あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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実在した富屋食堂がモデル?
実際にたくさんの特攻隊を見送った富屋食堂がモデルになってるのかと思いました。
キャストの演技が素晴らしく、最後に飛び立って行く時のそれぞれの表情が、本当に死にに行くみたいで涙が止まりませんでした。
この映画を見た方はぜひ、知覧の特攻記念館に行ってほしい。
特攻隊で亡くなった、まだ幼さが残る少年達の写真を見てほしい。
そして戦後の混乱の中、特攻隊が残した手紙や写真を集めて回った人の思いを知ってほしい。
うーん…
原作ファンで配役も良かったので楽しみに観にいきました。
しかし、映画では原作中の大切な場面などが多々削られていたり、原作にはない場面があったりと、なんだかな〜と感じる事が多かったです。
また、ヒロインが日本は負ける!!や特攻隊員を否定する発言が何度かあり、腹立たしい場面がいくつかありました。その時代を生きてる人はみんな必死に生きてるのに、結果を知ってる人がその発言するのはいかがなものかと思います。
戦争を題材にするにはあまりにも軽すぎるし、演技も微妙…。映画からは何を伝えたいのか全くわからなかったです。
どちらかというと、学生向きの映画だなと思います。学生が戦争を学べる良いきっかけになったらいいです。
また、小説を読む前に映画を観に行かれることをおすすめします。
生きる時代、国によって自分の運命は変わる
戦争映画としては弱め。
死体もほぼ出てこない。
恋愛映画寄りの戦争映画?
なので、戦争映画が苦手な方でも大丈夫だと思います。
戦争の恐ろしさを伝えきれてないかなぁ🤔
特攻隊が神だと言われてたのは父から聞いてたけど、そんなに神様神様言われてるのは知らなかった。神風特攻隊ってそういう意味があったんやね。
蛇口をひねれば水が出て、店に行けば食べたい物が買える。そんな時代に生きてる主人公にとっていきなり1945年にタイムスリップしてその場で生活し生活の不便さ、戦争の恐ろしさを体験し自分が生きてた時代がいかに幸せかを思い知らされる。
そんなメッセージが添えられた映画かなぁと思った。
命は平等なんて聞くけど生きてる時代が違うだけで運が悪いな、不公平だなといつも思ってしまう。この時代に生きさせてもらってありがとうございます。と感謝して生きていかなければならない。。
あと手紙の内容はもっと濃くして欲しかったなー😭いや博物館のシーン泣いたけど!手紙が見つかった時にも泣いたけど!
手紙といえば探偵ナイトスクープ!の「レイテ島からの手紙」の依頼は号泣モノでした。
伊藤健太郎は久々に見ました。彼は色々あったけどやっぱりいい男でした。演技も○!
うーん・・・
貧困家庭と特攻隊という、超重いテーマを2つも取り上げていて、どういう展開になるのか不安になる。戦争の話はふわっとした戦争観で、知り合って間もない兵隊さんを下の名前で呼び捨てしたり、特攻隊メンバーで野球して女の子が応援したり、空襲で破壊された町が次の日に元通りになってたりと、なかなか今まで見たことのない戦時中の映画シーンが見れる。野原から出撃する特攻機に向けて、手を振ってお別れすらシーンも斬新だった。結局恋愛映画なのか、反戦映画なのか分からなかった。途中の百合の花が満開の野原のシーンは美しかった。
特攻隊員と周囲の人の言葉の裏の思いを考えさせられる
あまり期待していなかった。 予告編から分かるのは
タイムスリップ + 戦争 + ラブストーリー
1つずつの要素はどれをとっても目新しさは無いし、これを組み合わせるというのは、期待より安上がりな薄っぺらな作品になってはいないか? という危惧の方が強かった。
が、・・・
【物語】
高校3年の百合(福原遥)は進路決定を前に、自分の迷いや不安を親や教師にぶつけていた。ある日、百合は母親とけんかをして家を飛び出すが、雷雨に遭う。 目の前に有った洞窟に入って気を失う。
目を覚まして洞窟から出ると住宅街だったはずが、目の前に広がるのは水田だった。しばらく歩くと街に出たが、明らかに自分の住んでいた街と様子が違う。混乱し気分が悪くなった百合は通りかかった軍服の彰(水上恒司)に助けられる。そして連れて行かれた彰の行きつけの食堂“鶴”で見た新聞の日付は1945年6月だった。
百合に行き場の無いことを知った “鶴”の女店主鶴(松坂慶子)は「住み込みで働かないか?」と声を掛ける。 選択肢の無い百合はその店で働き始める。
“鶴”は軍の指定食堂であるため、彰と同じ部隊に所属する仲間が毎日のように訪れた。百合は彰と言葉を交わすうちに惹(ひ)かれていく。しかし、彰と仲間達は特攻隊員として出撃する日が迫っていた。
【感想】
最初に書いたとおり、期待していなかった。
実際、観始めてからも
「なんかなあ、台詞・脚本が練れてないなあ」
「この時代を扱うにしては演技も軽いなあ・・・」
というネガティブな感触が募り、
「やっぱ、こんなもんか」
中盤まではそんなだった。
しかし、終盤になって俄かに惹きこまれて行った。
中盤までは彰達が「俺達はお国のために死ぬ」と飛び立って、ただ悲しく見送るという通り一編の悲恋で終わることを想像していた。
が、終盤になって特攻隊員達が本音を語り始める。
隊員の一人が自分の本当の気持ちに逆らい切れずに当時の軍では許されない行動に出る。本音をぶちまける。
仲間は強く批難する。しかし・・・
この展開後、自分の中に様々な思いが渦巻いた。
特攻で散っていった若者は心の底では何を思っていたのだろうと考え始めた。表面的に口にしていたことだけ聞けば、特攻というあまりに命軽視の愚かな戦略であるのに当時の人間は「お国のため」という言葉に踊らされた(言葉を選ばずに言えば)“馬鹿な”人達とも思える。 しかし、口にしていた言葉とは裏腹に本当はほとんどの人が「馬鹿げた作戦」と分かっていたのでは?
分っていながら様々な胸が張り裂けんばかりの思いを抱いて飛び立っていったのではないかと。
隊員だけではない。
出撃が決まったと報告する隊員に鶴が「おめでとう」と言う。
この言葉もそうしか言えなかった鶴の思いを想像すると・・・
この時代に生きた人々の心の内を考えると胸に迫るものがあった。
自分が一番驚いたが、終盤は久しぶりにボロボロと涙がこぼれ続けた。
今、思い返してこの感想を書いているだけでも再び涙が溢れて来た。
本作は映画としての演技・演出等作品としての完成度は決して高くない。
しかし、特攻に出撃するという極限の状況に立ち会った人達が一体どんな思いだったか想像することで、命と平和の重み、尊さを改めて胸に強く突き付けられる作品だ。
是非、多くの若者に観てもらいたい。
感動するだろうという予告編からの期待を上回る感動
JKが泣いてくれてオジサンはとても嬉しかった
さいたま新都心のMOVIXさいたまで土曜の夕方の上映で観ました。
お客さんのほとんどが女性で若い女性の団体さんが多かったです。私の横のJK二人組は後半30分鼻ぐずぐずでした。
私の後ろの席の母娘の娘さんも終わったあとにチラ見したら瞼が真っ赤に腫れていました。
私の伯父は特攻隊で鹿児島の知覧から出撃しました。知覧の食堂の女将さんはとても有名です。今は記念館になっていて英霊たちの写真が壁に貼ってあります。なかでも慶應ボーイのイケメンはやはり目立ちます。この映画では鶴屋食堂。百合のお母さん役の中嶋朋子は北の国からでは[蛍]でしたが、出撃した英霊の霊が蛍になって食堂に入って来るドラマや映画を思い出してしまいました。中嶋朋子と福原遥の母娘の面倒をみさせて欲しいと思いましたよ。
警官役の津田寛治もONODAでは小野田さん役。
私の父は幼年兵に志願しましたがそのまま終戦を迎えました。晩年ボケてから庭で穴を掘って防空壕を作ろうとしていました。戦争のトラウマは死ぬまで消えません。
福原遥は羊とオオカミの恋と殺人以来。
この映画には原作があるようです。
タイムスリップもので始まり、すぐに佐久間彰と百合は相思相愛的に打ち解けます。少し違和感がありますが、JK役の福原遥は大人びていて頭がいい設定で、周りの同級生とはあきらかに違っていました。テレビドラマの中学聖(性)日記で有村架純とのっぴきならない関係になる大人びた中学生役でブレイクした水上恒司(岡田健史)との釣り合いはきちんととれていました。
最後には仲間の5人をよく把握できるまでになっていていました。ムードメーカーの伊藤健太郎の石丸はじめ、水上の佐久間彰、加藤、寺岡、板倉の話がとくによかったです。
伯父さんのことを思うと、せめて、福原遥や中嶋千代役の女の子のようにこころ清らかできれいな娘さんや食堂の女将さんとこんなふうにかけがえのない貴重な時間を過ごして逝けたならと思うのです。
オジサンはJKが泣いてくれてほんとに嬉しかった。伯父さんの供養になりました。
映画肉弾(寺田農)のようにオバケのような·····
これ以上はご勘弁ください。
ユリの花の群生は天然(自然)ではないでしょう。なんかお葬式の祭壇を連想してしまいうんと悲しかったです。
帰りにたくあん買って帰りました。たくあんとおイモをおかずにご飯を食べてみましょう。鯵のサンガ味噌を油で揚げてみようと思いました。
「他人を救っても自分が死んだらバカじゃん。」
自分を取り巻く生活環境に嫌気が差した思春期真っ只中の高校生の女の子がある嵐の夜に家出をして、目が覚めたら第二次世界大戦中の日本に迷い込み、そこで生活をし、特攻隊員に出会い、恋をするという話。
この話、単なるお涙頂戴もののラブストーリーじゃなくて、自ら死にに行く覚悟を持った特攻隊員たちそれぞれのキャラクターが立ってた点が良かったと思う。
正直あらすじを読んで予感する感動を上回るほどの感動はなかったが、それでも今の生活は紛れもなく恵まれて過去の人たちが生きたかった生活なんだなと感じた。
にしても、元々"他人を救っても自分が死んだらそこに意味なんてない"という考えを持っていた女の子が時空を飛び越え、その当の命懸けの隊員たちを前にその元々持ってたその考えを改めることになるのかと思いきや、むしろ語気を強めて自らの考えを素直に伝えていたことに芯の強さを素直に感じた。
自分を含めて戦争について知らない、もしくは関心のない若い人たちにも観やすい映画なので、そうゆう人たちにもおすすめ出来る映画だと思いました。
原作よりだいぶ薄味
原作の小説を読んでから鑑賞しました。涙で顔がボロボロになるほど泣いたので、映画も絶対泣くだろうなと思いましたが、あれ??なんか泣けない、、、小説より薄味で味気なかったです。だいぶカットされていたシーンも多かったです。せめて彰が百合を抱きしめて欲しかった!!!夜の百合の丘のシーンも、別れのシーンもなんか薄味。ただ、彰役の水上さんは見た目も話し方も私のイメージした彰でした。石丸役の伊藤さんもすごく良い味出てたし、千代ちゃんとの関係性も良く表現されてました。ツルさん役の松阪さんも流石大女優、イメージ通りのツルさんでした。小説を読む前に観てればもっと感動できたのかな。映画を先に観た人は絶対小説読んでください。号泣間違いなし。
ラブストーリーを主軸に、特攻隊員達の心情に迫る群像劇
本作の公開日12月8日は何の日かと問われて即答できる人は少ないだろう。太平洋戦争開戦日。日本の真珠湾攻撃が行われた日である。あの日から82年後に本作が公開されるのは単なる偶然ではなく作り手の強い意図を感じたので心して鑑賞した。
本作は、特攻隊員と現代からタイムスリップした女子高生のラブストーリーが主軸であるが、特攻隊員達の群像劇でもあり彼らの心情に真摯に迫る感涙作である。
本作の主人公・高校生の加納百合(福原遥)は卒業後の進路のことで母親と喧嘩し、近くの元防空壕で一夜を明かすが、目覚めた時、そこは1945年6月の太平洋戦争末期の日本だった。呆然自失の百合に青年・佐久間彰(水上恒司)が声を掛け、軍指定食堂に連れていく。そこで、百合は、女将のツル(松坂慶子)、勤労学生の千代(出口夏希)、彰と同じ隊の石丸(伊藤健太郎)、板倉(嶋崎斗亜)、寺岡(上川周作)、加藤(小野塚勇人)と知り合う。百合は次第に彰に惹かれていくが、彰は特攻隊員であり出撃が迫っていた・・・。
彰は、彰が好きな百合の花で覆い尽くされた丘に百合を連れていく。二人を優しく包み込む百合の丘の美しさが、二人の愛を翻弄する戦争の不条理を際出たせている。切な過ぎる。
ツルの店での特攻隊員達の会話は、当初、大義に殉じることで統一されていた。しかし、生きることを大切にする百合の考え方に触れ、家族を残して死ねないという想いと大義に殉じるという想いが激しく交錯する。彼らの苦悩が浮き彫りになる。従来の作品では、苦悩の末に大義に殉じて出撃するのだが、本作では、そうでないケースも赤裸々に生々しく描く。彼らの苦悩の深さが得心できる。
百合は懸命に彰を説得するが、大義に殉じるという彰の気持ちは揺るがない。二人の愛は彰の出撃で、戦争の不条理で終わる。
太平洋戦争から78年が経過した。今後も日本が平和を堅持するには、本作のような作品を観続け戦争を忘れないことが大切である。太平洋戦争を忘れないことが戦争抑止の最善手である。
当たり前、ではない時代
死を意識することで生が輝く+純愛
泣けました。特攻を描く題材って、ジレンマです。死を意識すればするほどに生が輝く。戦時の特攻という状況ではない平穏な時代に生きているとしても、死を意識することで生を意識することは共通のことだと思います。
ストーリーは、現代の高校三年生の少女が戦争末期の1945年当時にタイムスリップして、特攻隊員と恋に落ちる。現代の考えと、戦争末期の当時の考えの対立、将来をわかっているからこそのもどかしさが伺えて、それが逆に当時の考えの純度を感じさせる。一夜の夢かと思いきや、最後の手紙が残っていることからして現実も入り混じっていて、巡り巡って生きているような輪廻転生さえ感じさせます。
生と死の強烈な相克を随所にみられて、そこに純真な相手を思うこころ、愛するこころが投影されて、泣けるシーンがたくさんありました。いまを生きているという幸せを感じる映画です。
観客は女性が7割といった感じで女性の二人連れが多かったです。女子高生も同世代の主人公だからかとても目立ちました。戦争映画ではなく、恋愛映画だということも観客の感じでわかります。
雑なSFに伏線つぶし、薄い奇跡。
2023年劇場鑑賞297本目。
福山雅治の曲に合わせた予告でもう泣きそうになっていたのですが、もうそれだけで良かったのかもしれない。
子供を助けて亡くなった父親のせいで生活に苦労していると恨んでいる女子高生がなんとなく終戦間近の特攻兵と出会って恋に落ちる話。
現代人からしたら特攻に関して本当意味のないくだらない死に方だと思うし、ましてやもうちょっと待ったら終戦になるのが分かっていて好きな男が特攻に行くのをもうちょっと一生懸命止めろよと思ったし、終戦のゼロよりもっと特攻に納得行く理由が提示されていないし、父親の行動の理解には繋げないし(内面ではあったのかもしれませんが)、何よりこんなファンタジーが起きてる割に奇跡みたいなのうっすいし、福原遥かわいいだけでなんとか持ってる映画でした。福山雅治の歌の歌詞がエンドロールできちんと表示されて、この映画の内容そのままだったのですが、「やっぱり特攻は戦力無駄に消耗させるだけの愚行だよなぁ」のマインドでみても今ひとつ心に響かずでした。
生き残ってゴジラと戦う方が意味あるよ、やっぱり。
戦争映画だが創作みを強く感じる。空襲シーンは鳥肌。
普段10人いたらすごい地元の映画館に30人ほどの集客。
珍しい。
ファンタジーみが強かったかな。
都合良いというか……語彙力がない…。
漫画というか、創作てきな??
百合にも感情移入ができなかった。
板倉には共感した。
けど2時間飽きずに見れたし、見やすい映画だと思う。
違和感↓
あまりに雰囲気の違う若者をあっさり受け入れるあきらと鶴さん。
百合のことをなみ(妹)とそっくりだ、と言いながら、なみにそっくりな百合を愛すの?
頼りになる兄や父に似ている、なら考えられるけど、妹好きって…。ろ…。
なみのこと愛してたの???(´・ω・`)
妹の身からしたら嫌悪感強い。
百合のこと好きになってたけど、自分は死にゆくから妹扱いしてたのかな??
妹扱いの百合にあきら呼びさせるのも嫌悪感あったわ。
歳の近い兄妹はそうなの??
この時代のイメージ、兄さん、お兄様とかでは??(>_<)
空襲で市街地が被害を受けている中、電柱?の下敷きになったわりにその後元気。
てっきり鶴屋食堂の近くで下敷きになったのかと思いきや、食堂も鶴さんも全く被害ない。
食堂も鶴さんも…という展開かと。一体どこを走り回ってたの??
てっきり封筒の中身を見て飛行場まで駆けつけたのかと思ったら、読んでなかったのね。
お見送りしなかった描写も、封筒見て駆けつけた描写もちょっとわからなかった。
耐えて我慢してたのが爆発した??
違う作品になることは承知で、こうなればよかったのにな↓
飛行機に百合を乗せて二人で逃げる。
未来から来た百合が無双する。(日本は負ける、だけじゃ怪しいね??)
空襲の日、街の人に逃げるように呼びかけるとか?スパイと思われるか。
史実を伝えたところで戦争が勝つわけでもないし、せめて終戦までの二ヶ月間特攻をやめさせるように奮闘するとか…。
戦時中の雰囲気にそぐわないが、もっと恋愛感情を出してもっと恋愛向けにするとか??
あきらが転生(生まれ変わり)していて、あの百合の丘で再会するとか?
現世で百合の丘に行くシーンあればな。
魚のあげた奴つくってママにお弁当渡して先生になりたい、も良かったけど、
百合の丘に連れて行って先生になりたい、と告げるのも良さそうやん??
逃走して許嫁と添い遂げた板倉が存命で、現代で百合と再会してたら泣いてた。
ちよの子孫とかと会って、滑走路で百合が消えた後のエピソード聞きたかったね。
良かったところ↓
空襲シーン。
山の奥、建物の奥から迫り来る大量の爆撃機。
そこからパラパラと落ちてくる爆弾もとても恐怖。
数機、え、こんなにやってくるの?
本当にパラパラ落ちてきて、銃弾のように勢いがないように見えるのに、
爆撃機の通った後は爆発が起こり。
爆撃機が迫り来るシーンはどの戦争映画よりも怖かった。
百合の丘のシーン。(丘?)
百合って自生してるんだ…?匂いすごそう。
一面の百合が綺麗だったね。
特攻隊の兵士たちを生き神様と言ってたのつらかったあ。
ただの人間だよ?
神様って持ち上げられて、特攻を肯定して。
ネガティブな感想ばかりだけど、至る所でうるっとしたし泣けた。
2時間飽きずに見れたし、見やすい映画だった。
恋愛ものだと思うが、戦争の異端さも伝わる。
戦争映画は…、と普段感じてる人も見やすい映画なのではないかな?と思う。
実際観客で若い人も多かったしね。
戦争は良くないね。
特攻隊が夢見た世界を生きる私たちは、未来にも続けられるように、
喉元過ぎれば熱さを忘れるじゃないが、
戦争の悲惨さを思い出し、未来で起こさないように、伝えていくことが今の私たちができることだと思う。
映画館 23.12.8
筋書は読めても涙腺は緩むものです
【“百合、生きてくれ。”と時を越えて出会った彼は、私に手紙を遺して大空に飛び立った。”今作は母との齟齬、進路が見えなかった女子高校生が、特攻隊員の意を継ぎ、自身の生きる道を見出す作品なのである。】
ー 分かってはいたが、後半は涙を堪えるのに必死だった作品である。-
■百合(福原遥)は母(中島朋子)との齟齬を抱え、自身が進む道も分からず悶々と生きる日々。ある日、トラックに撥ねられかけ、傍に在った洞窟に入ると気を失い、気づくとそこは昭和20年6月の敗戦濃厚な日本だった。
そして、彼女に手を差し伸べてくれた男、佐久間(水上恒司)は特攻隊員だった。
◆感想
・百合が過酷な状況下、生きている事の大切さ、有難さを学んでいく過程が上手く描かれている。更に、戦争に対し、警官(津田寛治)に異を唱える姿も。
ー 彼女が街中で戦災孤児に食べ物を分け与えていた時に”もうすぐ、戦争は終わるから。”と言った事を警官(津田寛治)に聞かれ、咎められるも、”戦争に意味があるんですか!”と命懸けで異を唱える姿。
現代に居た時には、TVの特攻隊特集を興味なさげに切っていた人とは思えない。彼女の成長の証であり、真なる心を持った女性であることも分かる。-
・特攻隊員の男(水上恒司)に介抱され、彼らが利用していた食堂“鶴”の女将(松坂慶子)の店で働くようになった百合が、男から”彰”と呼んでくれ。俺も百合と呼ぶから。”と言われ彼に心惹かれていく様や、同じ特攻隊員たち、石丸(伊藤健太郎)、板倉、寺岡、加藤とも親しくなっていく。そして、店に魚を運んでくる千代とも。
ー 特攻隊員たちは、生き神様として特別な扱いを受けていた。それは何時特攻に出るか分からないからであるが、今作でも隊員が言っているが、可なり精神的にキツカッタらしい。それはそうだろう。夫々、愛する人が居るにも関わらず、気丈に振る舞う特攻隊員たちの姿。今作は、特攻隊員たちの夫々のキャラが立っているのも良かった。特に坊主頭の伊藤健太郎が演じた石丸の明るいキャラかな。ー
・ある日、彰が百合を、百合が一面に咲きほこる丘に誘うシーン。彼は、自身の故郷や妹の話をし、その後”こんな世の中ではなかったら、教師になりたかった。”と告げるシーン。
■特攻が決まった日、板倉が脱走する。彼を見つけた佐久間と百合。そして、他の特攻隊員たち。親子三代陸軍だった加藤は激怒するが板倉が、”恋人の16歳の女性が家族全員が亡くなり、彼女も寝たきりになって、自ら死を選んだ。俺は彼女を支えて生きたい。”と涙ながらに行った時に、誰も異を唱えず彼を逃がすシーンは沁みた。
・石丸に密かに恋心を寄せる千代の姿。
・特攻に出る彰、石丸、寺岡、加藤。寺岡は未だ会っていない赤子と妻の写真を、石丸は千代から貰った千代に似た人形を、彰は白い百合と共に大空へ飛び立っていくシーンも沁みる。そして、百合は気を失い、現代へ戻るのである。
<現代に戻った百合が、特攻記念館で見つけた彰の”百合へ”と書かれた封筒の中に在った手紙のシーンは、涙を堪えるのが難しい。
そこには、彼の百合に対し、愛する想いが、綺麗な字で綴られていたのである。
泣き崩れる百合。
だが、彼女は翌日から明るい顔で、母の為に“鶴”で習った鯵フライを入れたお弁当を作り、大学に行きたいと自らの意志を示し、進路表にも彰の夢であった、教師になる事を記すのである。
今作は、反戦映画でもあり、且つ稀有な経験をした女子高生の成長物語でもあるのである。>
◼️追記
普段はこのような事は書かないのであるが、【映画は自分の判断で、観るモノである。】今作品は私も含めた戦争を知らない世代に観て欲しいと思った作品である。現況下、世界各地で戦争が行われているが、特に今後の日本を背負って行く若い方々に観て欲しいと思ったのである。若い方々は私が知る限り、殆どの方々が戦争に対し否定的な考えを持っていると思っているが、今作品は戦争が再び日本で起こらない為に何をすべきかを、メッセージとして発信していると思ったからである。重ねて記すが、聡明で、今の政治に疑問を持っている若人に観て欲しいのです。今作品は決してお涙頂戴映画ではないと、原作者の女性の方の素晴らしいインタビューをたった今、読んだので、敢えて記します。
泣けた。
大号泣まではいかないけれど泣けた。
彰役が水上恒司くんで良かった。キャストが良かった。伊藤健太郎さん、出口夏希ちゃん、小野塚勇人さんも、斗亜くんも良かった。
原作がケータイ小説だからか、多少はありがちなお話で予想通りな気もしたが、全体的にいいお話だった。
出口夏希ちゃんが伊藤健太郎にお守りを渡すシーン、最後の日のお見送りのシーン、ラスト、泣けた。特攻隊がそれぞれ大切なものと一緒に飛び立つのが良かった。彰がユリ持ってるところ良かった。ラスト、特攻隊の遺影と手紙が飾ってあるところ、泣いたー。
福山さんの歌がとてもマッチしていて泣けた。
彰目線からの歌詞が良い。
エンドロールで歌詞ありの演出が良かった。
好きなんだ
君をまだ好きなまま
帰らぬ旅へ征かなきゃ
永遠の旅へ
しばらくは福山さんの想望を聴いて浸ります。
最高。
平均以上だけど
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