「命の決断」アスファルト・シティ Yumさんの映画レビュー(感想・評価)
命の決断
ニューヨーク、ハーレムで救急救命隊員として働く新人のクロスとベテラン隊員のラットを軸にリアルな医療現場を描いた作品です。
揺れの多いカメラワークで現場の騒々しさや混沌とした雰囲気、そしてクロスのメンタルが崩壊していく様がリアルに表現されていました。
9.11以降セラピストが付いたという会話があったけれど、とにかく過酷な現場が多い。助けているのに罵声を浴び、人種も様々で話もまともに通じない相手の対応。ありがとうと言ってくれる人もいるので救われるのかもしれませんがメンタルヘルスケアが本当に大事になってくる仕事だなと…
エンドロールのメッセージがとてもショッキングで、分かりやすい成長物語のようなドラマにせず次々と起こる現実を描き切ったのも、それはそれで良かったと思いました。
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かばこさんのコメント
2025年6月29日
コメントありがとうございます。
意図するところは分かるのですが、それならドキュメンタリーのほうがはるかに伝わりやすかったのでは、と思ってしまいます。
ドキュメンタリーだって、関係者の事情をさらっと語るくらいはするし、心情を聞くことも挟めていることが多いですから。
映画として、作ることを考えてもらえたらよかったのに、と思ってしまいました。。
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