あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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伝えたい事はわかる
評判がとても良かったイメージがあるので、期待して鑑賞。
伝えたい事は伝わるし、感動的だが、戦時中には許されない言動や行動が簡単に認められていて、リアリティを損なった感があり、もったいない。期待して観てしまったため、辛口評価。
本当にまた出会えたら
あの二人が、現代で本当にまた出会えたら…そんなことを思ってしまった。
福原遥は言うに及ばず、伊藤健太郎や出口夏希がよかった。あと、安定の松坂慶子。
やや描き方が薄いところも感じられたが、俳優陣の演技がとてもよかったので好感が持てる、そんな映画だった。観てよかった。
ごめんなさい子ども用だった
太平洋戦争モノはもっともっと濃厚な物を見て読んでそして実体験を聞いたりしてるのでこれは私に響くポイントは僅かだった。
水上恒司も 福原遥も まあそれなりで
伊藤健太郎がやっぱり悪くないなあと、なんというか特攻隊顔なんだよね。
特攻の人たちの食堂というのは鹿児島の知覧に実際あって確か今は資料館風になってると聞いた。
聞けわだつみの声 の事を知ったのは多分 中学生くらいだったと思うが学校の図書館で見たのだったが原文が旧仮名遣いで読みにくい上に リアルな文章なので あまりよく理解出来なかった記憶はある。
特攻隊についてはもう語り尽くされて来てるとは言え、若い中高生がこういうものから入っていく事には 大いに賛成である。のでこの作品が作られた意義はあると思う。
そして これに留まらず もっと様々に読んだり見たり聞いたりしていく事によって 先人が守ろうとしてくれた日本を私たちが守っていかなくてはいけないのだというところまで行って欲しいと思う。
今現在でさえ ウクライナもイスラエルも戦時下にあるわけで
アフガニスタンもバルカン半島も未だ完全な平和な場所とは思えない。
南米大陸の不穏は言うまでもないが今はもはやアメリカ本土が自国民によって乱れている。
人間とは そもそも そんなに崇高な生き物ではないのだ という事に 気付く事が必要なのだ。
本当にこの先 日本が平和でありますように。
その願いだけは 伝わるといいなと思う。
間違っても 「日本が軍備を持たなければ平和でいられる」なんて呑気な思考が蔓延しませんように。
そしてあくまで アメリカ頼りでない防衛を確立出来ますように。
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
まず主人公である百合の設定を変えるのはいかがなものかと。原作では何に対してもイライラしてしまう中学2年生。という事になっていて、読者からの印象としては随分と心が荒れているなぁ。と言う印象でした。それに対し今作の映画は高校生という事にされている百合。高校生になった事によって少なからず余裕の様な物が生まれてしまった、全く別物の"百合"が完成されています。まぁ要は性格がだいぶ丸くなったってことです。これは百合の母親に関しても全く同じ事が言えます。ぶっちゃけた話、原作での百合母は始終ヒステリックな印象が強かったです。なのに冒頭部分のあれ。あれは一体誰なんだ??全く別人じゃないかと。思わざるを得ないですね。
この物語の良い所はもちろん百合と彰の切なくも温かいラブストーリーです。ですが他にも良い所はいっぱいある。過去を生きて現代に戻って来た百合が今までずっと関係がギスギスしていた母親にごめんなさいと、少しずつではあるけど歩み寄って行こうとする心情変化も見所の一つなはずです。なのに2人の性格や設定が大きく変わった事によってその変化がだいぶ霞んでました。
一言一句すべて同じでありますように。なんて思って無いし、あれだけの量の文字、情報をたった2時間弱の映像に収めると言うことはとても大変だと思います。ただ原作改変にも限度がある。キャストさんの都合上、中学生ではなく高校生にする。の様な事は大方想像は付きますが、あまりにも違いすぎるでしょう。原作を歪めるくらいならキャスティングを見直すだの脚本を見直すだの出来ることは少なからずあったはず。それをしなかったのは何か意図があるのだろうか。正直、ここまで来ると原作者である汐見先生に失礼なのでは?としか思えないです。それくらい、この作品は軽い物でないと言う事。作成陣様方にも理解して頂きたかった。別に投稿主は映画のキャストにつられてこの映画を見たわけじゃ無いです。汐見先生の作品を文字では無い他の形で自分の中にしまい込みたくて見ているんです。そういう方は多かれ少なかれいらっしゃるでしょう。ただ映画を見に来た"視聴者"の満足感と、原作を知っている"読者"の満足感を履き違え無いで欲しかった。主の拙い語彙力ではありますが本当に伝わって欲しいなと思うし、少しでも共感してくれる人が良いなと思います。
思っていても口に出せない時代なのに…
出撃を目前に控えた石丸さんにきっと千代ちゃんも「行かないで」と言いたかったと思う。しかしそんな事が叶うはずも無いのは百も承知で、口に出してしまえば石丸さんを困らせることになる。涙を堪えつつしばらく無言ののち、「明日、お見送り行きます」と一言にとどめた千代ちゃん。この一言にそれはもうたくさんのメッセージがこめられているのだなと感じた。2点はその分。
そして、この2人の間に一時流れた悲しくも優しい時間を直後見事に打ち破ってくれた主人公。「あきら!行かないで!お願い」数秒前の感動がサーっと消えた。それはないだろう主人公。今貴女がここでそんなどストレートな感情を出してしまったら、千代ちゃんと石丸さんの言葉の少ない綺麗なシーンがあっさり別れた2人みたいな印象になってしまう。
それまでのシーンでも戦争末期を生きる人々に令和の主張を繰り広げる主人公がたびたび出てきた。誰もお国のために死にたいだなんて本心で思っている訳がないのに、それを説教する主人公が正直鬱陶しく見えてしまった。
全体的に「こんなシーン入れたいなー」を思いつきで切り貼りしたかのような平坦なストーリーで、よく言えばじっくり見なくても分かりやすい。悪く言えば大変浅い。
人に勧めようとはあまり思わなかった。
もったいないなーって感じでした
特攻隊っていうご年配世代の好きなワードと、タイムスリップモノっていう映画ファンが好きなワードと恋愛もの、泣けるっていうティーンが好きなワードのいいとこ取りな設定だけで観客ホイホイをねらったのかな。
蓋を開けてみれば主人公の女の子は今の生活にありがちな不満を親にぶつける取り柄のない女の子→でも物語の進行上煩わしいからかタイムスリップしたことにパニックにもならず順応する違和感。
特攻隊の男の子はヒロインを当然好きになるのだがその理由もイマイチ。そういう物語っていう事前情報があるからあー好きなんだろうなーって思うけど特に恋に落ちるような出来事もなかった。
そもそも2、3週間で飛び立っちゃう間に好きになったよってそれもう誰でも良かったんじゃね?って思っちゃう。
ちなみにヒロインが最後まで未来から来たってことを明かさずにひたすら「日本は負ける!!」って言うことも違和感あった。
タイムスリップモノなんだから現代人とその時代の人との感覚の違いとかで話を膨らませれば互いが惹かれる理由付けにもできるのになーって見てました。
多分最後の特攻隊記念館の手紙のシーンを描きたいが為にタイムスリップにしたんだろうけど下味が効いてないからちょっと寒かったなーって。
社会科見学のど真ん中で急に泣き崩れる女の子って同級生から見たらどう映るんだろって思っちゃった。
お父さん死んだ設定と同級生から若干いじめられてる設定は絶対に蛇足。だから別に可哀想とも思わないし現代に戻ってきたらヒロインが素直になったりいじめっ子に挨拶したのもそんな心の成長の描写がなかったから微妙だった。
普通にその時代の2人っていう設定にすればもっと共感できて普通に感動したのかも。
でもそれだと観客ホイホイできないか。
高校生の怒り
高校生です。初めてレビューを書くので読みにくいかもしれませんが、ご了承ください。戦争映画は映画のジャンルの中でも好きでよく見ます。そんな僕がこの映画をみて思ったことは、ごみだということです。友人(女の子)と見たので、ぼろくそに文句を述べようと思いましたが、絶賛していたのでやめました。(噓です少し言ってしまった。それほど怒りがこみあげていた)とりあえず、タイムスリップとか、ありえない設定だとか、時代的にありえなかったりだとか、そういうのは正直許せます。
でも一つだけ、主人公の女の子の言動!!!!!!!!日本はどうせ負けるって?なんでそんなことするんですかって?戦争に意味があるんですかって?はあああああ?????????あったまカチ割れるかと思いましたよ。僕がね!!!なんなんですか?今から死にに行く彼らを見て、どうしてその言葉が出るのか・・・・どれだけ彼らが、つらい思いをしているのだろうか。言いたいけど、どうしても言えない、いや、言いたくない彼らの気持ちを、いきなり出てきた世間知らずの子に、代弁されなきゃいけないのか・・・・見ていて絶望しました。とりあえずこの映画は戦争について、なにも興味も、知識もない人におくる、おバカちゃんのための入門映画です。これで戦争について興味を持っていただき、たくさん映画を見てもらいたいです。8ヶ月以上たちましたのに、いまだに怒りがこみあげてくるので、レビューさせていただきました。8月6日ですし。星は1.5です。入門映画としてはレベルが低すぎるぐらい簡単、(というか、一周まわって言動が難解ですが)良いとおもうので。しかし、皆さんの目をひきたいので、0.5!!!!!!
定番日本映画
何本も日本の戦争映画を観てきて
ネタ切れ感があり展開が想像できた
予算も少なかったのかな?
命の大切さを訴えたかったのかな
命をかけようとしている人に
未来を知っていて後ろ向きな発言をする
ヒロインに自己中さを感じた
気になってた映画でした。
テレビでの予告編で、気になっていました。
原作は未読です。
内容は、う〜ん良かったかな?って感じです。
号泣はしませんでした。
佐久間役の水上恒司くんは特攻隊員が合っていたと思います。
百合役の福原遥ちゃんも良かったのですが、もう少しお父さんのことと
リンクする出来事があれば、現代に戻った時の心の変化がわかりやすいのにと思いました。
また、現代の制服でタイムスリップしたのに、皆さんが何の疑問もなく受け入れていたのはちょっと違和感有り。でもそこは気にしない方がいいですね。
あと、最近活躍してる出口夏希ちゃん、素朴な高校生でとっても可愛かったです。
戦時中のいろんな体験をして、無事現代に帰還。
時間的には半日くらいしか過ぎてませんでした。
夢だったのかも?と思わせて、記念館での手紙の存在。
やっぱりあれは実際に体験したことだった。
映画的には百合の咲く丘の美しさもあり、ちょっとメルヘン的な部分も
ありますが…
絶対に伝えるべきことは「戦争反対!」
繰り返してはいけません。
戦争って始まりはわからないそうです。
ヌルッと始まっていく。
今まさに、そんな世の中になっているようで怖いです。
見る価値がないと感じた
高校生の百合は幼い頃に父を亡くしていた。
理由は赤の他人である子供を助けたから。
それを母親は誇りに思って、常々百合に伝えているが、父親がいないことにより母親が苦労をし、貧乏生活を強いられている百合にとっては到底受け入れられない。
そんな中母親と喧嘩になり家出をした先で戦争真っ只中の(多分)知覧にタイムスリップをした百合。
熱中症になりかけている百合は軍人である彰に助けられ、彰たちが通う食堂で働かせてもらうことになる。
彰に淡い恋心を募らせ、彰もまた百合に恋をする。
しかし彰は自ら志願した特攻隊だった。
と言うお話ではあるが、見ている最中イライラが止まらなかった。
タイムスリップに関しては現実味はないが受け入れた。
問題はタイムスリップ後の百合の言動。
他人の為に父親が死に、それを受け入れられないにしても相手を慮ることの出来ない発言ばかり。
彰は「素直」と言うが、側から見れば駄々っ子である。
彰が百合のどこに惹かれたのかも全くわからない。
国の為に死ぬと決意した人々の前で「おかしい」と言ったり、戦争孤児に対して何故か日本は負けると言い、それを聞いていた警官に怒られたり。
(警官に罵詈雑言を浴びせられるのも意味がわからない模様)
作中では戦後である未来から来たことを明言していなかったが、未来から来たことを皆に告白した上で上記の発言をしているのであれば、なんとなく納得が出来る。
しかしそんな描写はひとつもなく終始、彼女は頭が悪いのか?人の気持ちを理解しようとしないのか?ずっと自分のことしか考えられないのか?の方に気持ちが持っていかれ、内容も薄っぺらいせいで、感情移入もできずただただイライラした。
戦時中や戦後の映画(国内外問わず)が好きな私が初めて見ていて馬鹿馬鹿しいと思う戦争を題材にした映画だった。
人と見ていた為頑張って全部見たが、途中で見るのをやめたくなった。
今後絶対に見ることは無い。
幸せの味
日本が負けて、暗い未来にならないように命懸けて、戦った人がいたからこそ、今の平和な生活がある。
お腹いっぱい食べ、学校に通い、好きな職業につける。
私たちはその歴史を決して風化させてはいけないと思う。
だが、映画の設定はもっと作りこんで欲しかった。
ヒーローみたいな父親の死がどこにも戦争に掠らないし、母親魚臭い仕事もよく分からない。タイムスリップ先との繋がりも分からない。急に現れた洋服(yシャツ)を着た小綺麗な女の子をなぜ誰も疑わない?やばすぎる発言しかしてないし、、
あと高校生で社会科見学は行きません。成績にも入りません。
アキラは百合を愛していたと手紙で語っているが、家族関係にも触れて欲しかったな。最後の手紙までただのシスコンだったわけだけど、妹どころか家族の詳細が全くない。人との繋がりを強調する映画だと思うけど、結局愛とか家族とか絆とか曖昧な表現ばかり。
空爆でおじさんが撃たれるシーン、必要だった?
すんなりアキラが助けに登場するし、その後サラッとツルさんも出てくるし、もっと感動を呼ぶような仕組みは作れたんじゃないかなと思う、もったいない
未だ消えない戦争という悪夢と「希望」
ベストセラー小説の実写化
タイムスリップと主人公の成長という鉄板の組み合わせは未だ健在のようだ。
さて、
主人公の加納百合 現代に生きる彼女のネガティブな感情が平和の象徴だとする概念はよかったが、現代と戦時中の日本との伏線の貼り方はまだ工夫できる余地があったのではないかと思う。
佐久間彰の手紙「百合へ」
戦時中へとタイムスリップした百合は、その場で手紙を読まない設定だが、そこの部分にもう一工夫あってよかったように思う。
例えば、鶴さんが彼らの手紙を預かる場面だけでも伏線とすることができる。
つまり現代の資料館で初めて百合がその手紙を発見するというシーンだ。
また、逃げた特攻隊員が施設で講演会をするのもあり。
お互いが誰だかわかり、二人で手紙を読みながら泣き崩れるシーンを、同級生らが見ているのもありだと思う。
また、
最初のタイムスリップは落雷が原因だと思われるが、2回目のタイムスリップでは強制送還的になっているのが気になった。
つまりSFではない。
百合が現代に戻ってくると、制服になっているのですべてが「夢」ということになってしまいそうだが、「手紙」が残ってしまっている。
この解釈は難しい。
強いて設定する場合、戦時中に百合そっくりの女性がいて、同時に雷によって魂だけが入れ替わってしまったという物語にしても面白かっただろう。
つまり二人の百合が登場する物語だ。
そして、タイムスリップする要因を視聴者に想像させることは必要なのかなと思った。
そうすると、
佐久間との出会いは現代の百合との出会いで彼女の想い出となるし、戦時中の百合が現代の加納家で現代の日本に驚きつつ未来の日本を学び、また母を慰める役割を果たす設定もありだと思う。
いろいろとやりようはあったように思えるが、作家は的を絞ったのだろう。
物語そのものは面白いが、しかしどうしても新しさに欠けているような気がする。
ただ、
それでもベストセラー作品だということを考えると、先の大戦に対する思いが未だ日本人の心の奥底に染みついて離れないのだろう。
特に若くして特攻隊として敵艦に体当たりすることがどういうことなのか、誰しもが考えさせられてしまう。
先の戦争をモチーフにして人々の反響があることは、戦争への関心度があるということだ。
その裏にあるのが二度と繰り返さないという強い意志だろう。
このような作品が作られ、反響がある間は日本はまだ大丈夫だと思う。
身に染みるという事
主人公の父親は溺れている子供を助けるために
命を落とした。
英雄。
しかし、女手一つでの生活は厳しく大学進学をあきらめ
就職を選ぶ。
他の子供を助けたって家族は守れていない。そんなエピソードから
物語は始まり、過去へタイムスリップ。
過去でようやくありつけた食事はとてつもなく質素なもので
戦時中の厳しさを思い知る。
助けてくれた特攻兵に恋をし、また現代へ戻る。
生活する事生きるという事。
価値観が変わった主人公は今の環境を受け入れ一つ決心をし
生活を続ける。
特攻記念館?博物館?で自分宛ての手紙を見つけ
会いたいと涙する。
珍しくざっくりだけどストーリ書いてみた。
作品に対しての感想は・・・
観れた。
戦争とは?特攻とは?を小難しくすることなく
また、それらを美化する事もなく
1人の女子高生の成長を恋愛も含めて描いた作品。
特に気になる部分もなく、最初から最後まで
飽きずに観れた。
うん。
悪い作品ではなかった!
あ、空襲で瓦礫に足を挟まれた時に好きな男の名を呼ばす
ひたすら母親を呼び続けたシーンは泣けた。
伝えたいことが分かりやすかった
この時代の人が生きたかった今日を、生きている自分を見つめられた作品。
タイムスリップや、困ったときに突然現れるヒーローシーンは、作られたものだなと感じてはしまうものの、特攻に行くまでの短い期間に絞ってシンプルにまとめられていると思った。現代の少女との恋愛というより、「まだまだこれから」という年齢で、特攻を選び飛ぶ若者に、思いを寄せると自然と涙が出た。特攻を選ばずしても死が側にある時代。自分だったら何を選ぶか、大事な人には何を望むか。
非常にもの分かりの良い特攻の佐久間彰を演じた水上さん、見応えあり、役にはまっている。伊藤さんも、珍しい役回りな気がするけど、上手。
細かい部分は気にせずに観れると良いかもしれない。
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