駒田蒸留所へようこそのレビュー・感想・評価
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悪くはないが面白くもない
最初の30分かなり退屈しました。
お金払って入場したんだから頑張って見続けましたが、もしTV放送だとしたら冒頭15分でチャンネル変えてますね。
30分超えたあたりから少しずつ内容に入られるようになりつつありましたが、ん~~何というか?
見せ力が無さすぎ。
せっかくウイスキー製造工場の話なんだからウイスキーの出来るまでをしっかり解説しなきゃ!蒸留と醸造の違いとかちゃんと説明しようや。
物語ではウイスキーの原酒なるものを再現する事が話しの中核なのだか、その原酒ってなんや?どうやって作るんや?ちゃんと説明せな。
後半、社長家の家族の絆、妹思いの兄、家族思いの妹、子に託す父、許す母、には少々涙ぐんでしまいました。なのであまり酷評はしたくないのですが、やっぱ観せ方に足りないものが多い作品だと思いました。
結局、誰が主人公だったかいまいちハッキリしなかったのも良作とは言い切れない原因かもしれない。
監督の力量不足か?
すごい残念。
とは言えやっぱりこれだけウイスキー推し作品なので久々に飲みたくなってダルマ買って帰りました テヘ
作中のようなクラフトウイスキーではなく、大手の大量販品ですがね。
たまに呑むと、やっぱ美味しい。
呑みながらレビューです🥃
ひょっとして観た者がウイスキー買って帰ったら製作側の思うツボだったりして(笑)
良くも悪くもハイボールくらいの軽さ
年代物のウイスキーをいきなりハイボールで煽ったらもったいない、最初はロックで試したら良い・・・と以前、酒呑みの会社の先輩から教えてもらいました。
私は酒呑みじゃないですが、その教えを律儀に守り「マスター、ウイスキーをロックで!」と行き慣れないバーのカウンターで緊張して声を上擦らせオーダーしたら、なぜかハイボールが目の前に出された・・・みたいなアニメ映画でした。
シュワっと爽やかだし、まあ、飲んだらそれなりに美味いとは思うんですけど、期待したものじゃなかったかなあ(笑)。
たぶん扱う素材は良いんだろうけど、今風にオシャレにアレンジし、ごまかせる部分は省略したりして深みがまるで無くなってしまったイメージです。
日々のウイスキー作りを、いかにもゆとり世代の、礼儀のまるでなっていないガキ・・・じゃなくて若手記者(笑)に体験してもらってそれを記事にするという流れまではちょっと興味をそそりました。私自身、食品メーカー勤務してて工場でも働いた経験があったからです。もしや、口に入れるものを作り出す部分において共感するところあるかもなんてね。
しかし・・・床掃除だけ結局、脚本でもうやむやにしてるし(笑)。これじゃ観光客がガラス窓越しに遠くから眺める工場見学コースのほうがよっぽど臨場感あります。
「ようこそ」っていうからその点は期待してましたが残念ながら薄味で詳細度も皆無でした。重量物(酒樽)を棚に配置してるんだったら倉庫内はヘルメット着用は義務化せな、と安全管理基準にも疑問が残りました。これはたぶん職業病です(笑)。
女社長もブレンダーとしては能力あるのかもしれませんが脚本からは経営センスみたいなものは表現されてなくて、このままだとたぶんしばらくして経営危機を迎えます。製造高によるでしょうけど規模の割に人が多すぎるから、厳しいけどまずは人事的にリストラ断行せねば。夢がないこと言って申し訳ないです。
意地張らず最初から兄ちゃんの提案受けりゃいいじゃんとか思っていたクチなので、この作品では輝く未来を想像できませんでした。
早見沙織の声に癒やされた!
女社長の琉生と駒田蒸留所を取材する記者の光太郎をメインに…まぼろしのウイスキー独楽を復活させようと奮闘するドタバタ劇!琉生側の家族と光太郎が協力して、駒の復活劇は観ていて感慨深いものでした。
あと、琉生の声優…早見沙織の声にすごく癒やされました。
Dear my future
P.A.WORKSのお仕事アニメと聞いたら、アニメ映画ファンの自分はまんまと釣り上げられました。喜んで初日に鑑賞です。入場特典はステッカーでした。
思っていた通り大好きなお仕事アニメ映画でした。
ウイスキーを製造するためのブレンドをメインに据えるという中々に題材は渋いですが、そこは流石P.A.WORKS、アニメならではの進め方で、ワイン造りの細かさだったりを分かりやすく説明してくれますし、1人の青年の仕事への情熱を燃やすきっかけ作りにもなっていましたし、現代でのコラムでの文章ミスから起きる炎上も扱っていたので、全体的に緊張感の蔓延るお仕事アニメに仕上がっていました。
ワイン造りの記事を書く事になった高橋、最初は全然乗り気でなく、周りにも迷惑をかけてばかり。しかし、会社の人々の情熱に感化されて自分を見直していき、琉生は"独楽"の復活のために様々な準備をしているが…といった感じのあらすじです。
琉生は本当に優しい人、思うところはあっても声には出さず、とにかく自分の事、会社の事を思って行動している様子が強く描かれます。基本的には感情を表に出すタイプではないですが、高橋の苦言に対してはこれでもかってくらい感情を露わにして怒っていたのはとても印象的でした。
河端さんは真面目で厳しい人、当たりは強いですが、その分仕事熱心、アドバイスも怠らない、良い上司ポジションだよなと思いました。
高橋はどの仕事も長続きせず、仕事にも意欲を見出せないかなりダメな人。最初の取材では誤って違う取材先の事を質問してしまったり、覇気のない返事ばかりしていたり、琉生に対して心無い言葉を投げかけたりなどなど、中盤までは救いようのないダメ人間でした。
しかし、琉生が家族の想いを汲み取って駒田蒸留所を引き継いだ事、"独楽"を復活させるために日々邁進している事、夜遅くまでブレンドをしているなどなど、仕事熱心な彼女の姿に感銘を受け、心を入れ替えたように仕事にのめり込んでいく様子は観ていてとても良いなと思えるシーンでした。
しかし順調には進ませてくれないのがこの作品で、高橋の書いた記事の直したはずだった部分がそのまま投稿されてしまっており、圭が務める会社への批判的な文面になってしまうというのはもうなんとも皮肉にしか思えませんでした。
ただ上司と謝りに行った際、圭が現れて連載を読んでくれており、琉生がしっかりとウイスキーに対して向き合っている事に喜んでいるというのは兄妹愛が伝わってきました。
順調にワイン造りが進んでいる最中、漏電が原因で火事が起きてしまい、"独楽"の原液と"わかば"の原液の一部が焼失してしまうという、やはり一筋縄ではいかない物語が展開されていきます。
このタイミングで兄からの買収の話に応じようとしますが、それでもやはり"独楽"復活を諦めきれない社員たちが声を上げ、再び"独楽"造りに勤しむ様子は朝焼けも相まって熱いシーンになっていました。
クラファンと同じ定義で、記事を書いてさまざまな原液を募るという行動も、高橋が成長したなというのが感じられるシーンでした。
そこから会社総出、兄もやってきて"独楽"の再現に勤しむ琉生たち、足りなかったパーツに母親を加えて、見えなかった文字だったり、母の笑顔だったりであの時代の"独楽"を再現できるところまできたんだな、嬉しいだろうなというのがヒシヒシと伝わってきました。
"独楽"完成直前の駒田蒸留所に昇進した高橋と昔の高橋のようにだらしない部下が訪れる様子が描かれ、その後も交流は続いており、それぞれの仕事に励んでいる様子が描かれて物語は締まります。
声優陣はもう皆様方本職。どのシーンも安定して聞いてられます。早見さんの声の癒し効果は今作でも炸裂していました。あの声でめちゃくちゃ怒られると、否が応でも反省せざるを得ないよなと思いました。
扱うテーマはかなり難しいものですが、ウイスキー造りに命をかける人たちと、それを伝えるために奔走するライターの話として見ると、静かに、だが情熱は確かに伝わってきてとても面白かったです。上映時間も91分でとても観やすいのでオススメな1本です。ぜひ劇場でご覧ください。
鑑賞日 11/10
鑑賞時間 11:20〜13:00
座席 J-4
個人的には気に入った、正に酒によろしく好みが出る
良縁が人を繋ぎ、人を育むのだなと得心
『癖が強い原酒』と主人公を重ね、出会いの糸が無限の回転、KOMAを作る
テーマ性やシナリオの繋ぎ方などはかなり良いかと思います
ただ、凄く人を選ぶ作品だなとも思いました
正にウイスキーもですが、スモーキーフレーバーが強い酒やらが好きな人もいれば、白州や山崎が大好きな人が居るように、ですね
良作でした
まずまず
仕事に面白さを見出すには仕事の中身をしっかり知ること。仕事の成果を評価されること。
は良いとして、シナリオがよく出来すぎてる分、まぁ、そういう展開になるわな、と。
布石を分かりやすく撒いている分、予告編の内容とあわせてみると、あれがあーなって、あーなるよなーって感じてしまう。
とはいえ、よく出来ていたと思います。
ウイスキーをもっと知りたくなった
P.A.Worksの作品が好きなので以前から観るのを楽しみにしていた。
本当は★3.8にしたいけど、★4ほどではないからちょっと低い気もするけど3.5にした。
P.A.Worksの最近の作画(パリピ孔明、アキバ冥途、Buddy Daddiesなど)はもっと綺麗で華やかな印象だったが、今回はシンプル目のタッチだった。たぶん映画館というデカいスクリーンで見たからだも思うが、細かいところの作画がちょっと荒い感じが目立ってしまったのかも。内容は良かったし、ウイスキー飲みてーっ!って思わしてくれたが、90分に収めるにはちょっと難しかった気がした。もうちょっと深掘りしてみて1クール10話くらいのTVアニメにしてみても良かったのちゃうかなぁって思った。
仕事に限らず自分のやらなければいけないことにマジメにやってみて、本気で取り組むことができるか、好きになれるのかを確かめてみることって、大事なことで、主人公たちのように自分もそんなふうに努力して仕事や勉学に心の底から積極的に楽しめるようにならないといけないなと思わせてくれた。
次回のP.A.Worksの作品楽しみです。
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