「ターンテーブルは電源が入らなくてもOK」死霊のはらわた ライジング kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ターンテーブルは電源が入らなくてもOK
今はアナログレコードさえ知らない人が多いが、レコードが見直されているという現象もある。もしやこの映画もその傾向に乗っかっているのだろうか、かなり重要なポイントになっていた。スクラッチは専用のターンテーブルを使いましょう。
サム・ライミ、ブルース・キャンベルの名前が製作総指揮にクレジットされていることから、本家の正当な続編にはなるんだろうけど、無駄なシーンやコミカルなシーンは一切ない。むしろ、数々のスプラッターホラーの残虐シーンをオマージュしたりして、個性的なホラー作品じゃなくなってる。隣人のおっさんがキレてくれたら面白かったのに。
舞台設定でも冒頭には湖に旅行にきた若者たちは出てくるものの、メインはロサンゼルスの老朽化したマンション(ロケ地はニュージーランド?)。バンドのスタッフをやっているベスが姉エリー家族を訪れたところから始まる。真っ先にエリーが悪魔に取り憑かれ、エリーの子、ブリジット、ダニエル、キャシーがベスとともに奮闘する物語。目を休める暇もないくらい絶叫シーンの連続だけは評価できるけど、ドロドロしまくっていて逆につまらなくなってもいる。
ベスが誰の子か知らないけど妊娠していたという設定も活かされてないかな・・・次回作に期待するしかない。
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