26時13分のレビュー・感想・評価
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舞台演劇ではなく映画なんだから
舞台演劇を見るようなつくりですが、客観的に見て部屋に集まった8人のうちの何人かはちょっと演技力不足と言わざるを得ないような気が・・・。一発勝負の舞台ではなく映画なんですから、もうちょっとなんとかならなかったのかと少し興ざめでした。残念。(アイドルタレントの演技より明らかに低いレベルと感じたので)
キム兄、野村真美さんは良い味出してます。よく知らずに観たのですが、75分ほどの長さで、何か普通の映画とは違う背景のある映画なのでしょうか?
個々わかりにくい点は多いが、短時間で仕上げた点は評価可能。
今年183本目(合計834本目/今月(2023年6月度)8本目)。
※ ヨコハマ・フットボール映画祭のオンライン試写会で「LFG -モノ言うチャンピオンたち-」(女子サッカーにおける男女同権思想の論点)を視聴しましたが、このサイトではまだ映画情報が登録されていないようなので飛ばします。字幕に気になる点はあるものの、4.8/5.0扱い。
さて、こちらの映画です。
80分ほどの短時間の映画で、それにひかれてさくっと見に行きたいなという方が一定数いるのではないかな…という映画です。
一方で、続き物でもなく突然映画のストーリーが始まる上に、映画上の「ルール」が明確ではなく、さらにこの映画の「脱落者」(というのが妥当かどうかわからないが、便宜上。パンフ等販売されていない)が誰だの何だの書き始めるとネタバレなのでそれらは省略します。
総じて、全員での会話のやり方が多く、「形式的には」対人ゲームに分類されうる人狼ゲームなどが想定されますが、あくまでも「参考になりうる」程度です。時間が短いという事情のほか、各登場人物の「隠れた背景事項」がかなり後になって「だからあなただ(あなたが選ばれた)」ということが明確に描写され(一応、ヒント描写は前半にはあるが…)、1度見ただけでは「会話量が多すぎて誰と誰がどういう関係にあって、誰がどのような背景を持つのか」という点を理解しがたく、それらを理解しようとするとタイムアップでエンディングロールが始まる…という特殊な映画です。
もうあと10分、20分長ければ…という趣旨の映画です(ただ、80分レベルでさくっと見たいという趣旨も理解はするので、大きな減点幅にはなりません)。
どうしても法律系資格持ちなので、気になった点は以下の通りです。
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(減点0.4/売買契約と婚姻「契約」との違い)
売買は明確に「契約」のカテゴリに入りますが(債権総論、各論)、婚姻は身分行為に入る行為で契約という観点がなじまず、「記念的に」結ぶことがある(紛争性がないので、行政書士が担当することもある模様。事実上、結婚したという事実を行政に届け出たという以上に「結婚した」ということを記念する意味合いのものが強く、紛争性があるものではない)もので、同じく「契約」という語を使っていても働く概念は違います(同時履行の抗弁権、解除権ほかは、婚姻(離婚)「契約」にはそもそも概念が存在しない)。
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未完成と言っていい脚本
これ戯曲だね。
ワンシチュエーションで集まった人たちが議論して何かを決める劇を書いてって言われたら、こんなような劇になると思うの。
それで、小さな会場で上演して、役者さんのコアなファンが集まるというのが普通じゃないかな。そういうの一杯あるし。
そういう一杯ある中で、できが良いかというと、そんなこともないのね。
「誰が生き残って、それは何故か」っていうところがグダグダだからね。
とにかく集まった人たちの事情を説明しようって頑張って、最後は投票で決めるのかと思うと「生き残っていた人が分かりました」になっちゃう。
途中で一人、地縛霊にやられるけど、その時点で「三途の川を超えられず永遠にさまよう」という縛りも消えてるしね。七人全員で死ぬ選択をしても良くなってる。
普通なら、映像化されないレベルの作品が、それでも映像化されてると、観ててちょっと面白いんだよね。そこが良かったな。
そして、岡田結実はどうしてこの作品に出ようと思ったのか。
やっぱり集まった役者さんの中では群を抜いて存在感があるの。さすが。なのに、どうして、この作品。
前作も《ウラギリ》っていう、脚本がどうなんだろうという感じの作品だったんだよね。
岡田結実サイドには、どんな事情があるのか。映画の内容より、そちらが気になったよ。
やたら採点が高いので見てみましたが...
やたら採点が高いので期待して見に行ったのですが、普通でした。。
全体的に舞台っぽかったですね。
全編で74分と短いのでサクッと鑑賞するには良いのではないでしょうか。
やはり映画は映画館で
コロナ禍が過ぎ、マスク義務も解けてようやく映画館に行って見た1発目の映画。
滑り出しは別にテレビの2時間ドラマでもいいんじゃないか?と思ったけどどんどん引き込まれた。言い方を選ばないのなら名の知れた”主役クラス”よりもそれを支えるキャストがまさにストーリーを支える。そこに名が知れたキャストが ”顔”をはさみ刺激を入れてくれる。
だから主役が引き立つのか?
でもあぁ~このまま”2時間ドラマ”ペースで終わるのかと持ったラストの”オチ”はなるほどと思わされた。限られた予算、時間の中ではその域は充分に越えていると思ったのはわたしだけかな?
最後に言わせて欲しいがやはり映画は映画館で。ネットで手軽に世界的に著名な作品も見られるが映画館で見る”映画”はそれに代わるものは無いと思われる。
生きる意味について
小さい時は親から他人に迷惑をかけることはダメだよと教えられ、今親になって子供達に同じことを言ってきました。
これまではそれだけは最低限守っていれば間違いはないと思ってきた。
しかし、そんな中で最近は知らない人に道を聞かれても答えてはダメな世界が広がりつつあって残念な気持ちになっている。
自分たちは何の為に、誰のために生きているのか見つけにくくなり、結局はお金をたくさん稼いで自分だけの世界で満足してしまう人が多いのではないだろうか。
しかし、突然自分の人生の通知表が他人との比較として見せられたとしたら…その時、自分の心は平安でいられるだろうか。
ゆっくり人生を見返しながら過ごせることが許されないこの時代に、この映画で一度立ち止まって自分の今、そしてこれからを考える良い機会になった。
老若男女、是非ともご鑑賞を。
生きることを考える
自分は死んだはずだった。
が、再び生きることができるかもしれないという。
ただし、同じく再び生きることができる可能性を持った人間が自分と同じように何人もいたら。
その中から、たった一人だけ生きることができると知ったら。
自分はどんな選択をするだろうか?
他の人はどんな人生を生きてきて、これからどう生きてきたいのだろうか?
家族や恋人、友達はいるのか?仕事やお金はどうか?病気なのか?
自分のこと、自分以外の人のことを生きることを視点に、あらためて考える。
そして、生きることを考える。
私ならどうするだろうか?
自分と自分以外の人の選択を尊重し、背負うことができるのか?
生きていることは当たり前ではないこと。
あらためて、本来、考えなくてはいけない生きることについて考える機会を貰えた。
舞台を見ているような一つの部屋で物語が進み、映画のメッセージ性を深めています。
岡田結実さんをはじめとする女優さん達の力強い演技にも惹き付けられました。
大事な人ともう一度一観たいと思います。
26時13分
様々な意見があると思いますが、一つの場所で繰り広げられるシーンはなんだか考えさせられるものがありました。ホラーとは言っても社会派の映画になっているため『生きるとは何か』という問題提起に素直に取り組もうと思いました。
誰も電話に出ん…。
バスの事故で死に生と死の狭間の世界に連れて来られた8人の男女が、生き返れる1人を話し合って決める話。
気がつくと霧の中の道の上。
彷徨って辿り着いた建物には自分を含めて8人の男女。
そこに現れた三途の川の案内人と名告る男から誤って1人多く連れて来られたので生き返る1人を話し会って決めるようにと言われて巻き起こるストーリー。
ほぼワンシチュエーションの会話劇で、時々入るモニター前の説明リアクション2人組含めて、小劇場の演劇を観ているかの様な感じ。
そもそもキャスティングの段階で誰が生き残るのか想像ついちゃうけど。
カバンの前に右腕のヤツを気にしろよ!に始まって、コテコテ過ぎて笑わしに行ってるのかよ!な歌にその彼女の事情に都合良く騒ぐ地縛霊。いやそもそも神様の遊びじゃなくて天界の役人の粗相だろうが!とツッコミどころ満載な中展開される自己アピールと馴れ合い議論で、映画よりもそういう能書きぶつけ合う舞台劇が好きな人にはオススメという感じかな。
折角なら、1人生き返れるのか6人死ねるのか…とか、生き返っても5対満足とは…とか、そんなことにも触れて貰いたかった。
エンドロール語の字幕いらんだろw
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