1月26日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

5.0類まれな名作

2024年1月26日
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楽しい

知的

シュールレアリスムの世界で生の生命をエマ・ストーンが体当たりで演じる

アカデミー賞主演女優賞は本作エマ・ストーンの動の演技と
フラワームーンのリリー・グラッドストーンの静の演技の一騎打ちとなるが
甲乙つけがたくどちらかが獲れないのは誠に勿体ない話だ

如何にも英国製原作のよく練られた文学性の高い物語
エマ・ストーンの卓越した表現力と一つ一つ具体的に
丁寧に説明されて進行していくのでしっかりと観ていれば
置いてけぼりになる人はいないでしょう

冒頭で何故ベラが身を投げたのかが
明らかになる終盤は如何にも英国小説の醍醐味ですね

もう既にオスカー女優ですが
本作でついにリアル・ララ・ランドを実現しました

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椎名モモコ

4.5桁はずれの映像体験!

2024年1月26日
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まるでスタンリー・キューブリックの新作を観たときのようなショック状態になった。これを観る前と後では人間が変わるだろう。予定調和なルールなんぞまったく目もくれない大胆すぎる映像と展開に辟易しまくり。今日日そんな映像体験は決してできないから返って気分爽快!なにもかもに惹きつけられ深く記憶に刻まれた。そして間違いなくおもしろい映画だ。ランティモス監督、あんたがモンスターだよ。

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ボブ

4.5ヨルゴス・ランティモスの才気爆発

2024年1月26日
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知的

楽しみにしていた映画
『籠の中の乙女』のそれからみたいな話だったな
オープニングから中盤までが素晴らしく、美術、音楽、衣装、魚眼レンズやかぐるぐるボケのレンズ使った撮影とか、ランティモスの才気が爆発してた
美しき痴人を演じたエマ・ストーンが最高だし、ウィレム・デフォーも相変わらず良かった
次回作も同じようなキャストが揃うらしいので今から楽しみだ
グロいシーンもあるので苦手な方は覚悟して!

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NOSTOS3

0.5あーぁ、

2024年1月26日
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残念。エマ。

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Namnam