アスファルト・シティのレビュー・感想・評価
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過剰演出に感じてしまい、過酷な現場が逆に作り物に感じて少し減点
ホンモノEMS協力の見返り?としても実際にあるのだろうが過酷現場とその奮闘を見せすぎで現実味が逆に遠のく(日本人だから?)とは言えこのような現場の苦労を知らない私たちには頭が下がる
冒頭の“もって2週間だな”がラット自殺の伏線なのかな?ラストのクロムが救助女性との対面は絶対に医者になっていたと思わせて(制服を見せないし😆)実はEMSとして頑張るくだりなどは気に入りました
ただクロムの背景や周辺描写は少し分かりにくい、母親の死と恋人とのsex、シェアハウスの環境→タコ部屋的描写や歌がうるさいと合わせて伏線としてはあまりピンと来なかった
この作品の味は不良?EMSの兄ちゃん、気に入りました😅
報われないお仕事
エンドロール最後に出てくる言葉がこの映画が言いたかった全てであり、映像自体は延々と具体的な活動を見せているだけなので、ハーレムの救急救命士の実情はわかるものの、物語としての面白みはそれ程ではない。
救護対象者も社会の底辺にいるような生きている価値がない連中(ごめんなさい)ばかりとかなり偏った見せ方をしてはいるが、救命士それぞれが抱えているであろう葛藤、不安、不満、精神的苦痛などを彼らなりの手段で消化しようとしており、いつバランスが崩れてもおかしくない状況下にあるという事はしっかりと伝わる。
本作は救命士自体も模範的に描かれている訳ではなく、ある意味リアルではあるが、映画化の目的を考えるとなかなかのチャレンジだと感心してしまう。
ショーン・ペンは個人的にはそれ程好きな役者ではなく出演映画はあまり観ないのだが、今こんな感じになっているのかと情報をアップグレード。
米国の救急救命士は医療行為もするし、火災現場にも突っ込んで行くしで、鈴木亮平と同じことしており、救急車が普段から消防署に待機しておらずに街中を流してるというのには驚いた。
本物のタイソン!
英雄の仕事
ニューヨークはハーレムの救急救命隊員の話。
銃撃事件の現場に駆けつけたテンパる新人と、彼を引っ張るベテランに始まって、様々な現場へ急行し、様々な患者たちと向き合うEMSの姿をみせていく。
医学部を目指すピヨピヨなクロスを軸に、本当にEMSを呼ぶ必要があるの?や、本当に助けたいと思っているのか?な患者やその身内の自己中っぷりをみせたり、時に理不尽な扱いを受けるEMSの様子をみせたり…似たようなものもあるけれど、エピソードを重ねてみせていくつくりで、一つ一つのエピソードはネチネチ引っ張らないから案外クドさは感じない。
そしてそんなキレイなものばかりではない中で、感じたり経験したりするものから精神的に成長するHERO BOYということでとても良かった。
長いエンディングのラストで出たテロップもなかなか衝撃的だった。
重い気持ちになるけど、 途中でやめないで、 エンドロールの最後の最...
重い気持ちになるけど、
途中でやめないで、
エンドロールの最後の最後まで見て欲しい
4と迷ったけど、感謝と応援の気持ちを加えて4.5
それにしても、
ショーンペンが制作に関わるドラマ系の作品って、
粒揃いな気がする
生命のある一瞬の選択
アスファルト・シティ
現実を診るのではなく、生命だけに集中したいが、民族、貧困、宗教、暴力、老害、傷害、数限りないリスクとパニックが救急救命隊に、被災者だけでなく、友人、知人、支援者、利害関係者などありとあらゆるものが横槍を入れてくる。
こんな騒乱の中で、夜勤の救急救命活動をすれば、効率化、合理性、道理と言うものが自動的に育んでくる救急現場。
個人的な職業的倫理観や世界観だろうか⁈
実に危険な選択を先達が選んで行く…
然もありなんだけど…
社会正義で、人を裁くのではなく、
愚直に生命を守り、人命を救けることが必要なんだろうが…
その前に、自分が壊れてしまう。
そんな世界が救急救命隊達の成れの果て、それは殉職ではなく自殺が多いことが物語っている。
それにしても、ニューヨーク・ハーレム街は汚くてオドロシイ環境だわ…
最近の大阪難波界隈がそんな感じだなぁ
ドキュメンタリータッチ以上に生々しくて、ある意味ホラーよりも怖かった。
久し振りに良い社会派の作品を観た。
( ・∇・)
アスファルト・シティ
「ミスティック・リバー」などのオスカー俳優ショーン・ペンと「レディ・プレイヤー1」のタイ・シェリダンが主演を務め、ニューヨーク・ハーレムの救急医療現場の知られざるリアルに迫ったスリラー映画。
犯罪と暴力が横行する混沌の街ハーレム。
医学部入学を目指し勉学に励むクロスは、その一方で新人救急救命隊員として働きはじめる。
腕利きのベテラン隊員ラットとバディを組んだ彼は厳しい実地指導を受けるが、様々な犯罪や薬物中毒、移民やホームレスの終わりなき問題に直面し、自分の無力さに打ちのめされてしまう。
そんな中、自宅で早産した女性からの要請で出動するが、新生児への処置をめぐり、クロスとラットの人生は大きく狂いはじめる。
ベテラン隊員ラットをペン、新人隊員クロスをシェリダンが演じ、「ファンタスティック・ビースト」シリーズのキャサリン・ウォーターストン、「ラストデイズ」のマイケル・ピット、元プロボクサーのマイク・タイソンが共演。ジャン=ステファーヌ・ソベール監督が、元救急救命士の経験を持つ作家シャノン・バークによる実話に基づく小説を映画化。
過酷な救急医療現場で繰り広げられる生と死の極限のやり取りを描き出した。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
アスファルト・シティ
Asphalt City
2023/アメリカ・イギリス合作
『救命士』と『バックドラフト』
監督の前作は未鑑賞ながらそんな輩ばかりが登場するのは気のせいか?
魅力を感じられないヒロインは何処からか現れて必要以上に濡れ場が過剰にも不必要に思えて引くタイミングは理解しながら薄情で潔く、これぞ子を持つ母親としての女性の強さか!?
マイケル・ピットに気付くまでに少々の時間が、徹底的に嫌な奴ながらも人間味が溢れているキャラを演じていたような。
この間はタクシー運転手で下ネタ連発?から救急車に乗り換えたショーン・ペンは期待を裏切らない渋い存在感で安心しました。
スコセッシの『救命士』でニコラス・ケイジでは無くショーン・ペンを主演にと思っていた願望が叶ったような気もする、関係無いけれど!?
タイ・シェリダンは『カード・カウンター』も良かった、そう『MUD』で注目してから何十年?
目指せ、追い抜け、バリー・コーガン、関係無いけれど!!?
今年はショーン・ペンの映画を三本も観られる最高の年、しかも〆は極上なポール・トーマス・アンダーソンで間違い無し!!!
しかし『ドライヴ』でライアン・ゴズリングが着ていた蠍の上着以来に気になってしまったタイ・シェリダンのデカい翼が刺繍された上着、正しく着る人を選ぶ服だなぁ!?
ピポピポ救急車
暗い、暗い、とにかく暗い。内容も映像も暗い。ともすれば感動押売りになる救急救命モノも、助けられる側によってはこうも救いのない話となるのか。報われない過酷な業務のなか、心が病んでいく救急救命士たちのお話。エンドクレジットの「隊員の自殺者は殉職者より多い」の説明はやりきれない。
ベテランと新人という定番のバディもので、先輩のショーン・ペンが苦労を皺に刻み込んできたという風貌でいい味出してます。ボス役でマイク・タイソンが出演しているので要チェック。あと、犬好きのヒトには要注意シーンあり。
本作映像に予告編ナレーターの山路“ステイサム”和弘氏が歌う「ピポピポ救急車」を被せたコラボ映像(キノフィルムズ公式がYoutubeに上げてる)は作品鑑賞後に見るとなかなかにシュールです。
ジメッとした梅雨空に爽やかな一本!
救急隊員の心労
過酷な救急救命士
医療システムの崩壊が招いたものとは
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