「間違いなく集大成」ゆとりですがなにか インターナショナル しょたごんさんの映画レビュー(感想・評価)
間違いなく集大成
「野心も競争意識も協調性もない」と揶揄されてきた「ゆとり世代」の男たちも30代半ばに差しかかり、それぞれ人生の岐路に立たされていた。
夫婦仲も家業の酒屋もうまくいかない坂間正和、いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊、中国での事業に失敗して帰国したフリーターの道上まりぶ。
働き方改革、テレワーク、多様性、グローバル化など新しい時代の波が押し寄せる中、ゆとりのない日々を過ごしながらも懸命に生きる彼らだったが……(解説より)
当方、ドラマリアタイ層。
恐らくドラマ版未視聴者にはやや前知識がないとわかりづらいかもしれないが、それでも十分楽しめるはず。そして作品の完成度が高い。
昨今のさまざまな社会問題に対して、おもしろおかしく(決してバカにしているという意味合いではなく)踏み込んでいる。
どういった問題にも「解」はなく、「こういった考え方もあるよね」というスタンスであるのも好ましい。
「ゆとり世代」という簡単な言葉でまとめることはできない。
最初から最後までさかまっちはさかまっちらしく、ヤマジはヤマジのままで、まりぶも結局まりぶだった。
そして木南さんの演技のうまさよ、、あの胡散臭い感じをよくここまで表現できますな、、、
続編は作れなくもないであろうが、なんとなくそれぞれの将来を想像で楽しめるような、この辺で終わりにしておくのがよいかも。
よかった!!!
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