グランツーリスモのレビュー・感想・評価
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映像、ストーリー、音響、音楽、キャストの掛け算で得られる最高の疾走感
あらすじ、しかも実話ベースであることを聞いたときから期待をしていた作品。
その期待を簡単に超えていってくれる、本当に疾走感溢れる作品だった。
ゲームシーン、実際のレースシーンがシンクロする演出は若干のnerdさを感じるがそれがグランツーリスモという作品にマッチしており、とても気持ち良い。
ストーリー展開にも無駄がなく、とても良いテンポでストーリーが展開していく。
音響はエンジン音、タイヤの擦れる音、それに交わるゲームで使われているであろう効果音が入り混じる。
その音響に負けないくらい音楽もストーリーのキーポイントになっている。
あらゆる要素が全て高い数値で掛け算された、最高の疾走感を得ることが出来る作品だった。
レース版トップガンマーヴェリック
数千時間をレースのゲーム、グランツーリスモに費やした男が本物のレースに出ないか?と招待される。果たしてプロ達に勝てるのか??というあらすじ。
主人公は大学をやめるほどグランツーリスモが大好きで父親からはゲームに時間をかけるのは無駄だと言われプロレーサーたちは彼を見下す。だが主人公はゲームと言えど何千回とレースを走ってきたのでなぜか本物のレースでも感覚が掴めるんよ。でも上手くは行かず挫折しそうになるが諦めないで走り続ける。。。
おおまかなストーリーはトップガンマーヴェリックと似ていて面白かった。ちゃんと教官みたいな人が着いていて仲間たちも居てって感じでした。
また、撮り方が上手かった。IMAXで見たが本物のレースを生で見ているような感覚になりました。本家グランツーリスモぽく順位が見れたり走り抜けるカメラアングルはとても迫力を感じれました。
グランツーリスモやって無いし車なんて全然詳しくないけどそんな自分でも楽しめました!!
映像化の方向性が間違っているとしか思えない
ゲーマーがカーレーサーになる物語を描くのであれば、ゲームをプレイする時と本物の車を運転する時の最大の違いである「重力加速度(G)」や「振動」を、生々しく感じさせるような映像が必要だったのではないだろうか?
ところが、この映画では、実際のレースのシーンを、CGを多用して、まるでゲームのように描いており、映像化の方向性が「逆」であるとしか思えない。
せっかく「トップガン マーヴェリック」という良いお手本がありながら、観客に本物の「G」を感じさせることができなかったのは、極めて残念であるし、映画としても致命的であると言わざるを得ない。
スタイリッシュで迫力のあるレース・シーンは、それなりに見応えがあるし、それを否定するつもりはないのだが、この映画には、激しくブレる画面やGに顔を歪めるドライバーの表情など、「ライブ感覚」こそが必要だったと思えるのである。
ストーリーにしても、主人公と指導役との師弟の絆や、父親との親子の絆は比較的丹念に描かれているものの、その他のエピソードについては、要点をかい摘んで羅列しただけのように思えてならない。
良く言えば、軽快なテンポで話がサクサク進むのであるが、その一方で、まるで何かのダイジェスト版を見ているかのように物語が薄っぺらく感じられるのである。
例えば、GTアカデミーの決勝レースで最終的に主人公をチャンピオンにした経緯や、アカデミーの同僚たちとの友情、あるいは、事故での死亡者や遺族に対する謝罪や、ライバルである金持ちのドラ息子がレースに負けた後の様子など(この際、恋人とのイチャイチャはどうでもよい)を、もっと丁寧に描いていれば、この映画の全体的なイメージも変わったのではないだろうか?
わかりやすいエンタメ作品
事前知識を調べずに鑑賞しました。
王道スポコンのプロットにゲームとリンクした設定が見事にマッチしています。
葛藤->挑戦->成功->挫折->再起->勝利のようなわかりやすい章立てでストーリーは進行します。
序盤はうだつの上がらない人生と親との葛藤がテーマですが、中盤からチーフメカニックとのバディものみたいになっていき、途中で大きな失敗を味わうも再起して興奮と感動のフィナーレといったよくできたストーリーです。
レースシーンも多く実写映像もあって迫力満点なので、私のようなにわかモータースポーツファンとしてはとても楽しめました。
途中「グランツーリスモ要素どこ?」みたいなシーンもありますが、主人公がプロのレーサーとして覚醒していっているからまあそういうものなのかな?と思っておくことにしました。
本作のMVPはチーフメカニックのジャック・ソルターを演じたデヴィッド・ハーバーで決まりですね。
どこが影がある気難しいけど実は優しいオヤジといったキャラクターを見事に演じ切っています。
(まあ本作は表裏のあるキャラクターとかそういった小難しい設定がない映画ですが...)
難癖に近い気になった点はいくつかあるものの、細かいところなので気にならない人の方が多いでしょう。
(ソニー・コロンビア映画ならではのSONY製品コマーシャルか?ってぐらいの登場頻度や、劇中の時代設定がよくわからない点、あとテーマ設定からどうしようもないですがかなり男臭い映画ですね。)
モータースポーツをテーマにしたスポコンエンタメ映画として満点に近いクオリティです。
あまり中だるみすることなくテンポよく進行し、鉄板プロットのため途中で退屈さを感じることもなく最高潮の興奮で幕を閉じる映画でした。
ただあまりに分厚い鉄板プロットのためサプライズはなく、おもしろいなあといった感想に留まる映画でもあるため4/5点としました。
メッチャ胸熱で感動が多目のカーレースを題材にした洋画。 本年度ベスト!!!
予告編から面白そうな予感がしたけど、それを上回る満足感!!
過去に観た野村周平さん主演のゲーマーが実車レースのドライバーになる作品も面白かったけど、本作はそれを遥かに上回る作品だった!
カーレースのカテゴリの違いはあれ、洋画と邦画のレベルの違いを見せつけられた感じ(笑)
まず、プレステのグランツーリスモのゲーム作りの工程が凄い!
実車を3Dスキャナーで取り込んだり、実車のエンジン音を車種ごとに録音したり。
実際のレース場を計測してゲームに取り込んでいる事に驚く。
そして日産自動車がグランツーリスモのゲーマーを実際のカードライバーに育てることにも驚く。
実話ベースのストーリーとはいえ、日産自動車って凄いな!
ゲーマーのヤン。
ゲームに明け暮れる毎日で、親からも愛想を尽かされる中、日産からプロドライバーになるチャンスを与えられ奮闘して行くストーリー。
白いスカイラインGTRがカッコ良い!
車のボディのプレステのロゴにテンション上がる!
作品で流れる音楽がノリノリで最高なんだけど、レースシーンの映像がとても良い!
実車のレースのシーンからゲームの映像にトランスフォームする感じに引き込まれる!
レースカーのエンジン音が心地良い!
その音が車種の違いで異なっていて、あまり車に詳しくない自分でもテンションが上がる!
登場人物の人間関係も思った以上に熱かった!
ヤンと父の関係が良かった!
壊れかけた父との関係がレースによって変化して行く姿に泣ける。
ヤンがヘルメットに貼ったお守りのシールの意味を知り泣ける。
チーフエンジニアのジャック。
ヤンを信じる姿が熱い!
ウォークマンを見て涙が出るとは思ってもみなかった(笑)
レース中、自信を無くしかけたヤンを元気つける為に取ったジャックの行動も良かった!
エンドロールで実話の登場人物達が写される映像も良かった!
感動とスリルの涙が多目の作品で大満足な作品!!
久し振りにグランツーリスモをやりたくなるのは必至です( ´∀`)
夢を否定されたら、諦めずに証明をする
○IMAXやドルビーシネマ、スクリーンXで見るのがおすすめです。臨場感が違います。
○レースシーンは参加しているように、視界の狭さや雨のシーン、カーブシーンが迫力満点でした。
○小さい頃からレーサーに夢を見るやんが毎日プレーステーションのレースゲームをやっていた。イギリス日産のダニーがEモータースポーツのチャンピオンから本物のレーサーを育成すると考えている。やんにとっては転機であったが、やんを守るため父は反対であった。やんは諦めずに、ゲームで勝ち進み、やがてプロのレーサーに成長する話です。
○日本のゲーム技術は進んでおり、ゲームだけでも多くの人に夢を与えたが、プロゲーミングチームからレーサーに育成することがさらに多くの人に夢を与えた。
○東京で契約後に観光をするシーンが良かったです。
○いくらお金があっても、いいコーチにであった人には負けてしまいます。あるあるですが、厳しい訓練に耐え、一人前と認められた後は好きなようにやらせてくれるコーチがかっこいいですね。
○やんはレーサーになってからも葛藤は何度もあったが、ばかな夢は叶うと世界に証明しています。
久々に映画観ながらずっと泣いてた
世界に誇る、ソニーと日産
実話ベースのハリウッド映画なので日本は関係ないと思っていたのに、まるで邦画の様な展開にワクワク。主人公のヤンはゲームのグランツーリスモでヨーロッパNO1の実力者だった。そこへ日産の企画、GTアカデミーから声をかけられる。えっ、ゲーマーを実車のレーサーに育成する!?それも日産が!レースにはあまり興味が無いので、そんなの知らなかったわ。
最初、元サッカー選手の父親から反対される。そりゃそうだ、ゲームと実戦は全く違うはずだもんな。どんなにサッカーのゲームができても、実際にプレーできる訳ないわ。
しかし、ヤンはマジ天才だった。レーサーになれるんだもん、すげ〜!レーサーになって世界を巡り、悪戦苦闘。事故ったりして厳しいと思っていたら、ジワジワ成績アップ。最後のルマン24時間レースでは、まさかの展開。ヘェ〜、ゲーマーって凄いんだ。オリンピックにeスポーツが追加になるのも納得できるわ。
ストーリー的には少し軽めだけど、しっかりした起承転結とテンポの良さで、ずっとワクワクしながらあっという間の2時間越え。めっちゃ楽しかったです。
レースは自分との闘い!! プレイヤーがレーシングカーと一体化する作品
映像と音響、共にリアリティーと
臨場感がありました。
グランツーリスモと言う日本のドライビングゲームを初めて知ることができました。
ゲームに熱中していた青年のヤンが
本物のプロレーサーを育成する
GTアカデミーに参加して自分の限界に
チャレンジする姿は、不可能を可能にする!
無謀とも思えるレースは、没入感があり
カメラワークもコックピットの外側と
内側からの撮影、光の反射、微粒子まで
捉えていました。
地面の上から直ぐに見えるレーシングカーは
スピード感がありました。
日産、日本の優れた技術を世界に知らせる
機会になった作品でした。
レース途中の事故に遭遇して、悲しみに
打ちひしがれるヤン、師弟が互いを思い遣る
気持ち、ヤンの父親と母親が息子を思う
人間ドラマも描かれていました。
ゲームのチャンピオンはプロレーサーになれるか!?
生死を分けたカーレースに、興奮と快感を
味わえるストーリーでした。
ドリームカムトゥルー
超ド迫力のカーレースと熱いドラマで鳥肌立ちっぱなしの2時間15分!!
ゲームは一切しない私でも本作、メチャクチャ面白かった、万人に対してオススメできる傑作です
このゲームの存在は知ってましたが、生みの親が本作で平岳大さん演じる、本作エグゼクティブプロデュサーでもある山内一典さんというのを初めて知りましたし、この話自体が実話というのが感動的でした
そして何と言ってもカーレースシーンの映像がものすごい迫力、日産GT-R、ランボルギーニ・ウラカン、コルベットC8、フェラーリ 488等々の名だたる名車が300km超えで疾走するのをローアングルで捉え、時に上空から観客席を舐めるようにコースの爆走車に寄っていくダイナミックな映像がメチャクチャカッコよく、特にクライマックスのル・マンのシーン、近年でいうとジェームズ・マンゴールド監督の名作「フォードvsフェラーリ」でも描かれましたが、本作も負けず劣らずの迫力映像に圧倒されました、素晴らしかったです
さらに本作がいいなと思う所はストーリーラインもしっかり描かれているため、ただのカーレース映画ではない所
レースとドラマの展開が交互にバランスよく切り替わっていくところで、全く飽きさせず最初から最後まで一気に走り抜けるパワフルな仕上がりに大満足でした
そんな名作を生み出したのはニール・ブロムカンプ監督、「第9地区」「チャッピー」といった知る人ぞ知る名作SF映画で人気を誇る監督さんです
その人の最新作がこれ、というのがまた意外で観る前から興味津津でしたが、やはり裏切られることない傑作、お見事です
キャストもよかった
ゲーマーから本格レーサーを目指す熱い主人公ヤンを演じるアーチー・マデクウィさんがすごく良かったし、ヤン達を導く挫折を味わった元レーサーのデヴィッド・ハーバーさん演じるジャックがシブくてメチャクチャカッコよくて素敵でした
劇中、何度か出てくる東京や横浜もよく海外映画で見かける偽物でなく、本当にロケを行ったリアルジャパン、飲み屋街や日産自動車の本社など、こんな世界配給される一級のメジャー作品に魅力的な日本が映し出されるのもちょっと嬉しかったです
と、演出、ストーリー、映像、音楽、キャスト、全てが高水準で上手くまとまっていて、観た後、爽やかな感動に包まれる傑作がまた誕生しました
レースシーンは良かった
はたして、クルマってのはただの移動手段か?
すごく面白い
レースゲームのプレイヤーが現実のレーサーになる。苦労して権利を勝ち取ったのに、スタッフみんなに見下されているなどひどくアウェーだ。彼も彼できちんと頭をさげて挨拶している場面がなかったので、もしかしたら偉そうな態度をとっていたり心を閉ざしているか、コミュ障なのかもしれない。
日産やプレステ、グランツーリスモなど日本に対しての敬意がこれほどまでに詰まっている映画を見たことがない。没落国家であるせいかひどく誇らしくて涙が出そう。ただ、グランツーリスモは知ってはいたけど一度も遊んだことがない。この映画を最も楽しめるのはグランツーリスモをやり込んでいる人だろう。こんな素晴らしい映画を作ってもらえてうらやましい。
GTRがめちゃくちゃかっこよく描かれている。MTのないスポーツカーなんて、と思っていたのだけど、レースではMTが完全に時代遅れであることが示される。聞いてはいたけど、映像で見るとパドルシフトにはかなわない。
主人公は苦労してライセンスを勝ち取っていたのだけど、ル・マンで一緒に走る仲間はライセンスいらないのだろうか。どこかで取得したのだろうか。チームに一人いればいいのだろうか。
クライマックス、優勝じゃないのにめちゃくちゃスリリングで手に汗握る。素晴らしいな。
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