「団結力がもたらした最高の結果」憧れを超えた侍たち 世界一への記録 shinさんの映画レビュー(感想・評価)
団結力がもたらした最高の結果
結果を知っているのにハラハラしてしまう。メキシコ戦の村上最後の打席である。今回のWBCは出来過ぎだろう、というくらいドラマティックな準決勝、決勝だった。
重圧を感じていない選手など一人もいないはず。それでもあれだけ楽しそうにプレーする選手たち。このドキュメンタリーを見る前から、テレビ越しに伝わってきた。それはきっと栗山監督の選手を信頼する気持ちが選手全員に届いていたからだと思う。そう思わせてくれるシーンがいくつも見られた。
ベンチ内での選手同士の会話。ベンチ裏での選手の表情。練習中の選手の振る舞い。普段知ることの出来なかった場面から、選手たちのチームワークの良さが伺い知れる。
代表選考会議の緊張感から始まり、強化試合、本戦へと進んでいくこの映画。結果を知っていても、どの試合も手に汗握ってしまうのだけど、結果を知っているだけに、冗長にも感じてしまった。試合の中身はもう少し凝縮して、選手の心情に迫った映像やコメントがもっとあったら、ドキュメンタリーとしての価値も増していたのでは、と思う。
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みかずきさんのコメント
2023年12月19日
はじめまして
みかずきです
共感ありがとうございます。
本作、WBCの表と裏を捉えたドキュメンタリー作品です。あの感動を再びという側面はありますが、全編を通して観ると、栗山監督のきめ細やかな指示、選手間で頻繁に交わされるショートコミュニケーションによって、試合を追うごとにチームワークが強くなっていったことが良く分かります。
大谷翔平を代表とする個の力は素晴らしかったですが、それ以上に、強いチームワークが優勝の決め手になったと感じました。
ー以上ー