「勝手な偏見を捨てればリアルもゲームも変わらないという結論?」グランツーリスモ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
勝手な偏見を捨てればリアルもゲームも変わらないという結論?
シミュレーションゲームの精度が極めて高くないとあり得ない話かと思うが、パイロットが実際の訓練でフライトシミュレーターを使うということを考えれば、体力や体感の部分で慣れれば全然あり得る話なんだと思う。
本作は実話をベースにしつつ多くのフィクションも織り交ぜているが、挫折を乗り越えての栄光というベタな展開はシンプルに心を打つものがあり、年齢的なものかも知れないが、子供の夢をサポートすべきか、安定の職につかせるべきかなど父親の葛藤には強く共感するものがあった。
映像もCGと実写が綺麗に融合していた印象だが、車体がひっくり返る(いわゆるバックフリップ)したシーンだけは極端に完成度が低く見えたので勿体無い気がした。
モータースポーツは資金があるチームが勝つ典型的なマネーゲームだが、その分参入のハードルが高く危険も伴うので男のロマンを追い求めるに値する自分にとって憧れのスポーツだが、本作で夢を見させてもらい楽しく鑑賞することができた。
オーランド・ブルームがああ言った小物?っぽいというか中途半端な役をやるというのは隔世の感。
指導役のデビッド・ハーバー迫力のあるお顔wと思ったら、バイオレント・ナイトのサンタさん。
ウォークマン貰っても安易に泣かなかないところが逆によかった。
コメントする