哀れなるものたちのレビュー・感想・評価
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エマちゃーーーーん
クソオモロかったやんけ!
美術とか、衣装とか、エマちゃんの芝居とかも凄えんだけど結局描いてるメッセージの重厚さよ。
上映終わり横席の若い女子が「むず。」って立ち上がって、階段降りてたら前の若者が「宗教とアートと哲学をー」みたいな事言ってたぞ。
そいやここ近くに多摩美有ったわ。
そう言う事なんだろうな、俺も学生時代はトリュフォーとかゴダールとか解ったような顔してマウント取り合ったわw
で、若者よ、そんな難しく考えるな、難しい解らんトコは後回しで構わん!多分君らが知ってる映画だとバービーと同じテーマだぞ。
大人の肉体に無垢な脳味噌、世界を知り自我を知り個を確立する物語だぞ。
映画とする事で観客にも加害性と成長の意義を突きつける、男はやっぱ女性たらばあーなんだな、どの世界でもどの環境でも女を消費し支配したがるんだな。
でもこの映画は優しいな、娘が父や家庭に帰って来てくれるんだ、エマちゃん良い子だな可愛いなー。
シナプス大量形成
成人の体に赤ん坊の脳を持つ女性が、この世界をみて成長する話。
ロンドンブリッジから身投げして亡くなった妊婦の遺体を天才科学者ゴッドが発見し、胎児の脳を移植して蘇らせるという人体実験を行って誕生したベラ。
最初は言葉も拙くよちよち歩きでお漏らしもしてという状態だったけれど…あっ、みつけちゃいましたね〜。
記録係として連れてこられたマックスと結婚?と思ったら、立会人である筈の弁護士ダンカンと冒険旅行へ。
熱烈ジャンプは入り口で、人間の心理や本質を覗き見て、そして哲学を語り考え…って人の汚さや世の中の不条理をみても恐れず戸惑わず何でも欲しがるベラだからこそですね。
終盤はオールドボーイ的復讐か、ゴッドアルフィーかなんて思ったら、まさかのそんなドストレート?それはそれで良いけれどw
白黒混濁でコミカルな描写も結構あるけれど、かわいーとかおもしろーいというよりも、常にどこか不快感がついて回り、それの対象が変化して行く様な感覚があって面白かったけれど、設定以外にぶっ飛んだものが少ないし、落とし方がコント過ぎて、もっと行けるんじゃ?と物足りなさも感じた。
リスボンでベラ達が食べたポルトガル風タルトを頬張りたくなる
18世紀が舞台?のゴシック・ファンタジー・SEX・自分探し映画。
それでいてシュールなSFラブコメ成長物語でもある。
ロンドン、リスボン、アレクサンドリア、パリの無さそうで多分無い所を旅する主人公ベラ。服装から奇天烈で上は肩のフリルが大きなドレス風なのに下はミニスカート風で、他にも無さそうで無い乗り物が美しくて さらに絵画の様な建物や装飾が沢山見れるのも楽しい。
見応えはベラの成長と、ウィレム・デフォー演じるゴッドが語たる過去だろう。
またマーク・ラファロ演じる遊び人弁護士ダンカンのキャラが良くてベラの成長を刺激、加速させる。
R18+の理由は予告編で想像出来るだろうから 一緒に観に行く人は慎重に選ぼう。
最終的に
笑えるツボが違う…?
上映前日にこの作品のCMをみて
オモシロそうだったので観てみました
序盤は
ベラに凄く興味があった
まあ、旅に出て彼女の奔放さ
人間本来の欲望のままに生きるところ
グイグイ引き込まれていったけど…
中盤以降は
眠くはならなかったけど
お腹いっぱい。笑える所もなかった
…退屈な感じ
結婚式で…あ~これでハッピーエンド
終わりかな
と思ったら先があった
そこからもstoryがあった
時間は短いと思うけど長く感じた
最後のころは
音と音楽の爆音に頭が痛くなった
私には笑えるツボが違う…のね
2月2日記
☆再度。観てきました
前回途中で頭が痛くなって
最後がオボロゲだったので…
別に笑う映画ではありませんでした
重くならずライトに描いています
…女性が男性に縛られない社会
というメッセージ
…全世界の
女性が自由に生きられる未来を
ということですね。
最初はわからなかったけど
メッセージはあって無いようなもの
エンタメ作品だから
いかにその…世界観を
楽しめるかどうかですかね
再度、観てよかったです
…でもやっぱり
やぎ人間は笑えないし
性描写が多いのもどうなのかな
評価は変わらないです
哀れなるものたち…とは
★エマストーンの
体を張った演技が見所ですね
…スゴイとしか言い様がありません
♪この作品はファンタジーと
思ってみるとベラが愛しく思える
現代のフランケンシュタインなのか?(的外れ笑)
エマストーンの演技も中々ぶっ飛んでていいね。
頭と身体が噛み合ってない感じが上手い。特に表情とか。
子供が性欲に目覚めちゃうんだから仕方がないよね。あーゆー風になるのは。しかも初めてでもないわけで。
映像もなんか独特な雰囲気を出していると思った。
1番すごいのは、BGMだな。あの何とも言えない不快感というか不安感はいいね。そのままエンドロールに突入したのも良かった。あのエンドロール、秀逸だよ。芸術性を意識したのかな?あーゆーのあんまり好きではないけど、本作にはあってた。
ただちょっと性的な描写がしつこい感じもしたな。あれはもうエロスではなく獣性な色合いに近づいていったような。まあ、男としては拒否反応はしないけど、エロさが少ないのはね、ちょっとなあ。しかし、映倫も通すようになったんだなあ、あーゆーの、と思った。
マークラファロってやっぱハルク役がなければここまで躍進してなかったよなあって思いつつ、演技はちゃんとしてて役にハマってると思った。
最後は、博士と将軍の脳を入れ替えちゃえば良かったのになあ。まあ、流れであの展開は既定路線だけど。
現代のフランケンシュタインとして考えると、社会にある一定のテーゼを主張してる点なんかからもなんかあるのかなあと。こう言うのって大抵メッセージ性あるからね。
まあ、エマストーン、迫真の演技であったのは間違いない。「ゾンビランド」の頃が懐かしいね。
とんでもなくビザールでエクスペリメンタル
ピアスと脇毛
オール50点
物語・芝居・画、"名監督"と呼ばれた方々の作品には、そのどれか(または全て)に特出した才能を感じ取れたのだが、最近のぱっと出監督にはそこまで特出した才能を感じ取れる方が居ないのですよ…
で、本作。
画は一見美しく見えるのだが、カメラアングルが悪い所(カメラマンの問題?)が有り、せっかく美しい背景・セットも脳に焼き付く画…とまでならなくて残念。
エマ・ストーンが寝転がる固定ショットとか、良い画は有ったのですけどね…
そんなエマ・ストーンが脇ツルツル、時代設定的に脇毛は有るべきだと思いますけど。
あと、ピアスの跡も消して欲しかったですね、時代設定的に。
物語は…永い、要らないシーン・要らないセリフが有るよなぁ、中盤以降あくび連発。
ラストのヤギは安易、アイツの脳を女性遺体に移植して強制娼館送り、キモ親父達にナブり倒されて娼館の窓からダイブ…の方が。
どーでも良いのですが、娼館のシーンは五社英雄作品を観てるようでした。
エマ・ストーンの体を張った演技は見ものだが…?
エマ・ストーンが主演のベラ役を務め、体を張った演技で、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、アカデミー賞にもノミネートされている話題の作品。ホラー、ミステリー、サスペンス、ファンタジー、エロチシズム、ヒューマンドラマの様々な要素が盛り込まれ、一つのジャンルには、到底、分類できない不思議な作品。
大人の体を持ちながら、胎児の頭脳しか持ち合わせてないベラが、次第に頭脳と体の釣り合いの取れないセクシャル・ディスティニーに目覚めていくシーンは、極めて生々しく描かれている。エマ・ストーンが、全てを曝け出して、ストレートでエログロなセックス・シーンを惜しげもなく披露し、女優魂を見せつけてくる。
また、前半部分は、スクリーンがモノクロで映し出されていたのが、途中からカラーとなる演出は、ベラの自我からの目覚めや心の開放を、演出していたのかもしれない。背景も19世紀のヨーロッパを思わせる街並みの中に、どこか近未来も思わせるような色彩と佇まいが美しく印象に残る作品となった。
物語は、身ごもったベラが自ら命を絶つところから始まる。しかし、風変わりな天才外科医のバクスターによって、胎児の脳を女性に移植され、体は大人、脳は幼児のちぐはぐな女性として蘇る。次第に自我か芽生える中で、バクスターの館から出ることを禁じられていたべラは、「世界を見てみたい」と、弁護士のダンカンとヨーロッパ大陸への逃避行に出かける。その旅で、ベラは純粋な欲望と視線で世界を見渡し、成長していくのだが…。
当初は、フランケンシュタイン的な悲哀の作品かと思いきや、ベラの奥底から突き上げてくる性欲に対する衝動と共に、『女性の自由や解放・平等』がテーマとして根底にあるようだ。「ここまで映していいのか?」というようなシーンも盛り込まれ、海外での各賞を受賞しているが、日本では、賛否両論の作品になるだろう。
出演は、主演のエマ・ストーンの脇を固める、天才外科医のバクスター役をウイリアム・デフォーが演じ、相変わらず怪演振りをみせている。また、逃避行の相手ダンカン役には、『アベンジャーズ』の『ハルク』を演じたマーク・ラファエロが演じたが、エマの相手なら、もう少し若手でも良かったように思った。そして、ベラの婚約者でバクスターの助手をテレビドラマに良く出演している、クリストファ・アボットが務めている。
完全に好みが分かれる映画。 物語はすごく面白いけど性描写が多い。 ...
完全に好みが分かれる映画。
物語はすごく面白いけど性描写が多い。
男の人も露わ。
まぁのめり込む時期もあるかもしれないけど。赤ちゃんの頭の中だったらもっと面白い事もたくさんあるだろうに。その内他に目覚めていくのは良かった。
白黒からカラーに変わる辺りはきっとベラの中を映してるんだろう。
全体に魅力的な背景でベラの衣装も素敵だけどあの足を出した服はどうなんだろうね、時代的に。
あのおばあちゃんとの絡みがもっと続くともっと良かった。
貧困や戦争、女性の割礼等、色んなメッセージを込められているんだとは思う。
最後あのダンナの頭の中は博士になるのかなと思おうとしたけどやっぱりそうしたのか…気持ち悪!
自分でも何点つけて良いかわからない映画だった。
エマストーンすごい
後追いの成長。
天才外科医によって蘇生し生まれ変わった女の話。
橋から身投げしたヴィクトリア、橋の下で天才外科医ゴッドに拾われ、お腹にいた胎児の脳を移植され蘇生した体は大人で精神年齢は子供なベラ・バクスターのストーリー。
物心がつき好奇心旺盛なベラ、子供の様に駄々をこねやりたい放題、性に目覚めては盛りのついた動物の如くセックスだったけど…セックス、裸描写は結構あったけどエロさ全然感じずで、どちらかといえば始めましての人とのやりとり、急にビンタ、蹴りあげるみたいな描写の方が笑えた。
月日が経つにつれ片言な言葉や歩き方、考え方などが徐々に成長して、ホントの自分を知り元の家に戻るも、なぜ自殺をしたかが分かり蘇生した場所へ戻ったけど…実験の経過観察はどうなった?
変人天才外科医の「あ~」って唸りながら口からだすあの空気玉は何すか?(笑)
笑っちゃった。
「ラ・ラ・ランド」よりも個人的には「クルエラ」が好き、エマ・ストーンは好きな女優さんだけど、本作は体張って裸体を晒したけど、役やストーリーとはいえ裸体を晒す女優さんって他の作品でもいるけど、晒す=その女優さんが安く見えてしまうのよね個人的に、なので女優さんの裸は見たくない。
作品は飽きずに観れたけどちょっと時間を感じてしまった。
とても不思議な物語
とても不思議な物語。これまでの知識と経験をもとに理解しようとしてはダメです。
何故に?何が?どうなった?とツッコミながらも物語を素直に受け入れましょう。
長編と難解に対峙する大いなる覚悟をもって鑑賞に臨んでください。
それぞれのシーンで映像と音楽、衣裳や動きが魅力的に作られています。そして物語にどんどんと引き込まれていく感じです。
大きなテーマとして『「自己実現と知性」と「本能と性」が人間の根源なのだ』と語りかけてきます。
ラストに向かって「なんですと!」という展開が訪れまして「あぁそうするんだね、それが良いよね」と自分なりにハッピーエンドを想像したのですが遥かに想像を超えてきました。そうくるかぁ。それは思いつかんかった。
映画についてまだまだ未熟だなと思い知らされます。
う〜ん、難しい!
いえ、ストーリーが難しいという意味ではありません。この作品をどう感じるか、どう評価するか、悩みどころです。
エマ・ストーンの演技は幼児脳からだんだん成長していく様を表情やしぐさを通して見事に演じられ主演女優賞で問題なしと思います。
作品全体的に美しい映像と独特の音楽、雰囲気に圧倒されることも間違いありません。
ベラ(エマ・ストーン)が胎児の脳からものすごい勢いで進化していく、その過程で色々な人々と出会いながら影響を受けてある意味成長物語とも言えるこの作品。しかしながら万人に受け入れてもらえるかどうかは???でしょうか。テーマとして性描写は必要かもしれませんが見方によっては『エログロ』と捉えられても仕方ない感もありますよね。
確かにここのレビューをざっとみても女性ウケはすこぶる悪そうです。海外では随所で笑いが起きていたらしいですね?日本人には老若男女笑えないかもしれません!
明るく例えてみましょうか?ゴッドとベラはブラックジャックとピノコ(あっちょんぶりけ!)、再生したばかりのベラはシザーハンズのエドワード、ダンカンは量産されるインド映画に掛け持ちで出てる役者、ゴッドの執事(?)のオバ様はハイジのロッテンマイヤーさん、娼館の主人は『ばるぼら』のママ、ゴッドは空飛ぶグリーンゴブリン(これは例えじゃないか?!)てなところでしょうか?何の脈絡もない話になってきました。
とにかく問題作で色々評価が分かれて賛否両論ではありますがエマ・ストーンさんに3000点、いや3択の女王竹下景子さんに全部でお願いします。(わかんないだろうなあー)
変態監督の冴え。
歪
ファーブル昆虫記やシートン動物記の人間版
フランケンシュタイン、アメリ、マイフェアレディを混ぜた感じ。マッドサイエンティストなんだけど、Lovelyとコメディ(ブラックユーモア)が入っているので、大人のディズニー的な?変態ってバッサリもあり。
寝るかもと思ったけど全然眠くならない。ファンタスティックな映像が-0.5、キレイにまとめ感のあるラストが好みじゃないので-0.2、⭐️4.3なので切り上げて⭐️4.5。
好奇心と自由と寛容
久々に劇場に駆け込みたくなる話題作は期待を裏切らなかった! 驚嘆の世界観、寓話性、芸術性に加え、アイロニックな笑いを誘う楽しさもあり、常識はずれの主人公の言動や行動にはある種の爽快さもある。ただ奇妙奇天烈なだけなく、好奇心を持ち自由に生きることを賞賛する一貫したテーマがある。
映像からたくさんの刺激を受け、たくさんのことを考えたくなるし、物事の表層ではなく根源を見つめさせてくれる。重厚で高次な映画芸術の最高峰だと思う。
勿論、お下劣なところがあるからこそ、より興奮するというのも事実。高尚と下品のバランスが実に丁度いい。
とにかくベラの強烈な生き様に目が行きがちなところで、ベラの父親的存在ゴッドウィン・バクスターについて一つ。クライマックスで彼は肉体を入れ替え不老不死のハッピーエンドに進むのかと思わせるカメラワークののちに、予想を裏切り安らかな死を迎える。私には印象的なシーンの一つであった。
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