「いやあ面白かった!」ゆとりですがなにか インターナショナル marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
いやあ面白かった!
タイトル通り実に面白かったです。ドタバタのアップテンポなコメディなのにちょっと沁みるところもあってよかったです。『新解釈・三國志』では笑えなかたのに、何故なんでしょうか?
主人公や周りの役者さんたちの真剣な演技のせいでしょうか?『新解釈〜』の役者さんたちが真剣じゃなかったとは決して思いませんが‥監督・脚本の好みが『合う』『合わない』なんでしょうか?
バブル世代から見ると何世代でも大差ありませんが『Z』よりは『ゆとり』の方が若干扱いやすいかも。いつの時代も「今時の若いもんは」っていい続けられ歴史は進んで来たと思います。自分と違う感性を素直に受け止められないのかもしれませんね、反省反省。
主役たちの男どもを食ってしまった感のある、安藤サクラさんと木南晴夏さん(チェッ、死ね!)最高です。
岡田将生さんも『ドライブマイカー』の役とは全く真逆なコメディアンぶり。
またこちらも『新聞記者』や色々なシリアス作品を演じた人とは信じられない松坂桃李さん。
そしてカンヌ最年少受賞俳優、あの役所広司さんに「やっと柳楽くんに追いつけた」と言わせた柳楽優弥さん、怪しさ抜群で笑っちゃいます。
そして忘れちゃいけないのが仲野大賀さん、こちらも主役および彼らを食ってしまった女性陣をさらに食っていましたね。『愛という名のもとに』のチョロ(お父さん:中野英雄さん、一世風靡セピア、ソイやソイや!懐かしいなあ)も草葉の陰で喜んでいらっしゃることでしょう。(まだまだお元気ですよ!)
メキメキと存在感を増している若手俳優さんたちに拍手を贈りたいです。
『ゆとり』という言葉が生まれてからの時の流れの中、色々な社会問題をふんだんに散りばめ(散りばめ過ぎ感は否めませんが)ドラマ未見でも十分楽しめる作品になっていました。ドラマを観た方はより楽しめる小ネタ満載で『コンフィデンスマンJP』みたいです。かく言う自分も観てない口なのでドラマ改めて観たいと思いました。
色々とツッコミどころはありますが気持ちをリラックスして腹から笑える楽しい映画でした。ありがとう!