あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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記憶を消してもう一度見たい
戦時中にタイムスリップというのは珍しいと思い、鑑賞しました。主人公の主張が終始変わることなく、周囲の人々に影響を与えていくのがよかったです。クライマックスの特攻兵の表情が素晴らしかったです。何気ないかき氷のシーンと警官のシーンは涙が止まらなくなりました…
一度知覧の特攻平和会館に行きたいと思いました。
百合の公園ロケ地どこだろう…ぜひ行ってみたい
主演たる存在感と佇まい、そして演技が素晴らしい
主演の2人が素敵。
百合の丘で、ただ風に吹かれて佇んでいるだけでも、美しく儚げで尊い。真っ直ぐで懸命な福原さんと、強さと優しさと儚さが共存する水上さんがとてもお似合いで、繊細でナチュラルな演技も魅力的。黒目の表情やちょっとしたまぶたの動きで、心の揺れが伝わって来て、本当に切ない。2人のシーンは、何度でも観たくなる。
反対に、コントのような2つのシーンは、何度観ても、今作風に合っていないように感じて、好きになれない。
原作と設定や構成が変わっていて、全体的に薄味になって、よくある戦時中の話と同じように思われがちなのが残念だ。
今作は、征くことを決意した特攻隊員の彰とその後を知ってしまっている百合の、生きる時代が違う2人だからこその、より切ないラブストーリーが要であると思う。
原作では、ちゃんと戦時中の他作品と差別化を図っていたと思う。割り切ったドライな千代と石丸の関係と対比して、抑えようとしても惹かれあってしまう、想いが溢れてしまう百合と彰の関係が丁寧に描かれていて、分かりやすくて良いなと思っていた。
映画では、素敵な百合と彰のシーンやセリフのカットがあまりにも多い。2人の良さが削がれたようで悲しい。そのようにしてまで、映画オリジナルシーンを入れる必要があったのだろうか。そのようにしたことが、マイナスに作用しているように思えて、甚だ疑問が残る。
原作にある様々な百合と彰のシーンを福原さんと水上さんが演じるのを観たかった。非常に残念でならない。そう思う程、主演の2人はお似合いで素敵。そして、素晴らしい演技だった。
思っていたよりちゃんと戦争映画だったけど、意外性皆無で女向け
男性陣の皆様にとってはもう予告編の時点で気持ち悪くて『またこういう女に媚びた恋愛モノか~~』と思っていたことだろう(笑)。更にこれとプラスして恋わずらいのエリーも流れてくるもんだからここ数ヶ月映画館に足を運んだ全男性陣には同情したい。。。。(笑)
かくいう僕もその一人でなんやかんやあって観に行く事にはなったのだが、本編は意外とちゃんとした映画で合格点だった。
そもそも特攻隊を材料なんかにして『女子高生がタイムスリップして特攻隊のイケメン君といい感じに~~!!??』ってのが男女逆なら大炎上間違い無しだろ???っていうもうこういう気持ち悪い社会のバランスをこのまま維持して良いのか?っていう現代社会への疑問もある中で、自分はこの作品に嫌悪感を感じていた一人だった。
実際本編では流石に特攻隊ネタという事もあってか”意外と”ちゃんとしていて、むしろ結構ガッツリ戦争映画でそんな腑抜けた恋愛要素は意外と少なかった。
その意味ではだいぶ予告編詐欺といいますか、すごく恋愛メインで何の変哲も無い女子高生が戦時中に熱い恋愛を!!みたいなテンションがかなり間違っていてこれはこれでアリなモノかと思うのだが、まあ鑑賞者は概ね満足しているようなので良いのだろうきっと(笑)。
ストーリーも特攻隊の人たちの出撃の日までの記録という感じでどちらかと言うと全然特攻隊の人たちがメインで主人公のゆりの存在感が薄く、最後も分かりきったエンディングでそれに感動をするという。。。。そもそも予告編の時点で現代に帰ってきたゆりが展示物の前で泣いているシーンがあるのでそれが完全ネタバレと言うか(笑)、最後まで予想通りの展開で終わるのでこれで感動と言われても、、、う~~ん自分が卑屈なのか?(笑)
まあまとめるとかなり女性向けの【女性が感動する】要素盛り合わせという感じなので、最後まで分かりきった展開に感動せよというのは男性陣にはかなり難しいと思う。
大体戦争で負けるから意味無い理論も現代人だからこそ言える暴論なわけで、当時の人達からしたら戦争に負けたら民族浄化されていてもおかしくないと思うのが普通だ。だから必死に戦って本当は行きたくも無い特攻に行くのだ。その覚悟があるからあんなに平然としていられるのだ。
実際今のウクライナやパレスチナを見ていて早く降伏しろなどと言えるだろうか??
そういう薄ら寒さとか特攻隊で死ぬからハイ泣けるよね可哀想だよね感動してね、っていうわかり易すぎる導線がやっぱり駄目で自分はこういうのやっぱり駄目なんだなと再確認できました。
こういうのがウケちゃう邦画界、そっちの方が泣けてくるな。。。
あと最後に、、あの花はアニメの方だろパクってんじゃねえよ!!!!
とにかく泣けます。ロングヒット間違いなし
SNSで話題を集めた汐見夏衛さんの小説が映画化。
原作も読みハンカチを握りしめて観賞、号泣‼️
大東亜戦争末期の日本にタイムスリップした現代の女子高生百合と特攻隊員彰のラブストーリーではあるが、戦争の悲惨さ、平和の大事さ、なとが描かれており現在起きているロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ侵攻と重なります。
彰は特攻隊として出撃する前に百合宛に平和な世界で人生を一緒に歩みたかったと言う愛を告白する手紙を残して飛び立ってしまう。
その後、現代に戻れた百合が、社会見学で知覧特攻平和会館を訪れたら、彰が百合宛に遺した遺書を発見。その手紙を読んだ百合は彰の想いに泣き崩れる。
そこに、福山雅治の想望(想い慕うこと)が流れ号泣。
女性のすすり泣きが聞こえる。
原作を書かれた汐見夏衛さんは鹿児島出身で知覧特攻平和会館にも行かれたはず。私も1度伺ったことがありますが、特攻隊員の方々の遺書が展示されていて、それを読んで号泣する茶髪の女子高生に驚いた記憶があります。
こう言う英霊の犠牲の上に今の平和な日本があることを我々は知っておかなくてはいけません。機会があれば知覧特攻平和会館や最近来館者が多いと話題になっている広島の原爆資料館、靖国神社遊就館等も訪れて欲しいと思います。
泣ける
この時代の話は基本的に悲しく、暗い感じになるが、最後はちゃんとラブストーリーに戻ってくるところが素晴らしい
戦時中の話がさらっと終わるのも良く
いろいろなところがバランスが良いと感じた
泣けるところは悲しい印象より感動の印象に感じたのも泣ける映画として個人的に評価高い
見やすさ◎
ストーリー◎
キャラクター◎
没入感◎
個人的好み◎
素晴らしかった
戦争や特攻隊を題材にした作品と聞くと条件反射的に否定したがる人いるけど、この作品はイデオロギーに染められない「本当の反戦映画」と呼べる作品だったかと。
タイムリープものがやたら出てくる昨今だが、当時の人の視点で見るより令和の人の視点から戦争を見た方が共感は得られやすいと言うことか。
別にこの作品は特攻隊を讃美したりはしてない。ただ特攻隊の若者や食堂の鶴さんの行動を令和人の感覚でおかしいと見るのはやはりおかしい。結果がわかればなんとでも言える。そのずれた感覚の百合(福原遥)は令和人の代弁者と言えるのだろうが。「ふてほど」で昭和61年にタイムリープした令和の人が昭和のコンプライアンス無視オヤジはおかしい、と見るような。
しかしそんな中でも敵前逃亡、生き恥をさらすことは悪いことではない、と言った百合の言葉にはもう😭今の時代の人だからこそ持てる感覚。決して間違ってない。板倉に「俺たちの分まで生きろ」。
令和に戻った百合が特攻隊資料館見学。そこで21世紀まで生き延び10年ほど前に亡くなった板倉の資料が。仲間を裏切る形で生き延びた彼は「敵前逃亡」の負い目で辛かったことでしょう。でも一人残され歩けない体になった許嫁を残していけない。板倉は仲間の分まで生き抜いた。戦争の愚かさ哀しさを語り継ぎ。もうそれだけで…。
そして最後に百合がみつけた佐久間の自分宛の手紙。もうだめだここで涙腺決壊😭
溺れてる子供を救って亡くなった百合のお父さん。貧乏になったのは英雄になって去ってしまったお父さんのせい、と恨んでた百合。でも短い間ても佐久間たちと関わってお父さんを誇りに思えるように。
平和な時代に生まれてたら教師になって子供たちがやりたいことが何でも出来る世の中作りたいと夢を語っていた佐久間。佐久間が目指したような教師になりたい、と決意する百合。戦争映画なんだから救いのない終わりかたしないといけない、と思う人もいるでしょうが、この結末が爽やかでした。
本当に平和な時代に生まれたことを感謝できた作品でした。まとまりなくてすいません。
日本はしあわせになったのか?
戦争を題材にした映画はいろいろあるけど、今どきの高校生が、タイムスリップして、思ってることをぶちまけるのは新鮮。
自分の父親と対比させて、命について考えさせるのは、刺さるポイント。
個人的には、水上くんの演技が素晴らしいな〜と思ってる。
表情の変化が、感情の機微を表していて、うまいな〜と。
残された時間が短いだけに、精一杯生きている感じが切なかったな〜
期待しすぎたかな。
受験期間が終わり、ようやく遊べるようになり、面白いと評価の高い作品を見るためにわくわくして見に行った、しかし結果はいまいち、主人公は自分の考え中心のやつで少しムカつく、そもそも現代の女子高生を過去に飛ばすのが変、感動系の映画を見てここまで感動しなかったのは初めて、面白くない訳では無いがあまり期待しない方がいいレベルでした。
僕はまた、あの花が咲く丘で、この2人と出会いたい
これからも元気に生きていきたいと思えた一作。
久々に戦争を題材にした作品を観た。ハクソーリッジをNetflixで鑑賞して以来だろうか。
この映画は最初の母親とぶつかり合うシーンから惹き込まれた。私も中学時代は母親に対して百合と同じような態度を取っていたことがある。自分の母親ばかり大変そうにしていたのが辛かったり、忙しいせいで自分に構ってくれることがあまり多くは無いと感じていたことも原因だったのだろう。淋しかったし、いつも頑張りすぎている母親が心配だった。そんな気持ちになった最初のシーン。
そこからタイムスリップして出会った鶴さんは本当にその時代を生きている人のようだった。そして自分がもしこの時代に生まれていたらこんな人になりたいと思った。鶴さんに娘さんが居てお子さんと一緒に空襲で亡くなられたとあったが、旦那さんの存在は1ミリも語られていなかった。今思うと恐らく戦争で旦那さんを亡くされたのではないだろうか。それでも、いや、だからこそ鶴さんにもお国のためにという強い意志があり何があってもあの食堂を離れなかったのだろう。昔は旦那さんと一緒にあの食堂を切り盛りしていらしたのかなぁ、旦那さんが「鶴」の文字を食堂の名前に入れてくれたのかも知れない。とにかく素敵な食堂だった。物語の大半で描かれた食堂のシーンが私は好きだ。
彰は百合をいつも真っ直ぐだと言い、一度も否定することがなかった。特攻兵という覚悟を持った人にしかなれない職務を自分で選びながらも百合と同じような考えを持っていたのだろう。その上でこれからの未来のためにと自分の意志を貫いた男らしさは人として尊敬できるものだった。自分が愛する人に日本は負ける行く意味が無いと言われても、日本の未来は変わらないと言われても明るい未来のために特攻する決意を貫いたことがいい事かは分からないが、私はその人たちのお陰で今こうして感想を書ける幸せを得ることができているのだと思うと忘れないでいたいと感じた。
確かに負けたという事実を知っている我々からすれば愛する人と生涯の別れをしてまで何故特攻をするのだろう、負けても今の日本は幸せな国だよと思うかもしれない。私はそう思った。だが、あの時代を生きた人々は未来がどうなるか分からないのだから、今自分たちができることをしなければと思ってくださっていたのかも知れないと思った。私もこの先のことを考えて生きていきたいと思った。それは例えば環境保全のためにゴミを捨てないとか木を切り過ぎないとかそういうことでできたりするんだろうな。少しでいいからできることをやっていこう。
現代に戻った百合は逞しくなって生きていた。私はそれがとても嬉しいかった。今生きていることを幸せが百合を通して私の中にも溢れてきた。この幸せをこれからもずっと守り抜いていきたい。そして戦争を忘れないで生きていこう。先人たちに感謝の気持ちと尊敬を持っていよう。
期待を越えた作品
遅ればせながら、ようやく鑑賞することができたので、メモ感覚で書き留める
思っていたよりずっといい作品
ゴリゴリのラブストーリーではなく、恋愛要素は控えめでちょうどいい
また、戦争ものはちょっと嫌って人も鑑賞できると思う
(このような映画はあまり観ない私だけど、ちょっとだけ込み上げてくるものがあったのは秘密だ)
若い人の目線で物語が進行していくので、純粋でまっすぐで脆くて痛々しい
けど、強く生き抜いた特攻隊の若者たち、きっと強く生くであろう百合の姿を見て、私も含め観客はどう感じただろうか
語ろうにも、私は言葉にするのは困難だ
国のため、愛する人たちのために、命を捧げた若者たちの本音とは…
妻として親として恋人として、愛する人を見送った思いとは…
当時それを語るのも困難だっただろう
今の時代、自分の人生自分が決められる世の中だ
生きる選択もできれば死ぬ選択もできてしまう
長いものに巻かれ、流れに身を任せるのも悪くないと生きてきたけど、もう少し選択する人生を歩まなければと思った
最後に…
水上くんは、作品に出るたびに素敵な俳優になっていく
どんな役でもハマり役
色々あった伊藤くんは、更なる活躍に期待する
究極の愛
おじさんが愛を語るのもなんだかなぁ~って感じましたが、究極の愛について語ります。
彰の最後の手紙にも書いてありましたが「百合を好きだ、君と一生を過ごしたかった」と彰の本心が書かれています。そして約80年後にその手紙を読み彰の本心を知ることになる百合。
百合の気持ちは、一気に高まり切なさと寂しさに包まれ「彰、会いたいよ」って言葉になったのだと思います。本当の愛は、時空や時代に関係なく「相手を思いやる心」これは、キリスト教で最高の愛であると言われる「自己犠牲」と同じ位気高い心であると思います。
この「相手を思いやる心」が、母親にも死んだ父親にも優しくなれ、百合が彰の志しを継いで将来ある子ども達のため教師になろうと決心したのだと思います。
最後に特攻については、現代人から見て色々な考え
があると思いますが、当時の若者達は、終戦末期、日本が戦争に負けるかもしれない、そうなると日本や愛する家族がどうなるかわからない中で、自分が
出来る事、それは敵艦船に体当たり攻撃すること
そうなると自分の命と引換えになるんだけれども、
自分の命よりも愛する国や愛する家族を護るために自らの命を投げ出す心、これこそが「相手を思いやる心の中」で「究極の愛」であったと思います。
私は、特別攻撃隊の人達は、この「究極の愛」を体言した人達であったと思います。
言いたかったこと
現代に住む女子高生が、なぜか元防空壕?
のようなところに入り込み、タイムスリップ。
なんと昭和20年6月14日、終戦2ヶ月前。
なぜか倒れて助けてくれたのが、特攻隊員の佐久間。
行きつけの食堂、鶴家に連れて行き朝ごはんを食べさせてもらう。自分の身に起こったことに驚いたあまり店を飛び出しあの防空壕跡に行くが、現代には戻れない。
行くあてがないゆりに優しく声をかけてくれる鶴さん。娘さんの着物とモンペ。
鶴の店で働くゆりと顔を合わす佐久間たち。
特攻という言葉に敏感に反応して隊員に、
「死にに行くのか。」と投げかけるゆり。
当然加藤はくってかかる。
後に弱って横たわる子供に手に入れたトマト🍅をあげて「戦争は負ける。」と声をかけているところを警官に罵倒されるシーン。
学力優秀ならなぜ気づかない、この時代言論の自由など無いし国民皆洗脳の時代だから現代の正論をぶつけても自分の身が危うくなるだけ。
助けに来た佐久間もおかしい。
ゆりの言葉に疑問も抱かず正しいと肯定する。
先程のゆりの生きろ、と今の戦争負ける、
という言葉。
佐久間の背景が見えて来ない。
あんな田舎(着物を持って行った周辺)に爆撃機、
がたくさん飛んで来た。普通大都市か軍需工場を狙って来ると思うが。
見る間に火の手が上がり倒壊物に足を挟まれたゆり、当然の如く佐久間登場、無事救出。
‥‥鶴屋無事だった。
最年少の板倉が、日本国民の為に命を投げ出し国を救おうと志願した特攻から脱走。 最近になって家族皆亡くなり許嫁者が自力で歩けない身体となった為、そばに居てやらねばならないからと。仲間見逃す。
洗脳されたかと見られる当時の国民であるが、
本音は、自分の命は惜しい、生きたい、と思い、
新聞発表にごまかされることなく、
戦況悪化負けるかもしれない、
だからこそ今自分の命を捧げて家族を愛する人を守らねばと思ったのかと考える。
ほとんど足しにはならなかったもしれない、
しかし、愛する人たちを思って散った一人一人の気持ちの尊さを描きたかったのかと。
決して自爆テロと同列にしてはいけない。
だからこそ、もう繰り返してはいけないのである。
将来の夢を叶える機会を持たずして散った
尊い気持ちの為にも、
二度と戦争してはいけないのである、
戦争しては、申し訳ないのである。
記:
•佐久間のゆりへの手紙、封筒の宛名だけ佐久間本人で、中身の手紙本文は、流麗な達筆文字だった。
これも佐久間本人の自筆の方が良かった、時間が無かったのだろうか。
•ゆり百合に引っ掛けての山百合の群生、見事でした。
•ゆりと鶴さん着用の着物の袂、短くするにしても、タック取ってパフスリーブにしたのはどうなんだろう?
•特攻と言えば知覧かと思っていましたが。
•なぜ鶴さん、預かった手紙を出さずにしまい込んでいたのだろう。
想い
自分がいなくなった日本の平和のために
この映画もそうですが特攻隊の話を見るとどんな想いだったのかとても考えてしまいます。
本当にお国のためにと志願した人もいると思いますが、広くは愛する家族や恋人が幸せに暮らせる世の中を願っていたのではないかと思います。
映画では自ら志願したと言っていましたが、現実は大勢の前で志願したくないものに挙手をさせるという半強制的なやり方をしていたという話も聞きました。
この戦争の中で彼らの攻撃にどこまでの意味があったのか正直分かりません。
けれど全てが無駄だったとは思いたくありません。
彼らが誰かのために、そして彼らがいなくなったあとの日本の平和を願って飛び立ったことは忘れてはいけないと思います。
″当たり前″のありがたさ
百合と彰を、初めとした全ての登場人物に感情移入してしまいました。私はあまり泣くような人では無いのですが瞬きもせず涙目にもなっていないと思っていたはずなのに気がつけば涙が零れてきました。
この映画を見てご飯をお腹いっぱい食べれる幸せ、大切な人と笑い合える幸せ、勉強を嫌と思えるほど環境が整っているありがたさを感じました。私は中学2年生でもうすぐ受験生です。周りからは0学期0学期と言われ勉強から逃げ出したくなり「勉強なんてしたくない!」と何度も思いましたがこの時代の人達は学びたくても学べない。「これ嫌いだからいらない」けどこの時代の人は食べたくても食べれない。自分が今どれだけ恵まれているのか痛感することができました。
長くなりましたが、この映画は日本だけでなく世界の人に届いて欲しいです。
一日でも早く平和な世界が訪れますように。
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