劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全649件中、21~40件目を表示

2.5共感しづらく、いまいち響かず

2024年6月3日
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展開としては嫌いではないが…、ベラがいくら脳味噌子供でもここまでモンスター級の破壊行動や破廉恥な行動をするか?とちょっとどん引き。

オーガズムに溺れる描写がやたら長かったのに、貧富の格差に触れたとたん覚醒するのが急すぎて唖然。直前までレストランでうるさい子供を殴って黙らせるとか言っていた割に…。そう、ベラの心情を追体験できないから、共感しづらいのですよね。

父親の実験台になっていた過去を持ちながらも、父親を非難せず愛に飢えた外科医を演じる、ウィレム・デフォーの姿は哀愁を誘う。

ステレオタイプな女性への偏見、男性優位社会への批判、女性の職業の選択肢の少なさ、抑圧、独り善がりな愛を追い求める人間の悲しさ、色々と内包してるけれども、どこか型通りでいまいち響かず。最後のDV男への逆襲はすかっとしました。

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REX

4.0人生を味わい尽くす

2024年5月31日
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白米

3.5面白さより不気味さが勝ってしまった

2024年5月25日
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胎児の脳を移植された母親が冒険に出る話。

過去か未来かよく分からない世界観で
お洒落な衣装をまとったエマストーンの
抜群の演技力を見るだけで価値のある作品です。

劇中に出てくる男たちの哀れな姿や落ちぶれようが
面白いのですが、個人的には面白さより
作品全体がもたらす不気味さが勝ちました。

決して悪い意味ではないのですが、
面白かった!という人たちとは感じ方が違うかも。

音楽、カメラワークも世界観にマッチしていて
芸術作品としても素敵な作品でした。

にしても裸多かったなあ、、、

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マスノブ

4.5ちゃんとコメディで、そして映像美

2024年5月14日
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笑える

楽しい

知的

最初は破天荒でめちゃくちゃな主人公が成長し、結果的には周りの男性たちが振り回されて狂っていく映画。

最初は彼女を利用しようとしていたり、都合よく解釈していた男たちが自分の固定概念ぶち壊されて崩れ去っていくのがめちゃくちゃ痛快だった。

そして、色彩・映像・音楽すべてが素晴らしかった。
めちゃくちゃ印象に残る映画。

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Yossy

5.0最高傑作

2024年5月12日
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ヨルゴス監督のスーパーノヴァな才能を余すところなく見せつけられた傑作でした。

私はヨルゴス監督に尊敬と共に畏れを禁じ得ない。
このまま健康でアクシデントがなく映画制作を続ければ、
スタンブリー・キューブリックに匹敵する鬼才になり、
このまま進化すれば我々は更なる頂きを見る事になるだろう。
過去作「籠の中の乙女」「ロブスター」「聖なる鹿殺し」
「女王陛下のお気に入り」
その複雑な形態に不穏、不快、不条理などを感じたが、
この「哀れなるものたち」にも一筋縄ではいかない複雑な余韻を感じた。
ヨルゴスが「女王陛下のお気に入り」の成功により、
豊かな資金力と各階の才能を結集して、
エマ・ストーンという勇敢で才能ある女優の協力を得て、
現段階での「哀れなるものたち」という最高芸術が生み出された。
しかしこの映画は単なる女性賛歌ではあり得ない。

ラストのシーン。
自由を得たベラは、ゴッドの後継者たる解剖医になり、
ゴッドがベラに試したような人間改造を進めようとしている。
元夫の暴君のアルフィー将軍は犬のように4足歩行をして、舌で水を飲む
犬人間に成り下がっている。
この結末を喜べますか?
犬にされた人間は「あなたであり、私です」

題名の「哀れなるものたち」
諸説ありそうですが、人間という愚か者たち・・・
①ベラに生きていた胎児を脳に移植手術を施すゴッド(ウィレム・デフォー〕も、
②ベラに金と自由を与えて、進化を手助けしたものの、見事に捨てられる
………………ダンカン(マーク・ラファロ)も、
③ベラ(身投げする前はヴィクトリア)も幼児期から成人して娼館で身を売る経験を
…………………積むエマ・ストーンも。
④ヴィクトリア(身投げする元妻)を束縛・精神的に虐待したアルフィー将軍も、
アルフィー(クリストファー・アボット)は連れ戻したベラの
快楽器官をを切除しろと命じるサイコな男性。

人間は存在そのものが「哀れなるものたち」
そう告げているように私には思えるのです。

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琥珀糖

3.5蛙とヤギが酷い目に遭う

2024年5月8日
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Jax

4.5いやあ、凄かったです。

2024年5月7日
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端から端まで歩いて30分かかる、街ごと全部作ったセット凄かったです。CGで処理する事も出来るのに、敢えて実物のセットが最高でした。
ヨルゴス・ランティモス監督お得意の魚眼レンズ多用のカメラワークもベスの頭の中から見た世界のようで面白かったです。

エマ・ストーンの覚悟の演技、自らプロデューサーもしているので、監督に言われたからではなく自分の意思であの演技を演じきったのだと思います。あっぱれでした。
マーク・ラファエロのグズグズの演技も良かったです。ハンクー!

音楽、ベラちゃんの発音しっかり聞いて下さい。
不協和音から最後のエンディングのオーケストラまでの変化が物語にぴったりでした。エマ・ストーンのしゃべり方もベラの成長に合わせて変わっていきます。

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snowwhite

4.0「POOR THINGS」「哀れなるものたち」 「Poor」どうも...

2024年5月4日
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「POOR THINGS」「哀れなるものたち」
「Poor」どうも、物理的に貧しいという意味で捉えてしまう事が多いけど・・精神的というか・・形而上的に「貧しい、可哀想、哀れ」という意味の方が大きいかも。で、原作者は「THINGS」に人か、人を哀れにさせている「事」を投影しているのかは・・わからないけど・・。ベラを通して「哀れな人」がいっぱい出てくる感じ?
で、凄いね・・人の創造力は・・こんな映画も創っちゃう。
フランケンシュタインの女性版かなぁ・・
良くまぁ・・エマ・ストーンは、この役を引き受けた。
成長の過程での微妙な変化を表現する演技力には脱帽・・。同じ映画をオファーされて演じられる日本人の女優はいるかしらん???
最後、なるほど、将軍をアーして、ゴドを・・コーするんだと思っていたら、ヤギだった(笑)
思ったのが・・これ男性バージョンだったら、ただの性犯罪者に育ってしまうのではないかなぁ・・と。
松本人志氏あたりは、もしかして、こんな感じで脳が成長したのかも・と・・・。

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J417

3.0評価の高さにびっくり

2024年5月1日
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怖い

知的

難しい

アカデミーがらみなので観ました。
自分的にはいまいち。
話と言うか言わんとしてるところは
素晴らしさを感じるけど
見せ方はこれしかなかったのかな?
なんかずーっとセックス。
でも、合間に響くような言葉が出てきたり・・・
でもやっぱりそんなにセックスしなきゃいけないの?
って方が先にきてしまう。
観る人を選ぶ作品だなー。

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bon

4.0邦題が素晴らしい

2024年5月1日
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成人女性の身体をもつ、純真無垢な少女のロードムービー。
社会の常識を持たず、己が心に正直に世の中を歩いてみると歪んだ世界が待っていた。
少しづつ社会を学んでいく様を、足の運びで表現するなんてみたことない。
Poor Thingsを「哀れなるものたち」と訳した方のセンスが素晴らしい。
そう、この世は哀れなるものたちの世界だから。

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ピッポ

4.0現代版「フランケンシュタインの怪物」

2024年4月29日
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Disney+で鑑賞。
ヨルゴス・ランティモス監督の作品は本作が初めましてだけど、「ロブスター」「聖なる鹿殺し 」「女王陛下のお気に入り」のタイトルは知っているし、監督の評判は噂には聞いていた。
本作に限れば、寓話的というか“作り物的”な世界観や色使いは、ウェス・アンダーソンっぽみを感じ?
本作の原作となる1992年に発表されたアラスター・グレイの同名小説は未読なんだけど、橋から投身自殺をしたエマ・ストーン演じる女性の遺体を手に入れた天才外科医ゴッドが、彼女のお腹の子供の脳を彼女の肉体に移植。ベラと名付けて育てつつ経過を観察しているという物語は「フランケンシュタインの怪物」の再構築というか、現代版アップデートという印象だった。
本作の主軸は、主に様々な男たちとのセックスを通してベラが“セカイ”を知り、やがて自己を確立するわけだけど、そこに悲壮感がないのは、それらが常にベラ自身の選択であるからなんだと思う。
逆に、父親に虐待され他の愛し方を知らないゴッドや、無知なベラを思い通りにしようと駆け落ちするも結局ベラに依存していくダンカンなど、本作に登場しする男たちは常に何かに縛られ、不自由な思いをする「哀れなるものたち」だという事が物語を通して明らかになっていく。
そういう意味では哲学的だし、フェミニズム的な物語とも言えるけど、ポップで軽やかな映像世界がそうした思想を上手く包み込んで、観やすくしていると思った。

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青空ぷらす

3.5苦手系かと思いきや。。。

2024年4月29日
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話題作だったので鑑賞。
芸術作品系にありがちなエロとグロとキ○ガイ系のクソおもんない映画かなぁと思いきや。
ベラの成長っぷりがすごくてなかなか面白い✨✨
そんで映像はめっちゃ綺麗😍
マークラファロの情けなっぷりも見もの😂

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りう

5.0ベラの成長が色彩として現れていた。

2024年4月28日
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サラ

4.5人間全てが哀れに感じる映画

2024年4月21日
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知的

難しい

まぁ賛否両論あるとは思うけど、素直に面白かったよマ王は😁
てっきり「フランケンシュタイン」の亜種映画だと思って観たら全然見当違いでソコだけかなと(流石は前情報を調べないマ王)
でR18だったけどコレで成人指定は映倫厳しくないか?
エマ・ストーンのSEXシーンをエロティックに感じながら鑑賞する輩も無くは無いと思うけど、マ王は普通に観れたぞ←オカシイのかな?
ていうかこの映画で欲情する人間は哀れだ🤣←エマ・ストーンがそんなに美しくないのかもしれない
グロシーンも思ってたのとは違ったし、つくづく映倫の基準に疑問符だらけなマ王です🌀
内容は一人の女性の成長記であり一人の女性がどれだけ虐げられてるのか(現代でもね)というテーマだと感じたけど、原作読んでないからなぁ😅←感想文だからね
登場人物のほぼ全てが何らかの欠点があり、映画では殊の他に大きく誇張して描かれている😶
その姿に違和感が無いのは転じて自分自身にも存在する部分なんだろうと思ったマ王だったので、自己啓発セミナー的な映画なのかもしれない😵‍💫
兎に角、エログロを期待して観に行くと肩透かしに合い、内容が理解できたのならハンマーで殴られたような衝撃を受ける映画ではあります✨
でもココの舞台って地球ではないよね😳←コレも見当違いかも
最後までオチを解らせない作りはマ王的には満足でした😁

映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆
エログロ度★☆☆☆☆
エマ・ストーンのセクシー度(★は個人に任せます)

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マ王

5.0ラストが最高。美しいカタルシスがあった。

2024年4月19日
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餃子

4.0様々な弊害が待っているかもしれない、でも自由に生きろ

2024年4月17日
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泣ける

楽しい

興奮

この映画がフェミニズム的だとかそうじゃないとかいう議論があるみたいですけど、そうじゃない気がする。
そういう議論とか昨今の生きづらさとかそういうものからの解放というか、なんかそういうことじゃないのかなと思う。
それは痛い。いろんな嫌なことをほったらかしてしまうかもしれない。
けれどもそれでも自由の方が何倍もいいんだという映画だった気がする。
途中のダンスシーンは踊ってるだけなのに迫力があって泣けた。
映像、衣装、カメラワークなどとても好みでゆめゆめしい映画だった。
嫌な印象持つ人も多そうだけど、よかったです

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lotis1040

4.0至福の時間

2024年4月16日
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楽しい

幸せ

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吉住くん

2.0楽しめる映画ではない

2024年4月15日
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悲しい

怖い

見てはならない世界を見させられている居心地の悪さを感じた。それが制作者の意図であればうまくいったのでしょうけど。。

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ちやのゆ

4.0気楽に楽しい

2024年4月12日
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二度寝

4.5タイトルなし

2024年4月12日
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楽しい

知的

難しい

自分がまだ精神的に大人になる前に見れてよかったと思える作品でした。また10年後ぐらいに見たら感想が違くなりそう。

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さささ