劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全651件中、321~340件目を表示

4.0待ってました!のヨルゴス・ランティモス監督

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

前半、魚眼レンズでのぞき込むような映像が多く、映像に合わせたようなひずんだ音楽が印象的。
くすんだグレーがかった色味の硬質な画面も、ファンタジー味を強調してとても魅力的。(「ヒンターラント」をちょっと思い出した)なにより、ゴッドの作り出した?キメラ動物がうろつく屋敷が、ひゃー!待ってました!という感じなのである。

胎児の脳を移植されたベラがロボットのような動きや喋り方からだんだんこなれていく変化がすごい。
「ピグマリオン」かと思いきや、彼女を作り出したゴッドも実験体にされていたエグい生い立ちが赤裸々に語られ、2人はいわば分身なのだと分かる。

そして、下心弁護士にそそのかされ、大冒険に出るベラ。
旅の中で様々な価値観に出会い、成長するベラ。
心を獲得していくベラ。(どれもエグい描写だが)

しかし、彼女の本当の過去が追いかけてくる。DV夫に軟禁されてしまい…。
そして、当然といえば当然?この監督らしいキテレツなハッピーエンドがやってくる!

好きな人にはたまらん映画でした

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ユウコ

3.0雰囲気

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

新宿ピカデリーで鑑賞。
すでに上映回少なめ、夜の回でしたがまあまあ入ってました。

美術、衣装、音楽、エマストーンが秀逸
原作未読
お話は飲み込みづらい
早稲田松竹でアステロイドシティと二本立て見たらいいと思います

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ぼろんてーる2

5.0隙のない完成度の高さ

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

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helio624

5.0生きる本質

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

2時間越えるものですが
人の本質を問うもの、帰るとき考えることができました。

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あわてない

4.0アートな映画

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

感想をどう表現したら良いのか??奇妙でサイコなファンタジーなんだけど、嫌な感情は湧きませんでした。
鑑賞の途中からタイトルの哀れなるものが、登場人物のうち誰のことなのか考えていますが未だに答えが分かりません。私から見ると、狂気だけどハッピーな人達ばかり出てきます。翻弄されたり振り回されたり…でも哀れというより、自分に正直に生きてる人達です。
エマストーン演じるベラが成長する過程は、危なっかしいけど逞しい!ちゃんと子供から大人になっていくのが分かります。あのラ・ラ・ランドのキュートな女優さんと同一人物とは思えません。
あと、時代設定がよく分からないけど、建物や背景や小物まで美術館のような映画です。ストーリー抜きにして、それだけをよく見るためにもう一回見てもいいかなって思うくらいでした。
世界観が独特で好き嫌いは分かれそうだけど、私には良い映画でした。

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たかな

4.0すごい

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

難しい

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ツネ

3.5明るい性跳、成長の話。

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

エログロ、ゴスロリ、ファンタジー。
鑑賞後のこの気持ち。シェイプオブウォーターの制作スタジオとのことで、納得ですわ。
同じ感じ。感動とかはなし。面白かったけどね。

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色即是空

3.5エマ・ストーン

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

同監督の『ロブスター』がキライで、予告で知ったクセのある世界観も、どうかな…と思いつつ、

好きなエマ・ストーンが出てるって事で、1週遅れで観賞しました。

R18になってたけど、エマの、ガッツリのヌードや、けっこう激しいカラミありで、体当たりの演技。

エマは、この映画で主演女優賞を獲得したみたいです。

『ラ・ラ・ランド』や『アメイジング・スパイダーマン』のエマが好きな自分にとっては、複雑だけどね…(笑)

フランケンみたいなウィレム・デフォーとか、アヒルみたいな犬とか、ゲテモノ系を感じますが、

ゲテモノ系に見せかけて、キチンとメッセージあります。

一般的には、まあ面白いんだろうけど好みじゃない(笑)

70~75点ぐらい。

※原作は小説みたいだけど読んでません。

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RAIN DOG

5.0現代の大人達の、ためになる御伽話

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

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ヨシオヘミング

4.0自由で自立したお伽噺的女性を描く映画

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

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けだま

5.0哀れなるものたち

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

物語☆☆☆☆☆
演者☆☆☆☆☆
美術☆☆☆☆☆
涙 ╳

身体が大人の女性
移植により
頭の脳が赤ちゃんから
いろんな経験をして
大人になっていく物語。
18禁?
このような出来事
映画のなかだけで
体験してほしい。
そして知性ある
大人の女性になってほしい。
男は反省してほしい。
そんな物語を
美術館で上映している
感覚の映画でした。

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tendo

3.0特に胸に残るものがない

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

どんな映画なのか前情報を入れずに見に行ったので、上映中も着地点がわからず結構もやもやと変なストレスを抱えたまま見続けました。別にストーリーとしては難解なものでもないですが、この映像や世界観をまるごと愛せる人だったらおもしろい映画と言えるのではないでしょうか?エログロが過剰に思えたし、終わってみても特に何か考えさせられるものもないし、また見たいとは思えなかった映画でした。多数の受賞も、、、まあ、わからなくはないのですが、好き嫌いでいったら嫌いに傾きますね。
ちなみにデートムービーではないので、お気をつけください。

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shioshio

4.0メアリーの総て

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

19世紀のゴシック小説「フランケンシュタイン」を下敷きにその作者メアリーと父母(父はアナーキズム、母はフェミニズムの先駆者)へのオマージュ作品である。ストーリーもさることながら魚眼レンズやぶっ飛んだ美術など映画の成しえる非日常的リアリティを野心的に詰め込んだこれぞ映画で、2時間ちょっとの間は日常を全て忘れてどっぷりと暗闇のスクリーン世界にいざなっていただける。アカデミーの作品賞と脚本賞、エマ・ストーンの2度目の主演女優賞、マーク・ラファロの助演男優賞は決まりだろう。事前に聞かされていたのと自分がもうゴッドウィン同様の老いぼれなのでそこまで抵抗はなかったが、性交シーンがあまりに多すぎるのがちょっと問題である。明らかに必要ないカットとそのものずばりを描写する必要が無いと思われるシーンが幾つかあった(それは放蕩弁護士とのパートで)と思う。後半の娼館での描写はもちろん必要なのだが…。ハリウッドを支配するポリコレへの挑戦なのか皮肉なのかあるいは優等生のできすぎやりすぎなのか、そのテーマがあまりに広く深く誰もが正面から向き合って来なかったが故に多種多様な物議を醸す今世紀の最重要作となることは間違いない。

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たあちゃん

4.0冒険は続く

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

サルのままでは終わらなかったー!
なんだか清涼ですらある

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うー

4.0自由への成長

2024年2月2日
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sankou

4.5ベラの成長を通して見せる世界の不条理

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

予告編から気になっていたのが流れる音楽。ちょっとずれた音程で奏でられるこのメロディだけでも本作の不思議な雰囲気を十分に感じられる。
近未来っぽいのに中世っぽくもあって、ファンタジーな世界。死亡して間もない女性の遺体に、その人の胎児の脳を移植するというトンデモ設定だからこんな雰囲気の世界にしないと受け入れられない(この世界観でも受け入れられない人はいるだろうけど)。
トンデモ設定だけど、実は一人の女性の成長物語となっている。序盤のベラは脳が幼子なので、残酷で倫理観がなく無礼で本能に忠実だ。とても動物的とも言える。そこからいろんなものを覚えて成長していく過程が面白い。そうだよな、体が大人なんだからセックスを覚えてしまうとあんな感じになってしまうのもわかる。エマ・ストーンの体当たり演技がすごかったし、あんなに見せてるのになぜかエロくはなかった。あの世界観のせいかもしれない。
なかなか不思議でなかなかの冒険物語。ベラという女性を通して見せる世界の不条理はちょっと笑えて結構考えさせられる。予告編を見てイメージしていたよりもはるかに面白い映画だった。

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kenshuchu

5.0期待度◎鑑賞後の満足度⭐ 最高❗久方ぶりに映画館で👏してしまった。或る意味で映画を変えたと言っても良い傑作。今、この映画に出会えて幸せだ。

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

※2024.02.04. 2回目の鑑賞【サンシャインシネマ大和郡山】
※2024.02.07. 3回目の鑑賞【ユナイテッド・シネマ橿原】
やはり並外れてユニーク(規格外)でありながら、ほぼ完璧な(フローレスな)映画世界を構築している。
※2024.03.03. 4回目の鑑賞【なんばパークスシネマ】
原作を読んでからの鑑賞。原作も摩訶不思議な小説ながら、そこから本作の様な脚色をしたのも凄いと思う。かなり大胆に手を加えていながらも原作のスピリットは損なわれていない。
どちらが好きかと言われると、私には珍しく映画の方が好き。

①先週投稿したレビューが何故か消えていたので再度投稿しま~す。(意図的に消されたのであれば何故かは何となく分かるので今回はもう少しお上品に…)

②ヨルゴス・ランモンティス監督作品と言えば、

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もーさん

4.0哀れなるものとは?

2024年2月2日
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鑑賞方法:映画館

覚えきれない程の名言の数々
物語を追って140分あっという間だった。

生き方の参考になる映画
定期的にリピートしたい作品。

哀れなるもの程、哀れなる事がわからないのだろう。

人間という生物と哲学のお話。

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カノキ

4.5コ、コ、コ、コメディ?!?!

2024年2月1日
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楽しい

興奮

幸せ

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ゆき

5.0ただの存在として

2024年2月1日
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笑える

知的

幸せ

ジェンダー、女性の生きにくさを描いた作品は昨今、とても多い。
バービーはまだ見ていないが、幾つか見てきた中で本作が一番バランスよく鮮やかだったと絶賛したい。
だいたいグロ、悲惨、痛い、鬱々していただけに、いけいけベラ、どこまでも!
と爽快だった。

色々な現実の側面をいい具合に寓話化。
ンなあほな的SF、ファンタジー要素で美しくかわしつつ直球勝負が見事だった。

ゴッドがベラを実験対象としてのみ期待していた、
女として、子供としてはなく、ただの存在、肉塊として、
それがベラの自己肯定感を爆上げしたような気がしている。
気負わない、縛られることのないベラ、あるがまま、飾り、飾られないベラ、最強。
おかげで巷にありがちな男女の立場の逆転はちりばめられると、
特に船旅パートなど、痛快も一周回ってコメディーでさえあった。

R18だが、かつてなくいやらしさはない。
内へとジクジク掘るではなく、外へ外へ、全てを飲み込むエネルギーに満ちていた本作、エマがとにかくカッコいい。
惚れた。

飲み込んで来た側の人にはきっと、不快だと思うけれど。

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N.river